ご参加ありがとうございました!~自立女子のための受け取るレッスン

中村陽子/心理カウンセラー

9月9日開催の自立女子のための受け取るレッスンにご参加いただいたみなさま。
どうもありがとうございました!

ぎゅーっと詰め込んだ2時間だったのですが
いろんなワークに真剣に取り組んでいただきました。
みなさんのエネルギーのおかげで、とてもいい場になりました。
ワークショップって、集まった方々ひとりひとりのエネルギーが場に注がれて、場をつくりあげています。
みなさんのおかげで、ほんとうにいい場になりました。
ほんとにありがとうございました!

前半のワークは
感謝で受け取る(つながりを感じる)ワークでした。

ひとりで何でもしなくてはいけないという生き方をしていると
ついつい「自分の力で」生きているように思ってしまいます。
それは、大事だと思っていたものや、ほんとうはほしかったものから、心理的に自分から離れたことによって起こります。

望んでも無駄だとか、誰も助けてくれないと感じたなど
離れて行かざるを得ない何かがあって
心理的に「ひとりでやるワールドの住人」になってしまうんですね。

自分の足で立っていけるようになることは、もちろん大切で、それがあるからいろんなことを成し遂げていけます。

だけど「ひとりでやるワールドの住人」になると
なんでも自分ひとりの力でやらねばならない感覚が強くなったり
成果や価値を出し続けないと自分がここに居てはいけないような感覚が強くなったりと、かなりハードな生き方にもなっていってしまうんですね。

それは、誰かからの想い、周りからの想いが自分に向けられていることを
感じなくなっているがゆえに、起こります。

「ひとりでやるワールドの住人」になっているとき
周りはこちらのことを別に厳しい目で見ておらず
いろいろと気にかけてくれているかもしれないのに
そう思えなくなってしまうんですね。

自分に向けられている想いを感じなくなっているから――。

そのため、感謝で周りからの想いに気づく・受け取ることをやっていただきました。

ほんの短い時間だったのですが、それでも「ある人からの想いに気づけた」などの体験をされたとしたら、すごいチャレンジだったのだと思います。

感謝なんてできない、と感じることももちろんあると思います。
そう感じるのには、それなりの事情があるのだと思うんです。
もし、感謝をするなら、やりやすい相手からしていくことで、気づきを得られれやすいのですが、もしかしたら自分にとって難関のお相手に感謝をしようとしたのかもしれません。もし、難関のお相手に感謝をしようとしたのだとしたら……。
すごいチャレンジをしたんだと思います。
そうそう簡単にできない!というその気持ちをいまの気持ちとして大事にしながら、だけど同時に感謝をしたい気持ちも自分の中にあるのだということも、大事にしていただければと思います。

後半のワークでは
自分のポンコツについて話していただきました。

自分のポンコツについて話すなんて、なんでこんなことしなきゃいけないの!
と思いながら、チャレンジしてくださった方もいると思います。
ナイスチャレンジ! おつかれさまでした!!

ポンコツワークをしたとき
他の人たちが話すポンコツについては、聞きながらどんなふうに感じたでしょうか?
ものずごい重大なポンコツに感じましたか?
それとも、話す感じも含めて、かわいらしい、愛らしい感じがしたでしょうか。

他の人の話すポンコツって、かわいらしかったり、愛らしかったり
それを聞いたことで、親近感がわいてきたりするんですよね。

「私、できる女です」とか「ちゃんとしてます」という姿よりも
ポンコツなところが見えたほうが、親近感が湧いたりするんですよね。

この「他の人が話しているときに、どんなふうに感じたか」を大事にしていただきたいなと思います。

他の人のポンコツを聞いても、かわいらしかったり、親近感を覚えたりしたら。
自分のポンコツを聞いた相手も、同じように感じるかもしれないとチラリと思えてきたりしませんか。

