恋愛心理学

恋愛したことがないのは、子どもの頃の性的トラウマがあったから

中村陽子/心理カウンセラー

恋愛をしたことがない。
異性とお付き合いをしたことがない。
異性に好意を持たれると、気持ち悪くなってしまう。
異性に寄って来られることを、避けているところがある――。

こんな違和感を日ごろ感じているなら、女であること(女性としてのセクシャリティ)を抑圧しているのかもしれません。

どうしてそうなったのかをひも解いていくと、
子どもの頃の性的に嫌だった体験(性的トラウマ)の話が
浮かび上がってくることもあるんですね。
今回はそのお話です。

自分だけ恋愛できない。だけど異性が気持ち悪い

20代後半ぐらいからお見合いパーティに行ったり、マッチングサイトもやってみたりしたけど。
なかなか好きになれない。

みんなはふつうに恋愛したり結婚したりしてるのに。
どうして自分は恋愛さえできないんだろう……。

そんなお話を伺うことがよくあります。

異性に好意を持たれたときに気持ち悪さを感じると、どうしても異性との距離を近づけることができないので、なかなか恋愛に発展しないものです。

好意を向けられると気持ち悪く感じてしまうこともあり、いいなと思う相手は片思いばかり……。

好きな人に振り向かれたり、異性に好意を持たれたりして、気持ち悪くなる時。
何が起こっているかと言うと。

自分が女であることを気持ち悪く感じている、ということなんです。

なにそれ?って思いますよね。

異性に好意を持たれてると感じるとき、
「女として見られている」と感じます。

すると、女としての自分を意識することになります。
「女としての自分」を感じたときに、気持ち悪さを感じているということなんです。

「女として見てくるの、やめてほしい」という声もよく聞くのですが
これも「女としての自分を意識するのが嫌」ということなんですよね。

「女である自分」とは、大人の女性としての自分です。
セクシャリティ、なんて言い方もします。

セクシャリティが自分の中にあるんだけれど
セクシャリティをいいものと思えなかったり
子どものままでいなくてはという気持ちから
自分の中のセクシャリティに蓋をしていたりすると、異性から「性的に女である」と見られていると感じると、気持ち悪さを感じてしまうんですね。

付き合う前のデートで感じることもあれば、そもそも男性を近づけたくないと感じることもあります。

セクシャリティとは、いきいきした自分らしさのエネルギー

セクシャリティは、狭い意味では性的魅力ですが、
生命力、自分らしさでもあるんですね。

人間も生き物ですよね。
命をつないでいくためには、惹かれ合うことが必要で、
そのために、いきいきとした自分らしいエネルギーを放って、
相手を惹きつけることは生き物として自然なことなんですね。

だから、相手を惹きつけるという意味では、性的なエネルギーであり
もっと広い意味にとると、生命力そのものということになるんですね。

けれど、セクシャリティのエネルギーを「よくないもの」と感じてしまったり、出すわけにはいかないと抑圧してしまったりすることがあるんです。

もともとセクシャリティが豊かな人ほど、自分を強く封印することがあります。

すると
「自分だけ、なかなか恋愛できない」
「そもそも恋愛のにおいがしない」
「婚活しても、ぜんぜんいいと思えない」
「好きな人には、なかなか振り向いてもらえない」
「彼ができても、性的な関係にすすめない」
となってしまうことがあるんですね。

実は、恋愛や婚活の場面で悩みが出てくるだけでなく
「何が楽しいかわからない」
「充実感や満足感を得られない」
「自分らしさがわからない」
「自分を否定している感じがある」
という感覚にもつながっていることが少なくないんです。

自分の大事なエネルギーを抑え込まなきゃいけなくなっている。
自分らしさを出してはいけないと、二重三重にフタをしている。

そのため、生きづらさを感じていることも少なくありません。
自分らしいエネルギーは、いきいきと自然に発して循環させることが生き物としては心地いい状態なわけですが、それを「抑え込まねば」となっているのだから、生きづらさを感じてもおかしくないわけです。

さらに、セクシャリティを抑え込むときに「自己嫌悪」を使って抑え込みます。
(不思議なんですけど)

