10年彼氏ができなかった私に、彼氏ができた理由

周りはみんな彼氏がいるのに、どうして私だけ…
なかなか彼氏ができない。
婚活がぜんぜんうまくいかない。
自分は幸せな恋愛とは縁がない。
こじらせすぎて結婚できるイメージがわかない。
個人セッションに来られる方からこんな言葉をよく伺います。
婚活がうまくいかない悩みも、5年くらいは当たり前。
10年婚活してるけど……うまくいかないんですという声も本当によく伺っています。
だけど10年婚活してうまくいかないと、さすがにこんな気持ちにもなりますよね。
「もうだめなんじゃないか。
周りの人たちは結婚できても、私だけはうまくいかないと思う」
わかります。
そんな気持ちになりますよね。
だけど、突破口ってあるんです。
ものの感じ方やとらえ方が変わることで、「自分には無理なんじゃないか」と思っていたことが「うまくいった。幸せ~」になったりするんです。
私には一生、彼氏できないに違いない
今回は、10年婚活して彼氏ができなくて
「私に彼氏ができるなんてぜんぜん思えなかった」というA子さんの実例から
うまくいったヒントをお届けします。
(ご本人の許可をいただいています)
ほぼ恋愛経験がないA子さん(43歳)。
長い間、恋活・婚活していたけれどぜんぜんうまくいかないことに悩んでいました。
20代後半に、一人だけお付き合いした彼とは2、3カ月の付き合いで、手をつないだだけだったといいます。
婚活したけど、ぜんぜんダメで。
38歳のとき、いったん諦めたといいます。
もう自分には彼氏できないのかな。
結婚することもないのかな。
そんな気持ちになりながらも「このまま一人でいたいわけじゃない」という心の声に導かれ、ネットで検索して「カウンセリング、受けてみよう!」と思ったそうでした。
みんな、ふつうに彼氏がいたりする。
結婚していたりする。
それができない自分って、おかしいんじゃないか。
どうして自分だけ、彼氏ができないんだろう。
どうして自分だけ、結婚できないんだろう。
そんな気持ちにもなったといいます。
彼氏ほしいし、結婚もしたい。
だけど自分にはそれが手に入らないと感じるとき、
人は自分の中に「うまくいかない原因」を探し始めます。
そして
「きっと◯◯だから、うまくいかないんだ」と、自分に魔の呪文をかけるのです。
きっと自分に魅力がないからだ。
きっと女子力が足りないからだ。
かわいくないからだ。
若くないからだ。
20代のころに恋愛をするタイミングを逃してしまったからだ。
20代のあのときの彼を逃したからだ・・・。
「きっと◯◯だから、うまくいかないんだ」と魔の呪文をかけるのです。
そして、あたかもそれを「真実だ」と思い込みます。
かわいくないから、女子っぽくないから、若くないから。
恋愛経験が少ないから・・・。
繰り返し、魔の呪文をつぶやいているうちに
「自分は、そういう人間だ」と思い込むようにもなるんです。
だけど、これは真実ではありません!
ぜんぜん、本当のことではないんです。
「うまくいかない原因」を探しているうちに、そう思い込んでしまっただけ。
彼氏ができないお悩みがあるなら
まずは、このポイントをしっかり知っておいていただきたいんですね。
過去を振り返って
うまくいかない原因を探しているなら
うまくいかないでいるとき
「自分の過去に原因があるんじゃないだろうか――」と
過去を振り返っては、うまくいかない原因探しをしてしまうことがあります。
20代で出会った彼。あの彼と結婚できなかったから、こうなっちゃったんだ。
私がヘンなこと言っちゃったから、あの彼とうまくいかなくなっちゃったんだ。
高校生のころに、女子っぽいグループに入らなかったから。私は恋愛が苦手になっちゃったんじゃないか……。
ありとあらゆる「うまくいかない原因探し」をすることがあります。
そして、こんな魔の呪文に取り憑かれることもあります。
「私は男性に魅力的だと思ってもらえないんだ」
「私に魅力がないから、価値がないからうまくいかないんだ」
「私は男性に誘ってもらえない、私は男性に選ばれないんだ」
ネガティブな妄想がぐるぐると、頭の中を回っている。
こうなっているとき、多くの場合、「過去のどこかの時点の悲しみ」が心の奥に残っていることが、少なくないんです。
感情って、心の奥に残ってしまうんです。
悲しいこと、つらいことがあったときに、誰にも打ち明けずに自分一人で抱え込んでしまうと、悲しみやつらさの感情が心の奥に残ったままになってしまうんです。