また、ポンコツを口に出して言うことは、その瞬間はめちゃめちゃ恥ずかしいんですが。口に出して言って、周りが軽やかに受け止めてくれることで。
気がつくとそのポンコツ、自分にとって前よりは重たいものではなくなっていたりするんですね、不思議なんですけど。

自分が発するエネルギーというものがありまして。
我慢して我慢して我慢したものや
人に知られないように隠してきたものって
重たくなりがちなんですね。

抑え込んでいる分だけ、エネルギーが重たくなっちゃうんです。

「これを知られるわけにはいかない」と思っているとき
隠している分だけ、「これ」に重たいエネルギーを乗せてしまうんですね。

我慢して我慢して閉じ込めてきたものや
人に知られてはいけないと自分の中だけに隠してきたものほど
誰かに話して、聞いてもらうといいんです。

今回はポンコツワークというカタチでしたが。

たとえば、長い間悩んできたこと、人に言わずにきたことなどは
カウンセリングで話していくことでも、軽くなるんですね。

カウンセリングでよく「この話、誰にも話したことないかもしれません」という言葉を聞くのですが。同時に「だけど話したことで、軽くなった」とも言われるんですね。

誰にも言えずに自分の中だけにしまってきたものほど、
誰かに話せるといいんです。

ポンコツワークから、ちょっとズレてしまいましたが。
自立女子は、自分のしんどさや大変だったこと、寂しかったり悲しかったりした気持ちを誰にも話さず、ひとりでずっと抱えてきたということが少なくないんです。

気持ちを閉じ込めて閉じ込めて閉じ込めてきた分だけ、自分でも気持ちがわからなくなっていることが少なくないのですが。
だからこそ、誰かに話すということが実はとても大事だったりするんですね。

自立を手放すには、いろんなやり方があるのですが。
誰かひとり、自分のことを話せる相手を持つというのもすごく有効なんですね。

私自身は、「誰かひとり、自分のことを話せる相手を持つ」ことが
自立を抜けていくうえで、ものすごく大きかったなと思っています。

私の場合は、それがカウンセリングだったんですね。
自分のことを一匹狼だなと感じていたくらい、「ひとりでやるワールドの住人」だったのですが。
カウンセリングを知って、毎月カウンセリングに通うようになって、半年くらいして思ったことがありました。

「困ったことがあったとき、悩みを聞いてもらえるところがあること自体、これまでの人生になかったな」

若い頃に「自分の身は自分で守らなきゃ」と思う出来事があり、それ以来、「ひとりでやるワールド」を究める生き方になっていたのですが。
なにかあったときに、弱音を吐けたりする場所ができたこと自体が、すごく大きな変化だったんです。

カウンセリングという場で、「誰かをあてにする、信頼する」という体験をさせてもらえたんだなと思います。

カウンセリングという場でカウンセラーとの間に、1対1の「あてにしてもいいんだ、頼ってもいいんだ、受け止めてもらってもいいんだ」という体験をしますよね。
そうすると、自分と他者との間に、1本の線ができるわけなんです。

私の場合は、それがカウンセリングの場でしたが。
自分の心を打ち明けられる人が誰かひとりいれば、そこで1本目の線の体験ができると思います。

はじめの1本目。
ひとりワールドの住人が、誰かをあてにする1本目。

その1本目をつくれると……。
2本目、3本目もつくれるようになっていくんです。
それは、仕事での誰かかもしれないし、新たに出会った友達かもしれないし、もともとの知り合いかもしれないし。

「頼るのも、ありなんだ」
「打ち明けるのも、ありなんだ」
と1人目の関係性で感じたことで、2人目、3人目…との間でもその関係性をつくっていけるようになるんですね。

それは自分の心を見せるという意味でも、同じです。
「ここまでは見せるけど、ここからは見せない」と自分で決めていた領域に、1人目を入れる体験をすることで
2人目、3人目も入れられるようになるんですね。