なので、セクシャリティを抑え込んでいるがゆえに「私なんて、ダメだから」という自己嫌悪を感じているかもしれないわけなんです。

何が言いたいのかというと。

本来のいきいきしたエネルギーを
閉じ込めなきゃいけなくて
しんどい

もっといきいき自分らしくいていいのに。
もっとキラキラ輝いていいのに。
それができずにいる状態。

ほかの女子・女性たちを見て
いいよな、キラキラしていて。だけど自分はあんなふうには生きられないから。
自分なんて、ダメだから。魅力ないから
と感じるのも、自分らしいエネルギーを閉じ込めているから

だけど、こうなっちゃうのにも理由があるんですよね。
自分らしくいられないのは、自分がダメだからだ……ではないんです。
自分らしいエネルギーを閉じ込めざるをえなかった理由が、あったりするものなんです。

セクシャリティを抑え込んでいる理由

前置きがめっちゃ、長くなりました。
ここからが、今回の本題です。

自分らしいセクシャリティを誰もが多少なりとも抑え込んでいるものです。

セクシャリティを開放していけばいくほど、カリスマ性が生まれます。
たとえば、有名なモデルさんたちは、自分らしいセクシャリティをどんどん解放していった結果、カリスマ性が生まれて、たくさんの人を惹きつけるようになっています。

有名なモデルさんたちだって、最初からあんなにいきいきキラキラしていたわけではないんです。
そう考えると、誰もがセクシャリティを多かれ少なかれ閉じているものなんですね。

「異性を気持ち悪く感じるほど」にセクシャリティを抑圧してしまうのには、いろんな要因があります。

・子どものままでいなくては問題
・思春期の「大人な自分への変化」がはずかしかった問題
・男の子として生きなきゃ問題
・母親が性的なものを嫌悪していた問題
・幼児のころに抱いた性的な関心を、親に叱られた問題
など、いろんな要因があるのですが。

(詳しくは
→好かれると気持ち悪いのは、女として見られるのが嫌だから
セクシャリティを抑圧したのは性の目覚めが早い子だったから )

今回はなかでも
「性的に嫌だった体験」についてお話をします。

性的なトラウマ体験から
セクシャリティを閉じ込めた

周りはみんな恋愛しているのに、自分はぜんぜんそういうのがなくて。
おかしいのかなと悩んできた。
婚活したほうがいいのかな、出会いの場に行ったほうがいいのかなと思ってやってみるものの、いいなと思う人がぜんぜんいない。
好意を持たれることがあったとしても、気持ち悪く感じてしまう。

どちらかというと、女ぽさはないほうだと思う。
スカート履いたりあんまりしないし、肌が出る服は持っていない。

どうして自分だけ、恋愛できないんだろう。
自分には何かが欠けているのかな。

そんなお話を聞いている中で、けっこう出てくるのが「性的に嫌な体験をしたことがある」というお話なんです。

性的に嫌なことがあったことを、ずっと忘れていて。
ふと、何かの折に思い出す。そんなことも少なくありません。

カウンセリングの場でも
恋愛したことがなく、誰かと付き合ったこともない。
このままでいいんだろうか。
そんなお悩みでカウンセリングを始めた方で、何回か話をしているうちに、ふと「あ、思い出したことがあるんです」と語り始めることが少なくありません。

そして、その体験があったことで「女子としての魅力」を早い時期に閉じ込めたり、思春期から出てくる「大人の女性への身体の変化」を「隠したいもの」のように感じて、自分には女性の魅力などないかのように閉じ込めてきたことが、見えてきたりします。

性的に嫌な体験は、はたから見ると大ごとではないように感じる体験であったとしても「そのとき、本人が嫌だと感じたこと」によって、自分自身を閉じてしまうことが起こります。

そして、子どもの頃や思春期になる前に「自分を閉じてしまうこと」は、大人の女としてのセクシャリティを抑え込むだけでなく、自分らしいいきいきとしたエネルギーまでも、抑え込んでしまうことになるんです。

だから、よくわからない生きづらさを抱えたり、自分がやりたいことがわからない、自分らしさがわからないと感じていたりすることも少なくないんですね。

それは、自分がもともと持っているエネルギーを抑え込んでいることからくる生きづらさだったりします。
セクシャルエネルギーは抑え込んでいるだけで、自分の中にいまもあります。
しかも、豊かにあるんです。

だけど、それを抑えているのがしんどい。

どうして恋愛できないんだろうという悩みを持ち、それをなんとかしようとし始めているということは、もともと持っている豊かなエネルギーの存在に自分でも気づいていて、それを表に出していくために自分と向き合い始めたと言えるかもしれません。

