人の幸せが喜べないのは、心が狭いからじゃない

中村陽子/心理カウンセラー

人の幸せが喜べない。
友達の結婚が喜べない、友達の出産が喜べない…。

そんなとき
心が狭いな、私。
心が狭いよな、性格悪いよなって思ってしまうものです。

だけどね、心が狭いわけでも、性格が悪いわけでもぜんぜんなくて。
それくらい、ほしくてほしくてしょうがないものを見るのが、ただしんどいだけなんです。

人の幸せが喜べないのは、自分も「ほんとうはそれがほしい」を教えてくれているサインなんです。

「○○を見て、落ち込んだ」が
教えてくれること

自分にとって、ほんとうにほしいもの
自分にとって、ほんとうは大切なもの
って、見えなくなっていることが多いんです。

ほんとうは大切なものって、何か
の上に、フタがされちゃっていたり

ほんとうにほしいもの
を、手に入れちゃいけないって切り離していたり。

人の心って、ほんとに不思議なんだけど。
ほんとうにほしいもの
ほんとうは大切なもの
が、見えなくなりがちなんです。

だけど。
心の声がつぶやいてくれます。
ほんとうは、どんなふうに生きたいんだろう。
何のために、生きてるんだろう。
これから先、どうしていけばいいんだろう。

これらは、見つけてのサイン。

しかも
なんか、めっちゃ落ち込んだ
という形で、
ほしいものを手に入れたいってことを、教えてくれたりするんですね。

○○を見て、めっちゃ落ち込んだ
ぜんぜんうまくいかないじゃんって思って、何もやる気がしなかった

これらは
ほしいものを、ほんとは手にしたいんじゃない?
と、教えてくれているのかもしれないんです。

人の幸せなんて、ぜんぜん喜べない!

独身の私は、40代のころ

人の幸せなんてぜんぜん喜べませんでした。

家族連れを見るのが、とにかくつらかった。
土日にファミリーの姿を見るのも、カップルを見るのも本当に本当につらかったんです。

休日だけなら、まだしも…。

職場の女性の出産報告

が、いやでいやでたまらない時期がありました。

職場の女性が子どもを産んで、お披露目に連れてくるとしますよね。
すると、ダッシュで逃げてたんです、その場から。

職場に連れて来ないでよ、それ反則!

と思ってました。
ほんとやめてほしい、って思ってました。
ぜったい、言えなかったけど。

うわ~、かわいい~って
産休女性&赤ちゃんを囲む輪の中に入れない自分を
心狭いって思いました。

連れて来ないでよ、それ反則!って思いながら
おめでとう~って言えない自分を、心狭いって思ってました。

こういうこと、ありませんか?

人の幸せをお祝いできない
人の幸せを見るのが嫌
人の幸せそうな姿を見ると心がちぎれそうになる

そして、落ち込む。

当時は、落ち込むたびに
「どうして自分には、手に入らないんだろう」って、嘆いていました。

だけど。

「どうして自分には、手に入らないんだろう」

「ほんとうは、それ自分もほしい」
「だけど、手に入らないって思ってる」

ということだったんですね。

さらにいうと。
「手に入らないと思っている」

「手に入れるわけにはいかない」

であることも、多いんです(びっくり)。

もちろん、頭ではそう思ってませんよ。
子どもほしいに決まってるじゃん!
(でも、手に入れられないんだよ)
って思ってましたよ。

だけど、心の中の「無意識」の層では

子どもほしいに決まってるじゃん!
(でも、手に入れるわけにはいかない)

と、思ってたみたいなんです。涙

頭でほしいと思ってても、無意識が「ほしくない」と思っていた

なんなのよ
手に入れるわけにはいかない
って。

おかしいじゃないの。
ほしいって、思ってますけど!
ほしくないなんて、一言も言ってませんけど!!!