心の奥に残ったままの感情が、ネガティブな思考を頭の中でぐるぐる回し続けている。そういうことって、実はとっても多いんです。
心の奥に残ったままになっている気持ち。
それをちゃんと聞いてあげること。
なぜか動けない、なぜか進めないでいるとき、「心の奥に残ったままになっている気持ちをちゃんと聞いてあげること」は、すごく大事なのです。
うまくいかないのには、理由がある
もうひとつ。
「本当はこうしたいのに」と思っているのに、そこに向かって進めないでいるとき。
彼氏がほしくて、出会いの場に行くけど、なぜかうまくいかない。
結婚したいと思いながら、なかなか婚活する気になれない。
そんなときは、別の気持ちがあるのかもしれないと思ってみるのも大切なんです。
「本当は、それをしたくない気持ち」
「本当は、それをするわけにはいかない気持ち」
そんな気持ちが、あるのかもしれないんですね。
しかも
「本当はしたくない気持ち」「するわけにはいかない気持ち」は、自分では意識できないものなんです。

潜在意識や無意識で「するわけにはいかない」と思っているので
ふだんの意識には、上ってこないんです。
「したくない気持ち」「するわけにはいかない気持ち」は、自分ではわからない。
カウンセラーを私自身でさえ、自分では見つけられなかったりするんです。
だから、カウンセリングで第三者の視点から、「心の奥にある気持ち」を見つけていく。そうすることで、うまくいかない状態が変わっていくんですね。
潜在意識にあった
「親を置いていけない」気持ち
A子さんのお話をカウンセリングで聞いていくと、いくつか浮かび上がってきたことがありました。
A子さんが20代半ばのころ、お父さんが病気で倒れたといいます。
そしてお母さんも、お父さんが倒れたことにショックを受け、倒れてしまったそうでした。A子さんが子どもの頃から、お母さんは少し精神的に弱いところがあったそうなんです。
お母さんが倒れたの一時的なものでしたが
A子さんはそのとき、こう思ったようでした。
「私が両親を支えないといけない。私がいなくなったら、二人とも立ち行かなくなってしまう」
こんなふうに「あるとき思ったこと」が、その後の人生に長く影響を与え続けることがあるのです。
A子さんのお父さんは、体に少し麻痺が残りながらも回復しました。
そして、お母さんもお父さんを献身的にサポートしていました。
それでも、あるとき思ったことが、A子さんの心に残り続けたのです。
「私がいなくなったら、二人とも立ち行かなくなってしまう。
私が両親を支えなくては」
お父さんが倒れたのは、A子さんが25歳のときでした。
そしてそれ以降、A子さんは無意識的に「彼氏を作らず、パートナーを作らず一人でいる道」を歩むようになったのです。
好きになった彼を傷つけてしまった
A子さんが27、8歳の頃。
婚活パーティで出会った彼がいました。
A子さんは彼のことが好きになり、彼もA子さんのことが好きになりました。
電話で話したりするだけでも、とても幸せな気持ちになれた。
彼とずっと一緒にいられたらいいなと思っていた。
だけど、A子さんから「やっぱり、お付き合いできない」と別れを告げてしまったのでした。
彼とお別れした当時は
「本当にこの彼でいいんだろうかという気持ちが出てきた。だから、別れた」と思っていました。
だけど、カウンセリングでわかったのは、次のようなことでした。
「彼のことは好きだった。だけど、親を置いて、親から離れるわけにいかない」
この気持ちが根っこにあったから、彼に別れを切り出したのです。
彼のことが好きで、彼とうまく進んだら、結婚することになる。
結婚すると、親から離れることになる。
それは、できない。
うまくいくわけにはいかない、という思いが潜在意識にあったがゆえに、
「本当にこの彼でいいのかな?」という疑いの気持ちが出てきたんです。
そして、彼にお別れを切り出すことになったのです。
こんなふうに
「◯◯するわけにはいかない気持ち」が根っこにあると
ものごとがうまくいきそうになったとき、「この人で本当にいいんだろうか」と疑いの気持ちが出てきたりして、自分から壊してしまうこともあるのです。
実はこのパターンがゆえに、うまくいかないでいることは本当に多いんです。
A子さんは、この彼とお別れしてからも、出会いの場に出かけたそうです。