お付き合いしたことない私。
だけどこのまま終わりたくない

ここでご本人から許可をいただいて、性的に嫌なことがあったがゆえにセクシャリティを閉じていた方のお話を紹介させていただきますね。

ずっと長い間、自分でも気づかないまま
セクシャリティを閉じていた方がいました。

「お付き合いしたことがない私。だけど、なんかこのまま終わりたくない」
という気持ちから、カウンセリングを受けてみようと思ったA子さん。

職場にちょっといいなと思う男性がいるというお話だったので
じゃあ、その男性に軽い挨拶をしたりとか、話しかけていくことから始めてみませんか。そんな話から、カウンセリングがスタートしました。

好きだと思っている気持ちがバレたら恥ずかしい
拒絶されたらどうしよう
話しかけて「え?何?」という反応をされるのが怖い
嫌な顔をされるのが怖い
私なんかが話しかけても、おもしろくないんじゃないか……。

話しかけるハードルも、なかなか高く感じていたんですね。

A子さんの通常モードは
気になる男性の前にいくと「固まる、冷たくなる、無口になる」
というものでした。

男性を前にしたときの恥ずかしい気持ちは、いつから感じてたと思いますか?
と聞くと、小学校高学年くらいからとの答え。

男子と話すことを小学生の段階ではずかしく感じているということは
セクシャリティがそれだけ豊かなのかもしれませんね
なんて話をしていたんですね。

A子さんは、いつもダボっとした服を着ていました。
化粧っ気もあまりなく、服は身体のラインを隠すようなものばかり。

だけど、よくよく見ると
A子さんは、色も白いし、胸も大きいし、肌もきれいだし。
女性としての魅力をたくさん持っている人だったんですね。

それだけ魅力的なのに「それらを隠すこと」を無意識的にずっとしていたんですね。

そこで、自分の女性としての魅力、美しさに気づいたり、感じたり、表現したりする
イメージワークをしていただきました。

女性性やセクシャリティを感じるイメージワークのあと

「自分が女性であることを使わないまま、
女性としての花を開かないまま
自分を終わらせるわけにはいかない」

と思ったそうです。

そんなふうに自分の心と向き合い始めて、しばらくして。
ふと、思い出したことがあると話してくれました。

実は、幼稚園のときにすごく嫌な思いをしたことがあったというお話でした。

幼稚園の時に、隣の席の男の子が、スカートの中を触ってきたというんですね。
すごく嫌だったんだけど、その時間ずっと耐えていたというんです。
先生に言うこともできなくて。
家に帰ってからも、親にも言うことができなくて。

言えないでいることを誰にも気づいてもらえなかった。

だから、ただただ、その男の子に呪いの言葉をかけたそうです。
「あの子なんて、死んでしまえばいいのに」
何度も何度も、呪いの言葉をかけたといいます。

幼稚園生だったA子ちゃんにとっては、それがせいいっぱいの抵抗でした。

心理的にいうと、嫌だった気持ちを誰にも話せずにいたことで、怒りや嫌悪感を吐き出すことができなかったために、負のエネルギーの持って行き場がなく、幼稚園の男の子に呪いの言葉をかけ続けたということになります。

「親にこんなこと言ったらよくないんじゃないか」と、嫌だった気持ちを誰にも話せないまま、心の中に抱え続けていることは、実はとても多いんです。

怒りや嫌だったという気持ちを、誰にも話さず自分の中に持ち続けると。
呪ったり恨んだりするしか、ないんです。

だけど、呪ったり恨んだりしたところで、怒りや嫌だったという気持ちがなくなることはなく……。
ずっと、呪い続ける、恨み続けるということが起こります。

それが、男性を寄せ付けたくないという感覚になっていることも…。

だからどこかで吐き出せるといいんです。
子どものころに吐き出せなかったなら、大人になった今、吐き出すといいんです。

吐き出さないままいることで、男性を恨む気持ちが残ってしまい、恋愛したくてもできないでいるとしたら。
カウンセリングなどの場で吐き出すといいんですね。

「こんなことがあった。すごく嫌だった」
と抑え込んできた気持ちを話すことで、ラクになっていくことは少なくありません。

思い出したくないときは、イメージワークなどで、そのときの自分を助けてあげることもできます。

A子さんのように、幼児期に同級生の男の子に触られることはけっこうあるようです。幼児が他の子の身体を触ることは起こるようなんですね。
触ってきた側に、いやらしい気持ちはないのだけれど。