ほんとそうですよね。

だけど。
「手に入らない」をひも解いていくと……。
(潜在意識や無意識にある想いを、一枚一枚めくりながら探して行くと)

手に入れるわけにはいかない。
手に入れたくない。

という気持ちが、あったりするんです。涙

「ほしい私」と「ほしくない私」

例えば、私の場合。
20代はぜんぜん結婚したいとも思っていませんでした。

30歳を過ぎるくらいから、子どもほしいな~と思うようになりました。
37歳ごろに、子どもを持つぞと決意して、結婚。
けれど。40歳手前で不妊検査を始めたとたんに、離婚。
40歳過ぎから、子どもがほしくてほしくて。
真剣に婚活するも、成就せず……。

不妊検査を始めたとたんに、離婚。
ほんとにもう、なんだこれ?ですよね。涙

ほしいと思ってるのに、なんで手に入れることができなかったんだろうって思うとですね。

子どもがほしい私

子どもを持つわけにはいかない私

の両方が、心の中にいたからなんですね。

そうなんです。
相反する2人の私が、私の中にいたわけです。

というもの。
思春期のころ、「母性なんて持つもんじゃない」と思った出来事があったからなんですね。
母親の母性を「うわ、こわい~」と思って
こんなものがあるから、いけないんだと感じて
「母性なんて、持つもんじゃない」と、心の奥に刻んでしまったようなのです。

昔思った気持ちが、潜在意識や無意識に残っている

これね。
昔、思ったことだとしても。
そして、いまはそう思ったことなんてすっかり忘れていたとしても。

心の奥に残っていたりするんです。
「母性なんて、持つもんじゃなーい」という気持ちをです。

子どもがほしいという気持ちも
ほんとの気持ちです。
心から、そう思っていた気持ちです。

そして。
母性なんて、持つもんじゃなーいという気持ちも
ほんとの気持ちです。
昔、心から思った気持ちです。

子どもがほしい
けど
母性なんて、持つもんじゃなーい

相反する2つのほんとの気持ちがぶつかりあって。
ほしいけど、持つわけにはいかない
になったのでした。

ほしいけど、持つわけにはいかない。

だから。
めちゃ、落ち込むんです。

自分でも、意識できないけれど
(ゆえに、無意識と呼ばれます)
持つわけにはいかないと思っているから
めちゃ、落ち込むんです。

ほしいのに、手に入れちゃいけないから
めちゃ、落ち込むんです。

自分が手に入れちゃいけないって思っているかぎり
いくらほしいと思っても手に入らない。
それがわかってるから
めちゃ落ち込むんです。

自分の中の物語を見つけ出す。そして書き換える

この自分の内側にある物語。
ほしいけど、持つわけにはいかない
ほしいけど、持ちたくない

この物語を見つけ出し
ほしいんだね。そっか。持っていいよね
に書き換えれば
絶望しちゃう自分は、絶望を手放していけます。

絶望するくらい大切なものを
手にしていいと思うために

めちゃ落ち込む自分は
手に入らない(手に入れるわけにはいかない)
と思っていることを、
教えてくれているのかもしれません。

同時に
それが手に入れられないなら絶望してしまうほど
それがほしい
ということも、教えてくれているのかもしれません。

絶望するくらい、ほしいもの。

なんか、すごくないですか?
そんなにほしいって、すごくないですか?
そんなにそれがしたいって、すごくないですか?

だからこそ。

「手に入らない」

「手に入れたくない」

ということなのだと。
いったん、知ることが大事なんです。

知らないと、「○○のせい」にしちゃいがちだから。

「もうこんな年齢だから、○○なんて望んでも無理なんだ」
「仕事優先で生きてきた女性では、男性に好かれないでしょ。
だから望んでも無駄なんだ」
「自分は△△だから。○○なんて手に入るわけないんだ」

ついつい○○のせいって、思っちゃうんです。
人の心って。

だけど。
めちゃ、悔しいけど。
ほんと、なんなんだよーーーーーーと
怒り狂いたくもなるけれど。

「手に入らない」

「手に入れたくない」

ってことなんだと。
いったん、受け入れることが大事なんです。

どうして手に入れるわけにはいかないって
思ってるんだろう?

そして。
なんで、手に入れたくないって思ってるんだ?
なんて、手に入れるわけにはいけないって思ってるんだ?
なんで、手にしちゃだめって思ってるんだ?