婚活パーティ、結婚相談所などで30代は婚活もしました。
だけど、彼とお別れして以降、A子さんに彼氏ができることはありませんでした。
なぜかーー。
誰かを好きになって、相手から好きになってもらっても
また、お別れすることになってしまったら・・・。
相手を傷つけてしまうから。
だとしたら、好かれないほうがいい。
もう誰かを好きになったり、好きになってもらったりしないほうがいい。
そんな気持ちがあったがゆえに
出会いの場に出かけても、誰も好きになることがなかったのです。
いいなと思う相手がいたとしても、「うまくいきそうもない相手」を無意識に選んでいたのです。
だって、うまくいかない相手なら「いいな」と思っても、安心だから。
うまくいって先に進むことは、ないわけだから。
出会いの場には出かけるけれど、好きにならないし、好かれないようにもする。
無意識的に繰り返している。
もしかしたら、あなたもしているかもしれません。
うまくいかないスパイラルから抜け出すために
もしいま、恋愛や婚活がうまくいかなくて。
自分のどこがよくないんだろう
自分は何を直せばいいんだろう……とばかり考えてるとしたら。
そこから一緒に抜けていきませんか。
突破口はあります。
うまくいかないことが続いていても、突破口ってあるんです。
もしいま、ひとりでうまくいかずに悩んでいるのだとしたら。
一度、個人セッションでお話ししてみませんか。
話してみることで、なんらかの突破口が開そうと感じていただけるかもしれません。
「長い間、彼氏がいない・・・」と話す女性と
個人セッションでたくさんお話をしてきました。
お話を聞いていくと「うまくいくわけにはいかない理由」が心の奥にありました。
その「うまくいくわけにはいかない理由」に気づいて、それを癒していったとき。
「私、幸せになってもいいのかもしれない」と思えてきます。
そうすると、スルスルスルっと、彼ができたりすること。
よくあるんです。
A子さんも、カウンセリングで、心の奥にあった
「うまくいくわけにはいかない理由」を見つけて、癒していくことを重ねていきました。
お父さんとお母さんから、離れるわけにはいかないと思った気持ち。
せっかく好きになってもらった彼を、傷つけてしまったと思った気持ち。
思春期のころに、男性から嫌なことをされたこと記憶・・・。
誰かを好きになること、自分を幸せにすることを止めている気持ちを見つけて、癒していったのです。
カウンセリングを1回、2回、3回・・・と重ねて、A子さんの心の中にあったわだかまりが溶けていくにつれ、だんだんとA子さんの表情が変わっていきました。
親を助けなくては、背負い続けなくてはと思っていた気持ちを下ろして、自分を幸せにしていいと思えるようになったことで、それまで閉ざしていたA子さんの「女性としての花咲くようなエネルギー」がどんどん出るようにもなっていったのです。
閉ざしていたエネルギーが花開いていくにつれ、A子さんの表情や雰囲気がどんどんいきいきし始めました。
最初にお話を伺ったときとは、ぜんぜん違う。
A子さんからいきいきとした魅力的なエネルギーが溢れるようになったのです。
そして
婚活パーティに行ったところ、ある男性と出会ったといいます。
その彼と、スルスルスルっとお付き合いすることになりました。
なんと、17年ぶりの彼氏!
30代、10年近く婚活してもぜんぜんうまくいかなかったのに。
43歳で婚活始めたら、スルスルスルっとうまくいった。
どうして、彼ができたのか。
心の奥に残っていたいろんな気持ち・・・
親を助けなくてはいけない、彼を傷つけてしまった、誰かを好きになってはいけない
これらの思いを癒して、手放して
自分を幸せにしていいと思えたからなんです。
なぜかうまくいかないブロックに気づいて、癒していくと
みんないきいきしはじめて、自分らしい魅力的なエネルギーが出るようになります。
人って、ほんとに変わるんです。
うまくいかないのが続いてると、自信がなくなっちゃうものです。
だけど「自信がなくなっちゃっている私」は、本来のあなたではありません。
自分らしくいきいきとしたオーラを放つあなたになって
すてきなパートナーと出会えるように。
あなたが幸せになれる誰かと、出会えるように。
もし、心の奥に「うまくいくわけにはいけない気持ち」があるのなら。
それを見つけていきませんか。
お話聞かせてください。
いつでもお手伝いさせてくださいね。