だけど触られた側は、すごく嫌に感じます。
そして、自分の魅力を閉じてしまうことがあるんです。

A子さんは子どもの頃、すごく目立つ子だったそうです。
色が白くて、目が大きくて、髪の毛がクリクリしていて。
とてもかわいい女の子だったんです。

だけど、幼稚園での出来事があったあと
6歳のA子ちゃんは、自分にも呪いをかけてしまいました。

「目立つからいけないんだ。こんな顔だから目立っちゃうんだ。
もう、目立たないようにしよう」

そんな話をしていく中で、A子さんは気づいたといいます。

若い頃、たくさんお見合いをしたけれど
相手から気に入られると
「あの人はあそこがいやだ」「この人はここがいやだ」と
小さなことに難癖をつけて、ぜんぶ弾き飛ばしてきた。

だけど、あんなふうに男性を寄せ付けなかったのは。
この幼稚園のことが原因だったのかもしれない。

異性から女として見られるたびに
「そんな目で見ないで」って、すごく抵抗をしてきたのかもしれない――。

女としての魅力を閉じたのは
ヘンなものが寄ってこないためだった

性的に嫌な体験に子どもの頃に遭遇したことで、女性らしい魅力を閉じてしまうことはとてもよく起こります。

もうひとり。
B子さんは、婚活をしていて「性的に大丈夫な男性の範囲がめちゃめちゃ狭い」ことに気づきました。

B子さんのことを「女性としては見てこない人」しか近づけることができませんでした。

B子さんも、小学校1年生のときにクラスの男の子に座っているときに触られたといいます。
また、数人の男子に囲まれて蹴られることもありました。

だけど、親にも先生にも言わずに黙って我慢しました。

子どもの頃は、スカートを履くのが嫌で、キュロットやズボンばかりはいていました。
セーラームーンが好きでした。
「私が守ります!」という強い女の子の話だったからです。

B子さんは、女子としての自分を出すと面倒なことが増えると感じていました。
小1のときに男の子に触られたのも、数人の男の子たちに蹴飛ばされたりしていたのも、「寄って来られると、面倒くさいことになる」と感じていました。

面倒くさいゴタゴタに巻き込まれないためには、自分を出さなければいい。
好きになられても、応えられないと相手を傷つけてしまうから。
だったら、自分の魅力なんて出さないようにすればいい――。

この問題を持つ人は、セクシャリティや異性を惹きつける魅力をもともと持っていることが多いんです。
だから、寄ってきてしまうことを防御するために、自分の魅力を閉ざしてしまう。

だけど、もともと持っているエネルギーを抑えている分だけ、アンバランスな感じを抱えます。

持っているエネルギーは、自然に発して循環させたほうがいいんです。
だけどそれができずに抑え込んでいると、なんだか詰まっているような、重たい感じを抱えることになります。

そして、重たい感じが自分の中にあるために「自分をいいもの」と感じられない。
そんなことも起こるんですね。

セクシャリティが豊かだと、自分でも無意識的にわかっているから、開いてしまうと変なのが寄ってくるのではないか――。
そう思うのも、わかります。

だけど、中途半端にセクシャリティが漏れ出ているよりも、開いてお花を咲かせていたほうが、変なのは寄ってきにくくなったりもするんです。

それに、寄ってくる人たちを受け入れる必要はぜんぜんなくて。
(断っていいんです!)
自分という花を咲かせながら、自分がいいなと思う相手を選んでいけばいいんです。
そう、自分から選ぶ。

そう伝えるとB子さんは、「そっか。自分から選んでいいのか」とつぶやいていました。

化粧っ気がなかった私
今ようやく「女でよかった」と思えた

もうおひとりのお話です。
C子さんは結婚している女性です。
ダンナさんとは仲がよく、出会ったときから空気みたいな存在で安心感があったといいます。異性を感じずにすんだ相手だったそうです。

C子さんは、子どもの頃に病院に行ったときに、診察のときに必要以上に服を脱がされて、医者からじろじろ見られた体験があったことを話してくれました。
2度ほど同じことが起こったため、C子さんはお母さんに話しました。
おかげで、もう二度とその病院には行かずにすんだのですが。