ということを。
探して行くわけです。
潜在意識や無意識の森の中を、かき分けながら。

一撃で見つかることもあるかもしれないし
一枚めくって、また一枚と出てくるものをかき分けていくのが必要なこともあるかもしれないし。

森の中をかき分けかき分け
あーでもない、こーでもないと探しているうちに

あったーーーーーー。
と、見つかったりします。

おーーーー。これだったのかーって。

本丸までたどり着かなくても
かき分けかき分けしてるうちに、
「手にするべからず」という抵抗の層が減ってきて

本丸までたどり着いてないけど
手に入ったぜ。わーい
ってなことに、なったりすることも。

だから。
潜在意識や無意識の森の中を、一緒に探して行きませんか?

「手にしてはいけない」物語の見つけ方

例えば
結婚して子どもがいる友達の話を聞くのがつらい。
子どもが熱を出したといって早退する同僚ばかり、ひいきされてる気がする。
小さな子どものいる親子連れの姿を見るのが嫌。

だとしたら、あなたのほしいものって何でしょう。
子ども? 家族を作ること?
子どもを育てること?

友達の結婚の知らせを聞くたびに、自分だけが置いていかれる気がする。
だとしたら、あなたのほしいものは何でしょう?
愛する人と一緒になること?
共に人生を歩んでいける人と一緒になること?

そして。
もし、あなたのほしいものを、自分自身が
「手に入れちゃいけない」と思っているとしたら。
なぜだと、思いますか?

こう問いかけたときに、出てくるもの。
ぜんぜん関係なさそうな、話でもいいんです。
こう問いかけたときに、何が出てきますか?
(その出てきたものが、読み解いていくうえでのヒントになります)

これね。潜在意識や無意識にある物語や思いを
引っ張り出すための問いなんです。
一人で探すのはとても難しい。
だから、それをぜひ、カウンセリングで話してみてくださいね。

ほしいものをほしいと思うために
一枚一枚、抵抗する思いを見つけて、はがしていくイメージなんです。

え? まだ出てくるの?って思うこともあるかもしれません。
それは、前に出てきたものとは、別の抵抗する思いがあるというのを
教えてくれているのかもしれません。

抵抗する思いって
それを手放せるタイミングで出てくるものなんです。
手放すのにいいタイイングで、出てくるものなんです。
だから、もしいま出てきたのだとしたら。
手放す準備ができたんですねという吉報なんですね。

めちゃ落ち込むほどほしいものを手にするために

大事なので、もう一度言いますね。

めちゃ落ち込む。
「自分には手に入らない」と絶望しちゃう。

これらが教えてくれることは
絶望するくらい、ほしいのだ
ということ。

絶望するくらい、ほしいもの。
そのくらい、自分にとってとてもとても大切なもの。

それほどまでにほしいもの、大切なもの、したいことがあるって。
すごくないですか?

落ち込みや絶望は、
「それを手にしてはいけない」
「手にするわけにはいかない」
「手にしたくない」
という
もうひとつのほんとの気持ちが
自分の中に残っていることを
教えてくれているだけ
なんです。

誰かを、何かを見たときに
激しく落ち込んでしまった。

その「誰か」や「何か」は
あなたにとって「とてもたいせつなもの」を
教えてくれているのかもしれません。

絶望するくらい、ほしいもの。
絶望するくらい、したいこと。
そのくらい、自分にとってとてもとても大切なもの。

それを一緒に探して行きませんか?
そして、「ほしいけど、ほしくない」と二つに割れてしまったその思いを
ひとつに統合していきませんか?

自分がほしいもの、ってこれだったんだ。
自分がしたいことって、これだったんだ。
それを手にしていいんだ、してもいいんだ。
と思えるように。

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この記事の執筆者
中村陽子/心理カウンセラー
中村陽子/心理カウンセラー
4500件以上の個人カウンセリングを行う。婚活がうまくいかない、片思い、異性とお付き合いしたことがない、出産タイムリミットへの焦りなど、女性の生き方のお悩み、人生やり直したい、何がやりたいのかわからないなど自己実現のお悩みを数多くお伺いしています。
私自身、30代後半に子どもがほしいと結婚し、39歳で離婚して、40代前半は諦め&人生迷子のどん底期を味わい、45歳から「50代、60代でも花開く人生」をつくりはじめて、今にいたります。 自分らしい生き方のお手伝いしています。
ツイッター@nakamurayoko70
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