恋愛心理学

好意を持たれると気持ち悪いのは、女として見られるのが嫌だから

男性に好かれたり、好意を持たれると気持ち悪いと思ってしまう。
飲み会とか婚活とか、出会いの機会があっても、好意を持たれてるとわかると気持ち悪く感じてしまって、冷たくしたり、わざと嫌われるような態度をとってしまう。
一方で、好きな男性とはうまくいかない……。

どうしてこういうことが起こるのか。
それは、女として見られるのが嫌。
つまりは、自分の女性性やセクシャリティをどこか嫌っている部分があるということかもしれません。

好意を持たれるのが気持ち悪いのは、女であることを感じるのが嫌だから

男性に好かれると気持ち悪いというご相談をよくいただきます。

「合コンに来たり婚活サイトに登録したりしてるってことは、異性としてこっちを見てるってこと。異性として見られている感が嫌なんです」

「私のことをいいと思う、その時点でそんな男は気持ち悪いと思ってしまうんです」

「お互いに異性を意識しない友達としてならいいんだけど、異性として意識されると、その相手は遠ざけちゃう」

そんな話をよく伺います。

実はこれ、文字通りのことが心の中でも起こっているんです。

異性として意識されたくない。
女として、見られるのが嫌。

男性に好意を持たれているなと感じたとき、
女であることを、おのずと意識することになります。

すると「やめてほしい」とか「気持ち悪い」という感覚が出てくるんですね。

普通に話しているときは平気だったのに、相手が自分に好意を持っていると感じた瞬間

うわ、いやかも。
近寄らないでほしい。

と思ってしまう。

だとしたら……。
女であることに抵抗があるのかもしれません。

セクシャリティ、大人の女としての部分に抵抗があるのかもしれないんですね。

お母さんを嫌っているところは、ありませんか?

セクシャリティや大人の女としての自分をを遠ざけてしまうのは、
いろいろな要因があるのですが、背景には
お母さんとの関係が大きく影響していることが多いんです。

例えば……

子どものころ、お母さんがヒステリックによく怒っていた。
あんなふうになるのは嫌。

お母さんが愛情という名で娘の私を抱え込み、それがしんどかった。
母性が気持ち悪くて仕方がない。

お母さんが清廉潔白みたいな人で、性的なものを嫌っていた。
娘の私がちょっとでも色気づくと、それをとても嫌がった。
etc…

お母さんの中に「ここがいや」「ここが許せない」「あれはだめでしょ」と思っている要素があると、

「私はそれを持つまい」

と思うようになります。

また、お母さんが性的なものを否定していると、子どもは性的なことに興味を持ったりすることを、よくないことと感じるようになります。

お母さんとの関係が、取り立てて悪いわけじゃないけれど。
どこか重たかったり、お母さんの生き方は違うと感じていたり、お母さんのああいう部分は嫌だと思っていたり……ということはありませんか。

お母さんのどこかに×印をつけるということは
大人の女に×印をつけることでもあるんです。

母親は、一番身近な大人の女性のモデル

子どもにとって、母親は一番身近な大人の女です。


母に×印をつけていると、自分の中の大人の女、女性性にも×印がついてしまうんですね。

頭では、母親と大人の女は別物と思っていたとしても、潜在意識や無意識では別物にはならないんです(残念ながら……)。

お母さんの何かを嫌っている分だけ、自分の中にある要素も嫌ってしまう
ということが起こってしまうんです

自分の中の自己嫌悪が、なかなか外れないと思っていたら……
お母さんのことを嫌っているとこがあったからだ。

そんなこともあるんです。

お母さんの全部を否定しているわけじゃないんです。
お母さんの一部分を嫌っている。
それだけなのに、自分の中に嫌悪する要素を抱え込んでしまったりするのです。

「だからだったんだ。自分のことをいいものと思えなかったのは……」

そんなことも、あるんです。

そのため、母親につけた×印をはずしていくことは

自分のセクシャリティを受け入れていく
自分の魅力を受け入れていく

ひとつのカギになります。

心の中で、お母さんに×印をつけていること、ありませんか?

まずは「それを手放したい」って思ってみてほしいんです。

これまで考えたくなかったものかもしれないけれど。
手放したいって思ってみることから、何かが動き始めます。
このことについて、誰かに話してみようか。
例えばそう思えただけで、大きな一歩なんです。

お母さんを一人にさせられない気持ちは、ありませんか

お母さんを一人にさせるわけにはいかない、と思っていませんか?

お母さんとの間に癒着があると、
親から離れてはいけないという思いから、
大人になることを止めてしまうこともあります。

お母さんが一人で生きていけない感じの人だった。
私が大人になって、お母さんのもとを離れるわけにはいかない。

お父さんとお母さんの仲が悪い。だけど二人が別れてしまったら、お父さんもお母さんも生きていけない。ずっと自分が両親の間にいなければ(子どものままでいなければ)。

お母さんを一人にさせられない、お母さんのそばにいてあげなきゃいけない。
そんな思いから、子どものままでいなきゃいけないと思い、大人の女になることを止めてしまうのです。
大人の女になっちゃいけないと、無意識的に止めてしまうのです。

とてもやさしい娘なんですよね。
もう十分、お母さんのことをこれまでもいっぱい助けてきたはず。

これだけやさしい子なのだから、お母さんはあなたの存在がいてくれただけで、たくさん救われてきたはずなんですね。
自分がやってきたこと、お母さんを助けてきたことはいっぱいあるのだということ。
それと同時に、自分の幸せを願ってくれている人たちの思いも感じてみるといいんです。

自分が幸せになる許可を出そう

ちょっと考えてみてほしいんです。
お母さんはあなたに、どうなってほしいと願っているのでしょうか。

きっと「幸せになってほしい」と願っているのではないでしょうか。

「私は幸せになっていい」
そんな許可を自分自身に出してあげてほしいんですね。

お母さんとの関係について、いろいろと考えたし、取り組んできた。
そんな方も少なくないでしょう。
お母さんの存在は、子どもにとってとても大きいものです。
そのため、いろいろな場面で、お母さんとの関係をひもとく必要が出てきたりするんですね。

また、ほかのことが原因で、性的な嫌悪感を持つようになってしまう場合ももちろんあります。
その場合も、女性であることを嫌だと感じざるを得なくなったことを癒していくことで、自分の女性性を受け入れていけるようになっていくんですね。

男性に好かれると気持ち悪い、ということが教えてくれているのは
大人の女の魅力を解放して、幸せになっていい時期ですよ
ということなのかもしれません。

お母さんとの関係を見つめ直しながら、大人の女の自分を受け入れて
幸せなパートナーシップを手にしていきませんか。

あなたのお話を伺わせてくださいね。

お母さんとの間にあった何かが溶けていったとき
もしかしたらあなたの中の眠っていた宝物が目覚め始めるかもしれません。

あなたの中にあるたくさんの美しさを、一緒に開いていきませんか?

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中村陽子/心理カウンセラー
中村陽子/心理カウンセラー
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