だけど、嫌だった体験の影響はやはり残っていたようでした。

「この体験をふと思い出したことで、男嫌いな気持ちが自分にあったことに気づきました。中学や高校のときも、男子が好きじゃなくて。気持ち悪いと思ってた。
だから、自分が女らしくすることとか、女性として自分をきれいに見せることをずっとしたことがなかった」

C子さんはカウンセリングの中で、ふと子どもの頃の病院での出来事を思い出しました。
「すごく嫌だった。ほんとに嫌だった。男なんて気持ち悪いと思ってた」と話したことで、そのあとしばらくして、スッキリしたそうです。

「子どもの頃の体験を話してから、だから自分は女らしくすることから遠ざかっていたんだと改めて気づきました。そして、話したことでスッキリしたから、『女でよかった』と思うようになったんです。

女性らしい服を着たり、お化粧したりしていいんだって。
初めて思った。

子どもの頃から分厚い眼鏡をかけて、目立たないようにしてきたんです。
お化粧も興味がなかった。

仕事を頑張ってやってきたけれど、女性としての自分を表現することにフタをしていたから、自分のエネルギーを仕事に向けていたのかもしれません。

話をしたことで、「女性であることを楽しんでいいんだ」って。
そんな気持ちがしてきたんです。

性行為もぜんぜん好きじゃなかったけれど、あれ以来、楽しんでいいんだと思うようになって。すごく不思議なんですけど。

いろんな意味で、もっと楽しみたい、自分の好きなことをいっぱいやりたい、やっていいんだと思うようになりました。
本当は歌のボーカルをやりたかったんです。人前で歌ってみたかった。ずっとやってみたたけど、自分には向いてないからって思ってた。
だけど、やってみたいなと思うようになったんです」

と楽しそうな声でお話していました。

セクシャリティ豊かな人の才能

A子さんも、B子さんも、C子さんも
とてもセクシャリティ豊かな女性だったんです。

せっかく持って生まれてきたもを、ずっと閉じてきたけれど。
長い間隠してきたがゆえに、「自分に魅力なんてない」と思うようになっていたのだけれど。

とても魅力的で、豊かなセクシャリティの持ち主だったんです。

カウンセリングを受け始めたのも
恋愛もしたい、誰かを心から愛してみたい。

せっかく持って生まれてきたものを
閉ざしたまま生きているのは、何かが違う。
そんな気持ちも根底にあったのかもしれません。

性的なことで嫌な体験をした人は
男性を癒す力や、女神性、人を惹きつける魅力、いきいきとした生命力を豊かに持っていることが多いんです。

男性を愛したい、癒したい、孤独な男性のそばに居てあげたい。
そんな心の持ち主であることも。

なぜならセクシャリティは、異性を癒すことのできるエネルギーだからです。
とてもきれいなんです。いきいきとしたエネルギー。

そして、もともとは女らしさやセクシャリティを豊かに持っているからこそ。
「本当は表現したい」という思いもあるんです。

人は、もともと自分が持っている資質を使えないでいるのって、苦しいことなんですね。
だから、なんらかのブロックがあるのなら、それを癒して、自分がもともと持っている資質・才能を使えるようにすることで、自分自身もどんどんいきいきとし始めるんですね。

この記事を読んで、少しでも気になるところがあるなら。
女性性やセクシャリティを閉じてきたのかもしれません。
そして、そろそろ表に出したい気持ち、自分らしい花を咲かせたい気持ちがあるのかもしれません。

カウンセリングなどで嫌な体験を癒しながら、本来持っている豊かなセクシャリティを生かしていけるように。
本来の自分をどんどん解放して、いきいきした生き方をしていけるように。

いつでもお手伝いします。
お話聞かせてくださいね。

この記事の執筆者
中村陽子/心理カウンセラー
中村陽子/心理カウンセラー
4500件以上の個人カウンセリングを行う。婚活がうまくいかない、片思い、異性とお付き合いしたことがない、出産タイムリミットへの焦りなど、女性の生き方のお悩み、人生やり直したい、何がやりたいのかわからないなど自己実現のお悩みを数多くお伺いしています。 30代後半に子どもがほしいと結婚し、39歳で離婚して、40代前半は諦め&人生迷子のどん底期を味わい、45歳から「50代、60代でも花開く人生」をつくりはじめて、今にいたります。 自分らしい生き方のお手伝いしています。 ツイッター@nakamurayoko70
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