私が、出会って間もない相手に、「知的障害の兄がいて、こんな人で、こんな生い立ちなんですよ」とさらりと言えてしまうのは、私一人では到底受け止めきれなかった、受け入れられなかった物語を、受け止めてくれた最初の一人がいたからなんです。

30年以上会っていなかった兄が急に現れて、会ってみたら知的障害を持っていることがわかった日。これを私が背負っていかなきゃいけないのかとパニックになったんですが。だけどそのパニックを受け止めてくれた最初の一人がいたから、いま軽やかに話せています。

話が長くなりました……。

ワークショップのいいところは、自分以外の人たちがいるところでもあります。
悩んでいるときって「自分だけがこんな悩みを抱えていて、こんな情けない状態で……」と感じてしまいがちなんですが。

ワークショップという場でほかの人と話をすることで、「あれ? 自分だが悩んでいるわけではないのか。他の人も悩んでいたりするんだ」と知ることは、すごく大きかったりするんですね。

「自分だけがこんな悩みを抱えている」ように思えているとき、ほかの人たちが立派に見えるものです。他の人たちはちゃんとしてるのに、自分だけが情けない状態にいるように感じてしまうものです。

ワークショップの場で、ほかの人の話に触れることで「あれ? 自分だけが悩んでるわけじゃないんだ」という体験を何度かしていくと、気づくと「自分だけが情けない」という感覚も小さくなっていることが多いんです。

私自身は、ほかの人の悩みに触れる体験を何度か繰り返すうちに、電車に乗っていても「みんな、なんらか悩みを持ってるんだな」と思うようになりました。
(もちろん、悩んでない人も電車に乗ってると思いますが。笑)

「なーんだ、自分だけじゃないのか」とわかったことは、ずいぶんと心を軽くしてくれたなと思っています。

と、だいぶ脱線もしてしまいましたが。

毎日の生活をする中で
誰かの想いに気づいてみよう、感じてみよう
周りの美しさ、おだやかさを感じてみよう
生かされていることに気づいてみよう
誰かに想いを送ってみよう
(応援でも、やさしい想いでも、幸せを願うでもなんでも!)

を意識してやってみる。
(筋トレと同じなんです)

自分から橋をかけていくことで
誰かの想いに気づきやすくなります。
「ある」の感覚がだんだん増えていきます。
「つながりの中にいること」も感じられるかもしれません。

自分から橋をかけていくことで
世界はやさしいところなんだともわかってきます。
そうすると、いままでの気張った生き方、気を抜くわけにはいかないという生き方をゆるめても大丈夫かもしれないとも、思えます。

もし機会があれば
自分のことを少し誰かに打ち明けてみてください。

そのときは「聞いてくれそうな人」「そのまま受け止めてくれそうな人」にしてみてくださいね。

そうすることで「心と心が通い合った感じ」を味わうかもしれません。
「心と心をつなげるって、こういうことかもしれない」と思うかもしれません。

ということで。
ワークショップにご参加いただきまして、ほんとうにありがとうございました!

ご参考までに
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次回のワークショップは
10月7日(土)19時~21時に開催します。
ご興味とお時間のある方は、ぜひぜひいらっしゃってくださいね。

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この記事の執筆者
中村陽子/心理カウンセラー
中村陽子/心理カウンセラー
4500件以上の個人カウンセリングを行う。婚活がうまくいかない、片思い、異性とお付き合いしたことがない、出産タイムリミットへの焦りなど、女性の生き方のお悩み、人生やり直したい、何がやりたいのかわからないなど自己実現のお悩みを数多くお伺いしています。
私自身、30代後半に子どもがほしいと結婚し、39歳で離婚して、40代前半は諦め&人生迷子のどん底期を味わい、45歳から「50代、60代でも花開く人生」をつくりはじめて、今にいたります。 自分らしい生き方のお手伝いしています。
ツイッター@nakamurayoko70
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