男っぽい女子の中にこそ、女性性が隠れている

中村陽子/心理カウンセラー

人は、たくさんの思い込みを持っているものです。 昔つくった自己イメージを持っています。

例えば…… 私は女の子っぽくないんだ。だから男性からはあんまり好かれないんだ。 私みたいな女の子をいいと言ってくれる男の人は、ほんとに一部のマニアな男性だけなんだとか。

けれどこれらは 過去に抱いた思いをもとに、世界を見ているだけなんです。
ほんとうのことでは、ないんですね。

自分の過去に抱いた思いというメガネを通して見ているので、
いま、起こっている現象がそのように見えているだけで…。
その思い込みのメガネが変わると
ものの見方、感じ方も変わります。
すると、いままでは「こうだ」と思ってきたもの。
それも、変わっていくんです。

私自身、「私は女の子っぽくないんだ」という思いを 長年、持ち続けてきたタイプなんです。

「私、男子ですけど」と思っていた時期もあります。
本人は本気で「私は女の子っぽくないんだ」と思っているから、男の子をやっていた。
そんな感じだったんです。

自分のことを「男子っぽい」と思いますよね。
すると、その自己イメージに従って どんどん男子っぽい自分であろうとしてしまうんですね。

例えば。 小学生のころは、自分のことを「俺」と呼んでいました。
言葉遣いもあえて、男子っぽくしていました。
ハラ減ったー。 メシくいてー。

まあ、幼心にどれほど「男子っぽくならなきゃ」と思っていたかが わかりますよね(自分でいうのも、なんですが。笑)。

ケンカも強かったんです。
小学校の高学年くらいになると、男子も力を加減してくれていたのだと思いますが。

そんな小学生時代を送ってきたので、 基本的に「私は強い女」という自己イメージを持つようになりました。

男子にも勝っちゃう。強い。
こんなふうに、どこかの時点で 「私は、男っぽいんだ」 「私は、勝気なおてんば娘なんだ」 「私は、男の子に勝っちゃうんだ」 といった自己イメージを持つようになると、どんどんそのイメージを強化するような行動をとることがあります。

「自分は男子っぽい」と思ってきた女性が大人になっていったとき 仕事では実行力、決断力などを発揮できたりするんですが。

恋愛のシーンで「男っぽい女子」「男子に勝っちゃう女子」は、苦戦を強いられることが少なくありません。

「私みたいな強い女は、男の人になかなかいいと思ってもらえないんだ」 「私みたいのは、ふつうの男の人には好かれないだ」
という思い込みを、持っていることもあり
いざちょっといいなと思う男性を前にすると、女性っぽく振舞うことができなくて
「いいと思ってるんですよオーラ」を出すことができずに、
友達になってしまったり
いいなと思う男性にこそ、近づけなかったり
男子っぽくふるまったり……。

狙た獲物をスルーする、という状態になってしまいがちなんですね

もしくは、
合コンでは、自分が盛り上げ役に回らなきゃ。
自分が楽しませる側に回らなきゃ。
と思って、盛り上がりはするんだけど、恋愛には発展しない……。

ということも、たくさん、起こります。 そして「あーあ。いいところは全部、女子っぽい子たちに持っていかれる」とため息をつく。

そんな体験をしている方も、いらっしゃるかもしれません。

けれど。
そんなタイプの女子たちが、ほんとうに男っぽいのかというと……。

自分のことを「女の子っぽくない。男子っぽいんだ」と思っているので 男子キャラを前面に出しているだけなんですよね。

だけど、内側に「女の子の自分」もいますよね。
自分のことを「女の子っぽくない」と思っている女の子です。
実はと~っても女の子らしい女の子です。

自分を「男っぽい女子」と思ってきたタイプの女性は、この女の子を、人前で出すことに慣れていないんです。

そして、「私は女の子っぽくない」と思ってしまっているので、女であることに自信もないんです。

でも……。
心理学的にみると、 これほどまでに自分のことを「男っぽい」とか「女らしくない」と思い続けてきたということは…。

どれほど豊かな女性性をそこに隠し持ってるのでしょうか?
という話になるんですね。

自分には「ないない」と感じている部分。
「自分はここがだめ」と感じている部分。
そこにこそ封印しまった魅力、自分らしさ、才能があることが多いんです。
カウンセリングでは、そこを見つけたり、開いたりしていくんですね。

自分のことを「男っぽい」とか「女らしくない」と思っている人ほどほんとうはいーっぱい、 女の子らしさ、女らしさ、女性性を内面に秘めています。

自分の「女の子」の部分を人前に出してこなかっただけ。
表現をしてこなかっただけ。

けれど、ほんとうはいーっぱい、持ってるんです。

いま、外見的には女っぽく見せられるようになったというタイプの人も 「実は内面は、私、男っぽいんですよ」と思っているなら、やっぱり内面にたくさんの女の子らしさ、女らしさ、女性性を 秘めているんです。

秘めている部分に 自分ではまだ気づいていない
女の子っぽさ、女らしさ、女性性が
いーっぱい、あるんです。

こう聞くと、「いやいや、ぜんぜん女らしくなんてありません。ほんとに男子っぽいですから」 と言いたくなる気持ちが出てくるかもしれません。

でも、それは、こう思ってみてほしいんです。
これまで、内面の女らしさ、女性性を表に出してこなかったから
それらを人に見せるのが、どうやら恥ずかしいらしい……って。

「いやいや、ほんとに男子っぽいんです」と言いたくなるほど、繊細な感受性を持っているんです。

自己イメージは、あくまでも自分でつくった自己イメージです。
自分でつくったイメージだから、いくらでも変えていけるんですね。

自分の中にある女の子らしさ、女らしさ、女性性を
「あ、自分の中にもあった。ここを女らしいって思ってよかったんだ」 と、ひとつひとつ見つけていったり。

目の前の好きな人を自分の女性性をつかって、応援したり。
過去に抱いた「私は女の子らしくないんだ」という自分の思い込みを解き放っていったり。

そうやって 自分の中の誤解を、解き放ちながら 自分の中の女性性に気づいて、育ててていくことで 「私ってほんとうは、こんなにも女性らしかったんだ」と思える自分になっていきます。

自分は女っぽくないと感じている人ほど 「私は、まだ表に出していない魅力がいっぱいあるんだ」 と、思ってみてほしいんですね。 ほんとです。

そのくらい自分の魅力を人は隠してしまうものなんです。
だけど、女の子らしくない……って気にしているということは
ほんとは、女らしくなりたいってことですよね。
女性の自分を表現してみたいってという気持ち、心のどこかにありますよね。

みなさんのまだ表現していない魅力や女性性を 一緒に見つけていきませんか?

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この記事の執筆者
中村陽子/心理カウンセラー
中村陽子/心理カウンセラー
4500件以上の個人カウンセリングを行う。婚活がうまくいかない、片思い、異性とお付き合いしたことがない、出産タイムリミットへの焦りなど、女性の生き方のお悩み、人生やり直したい、何がやりたいのかわからないなど自己実現のお悩みを数多くお伺いしています。
私自身、30代後半に子どもがほしいと結婚し、39歳で離婚して、40代前半は諦め&人生迷子のどん底期を味わい、45歳から「50代、60代でも花開く人生」をつくりはじめて、今にいたります。 自分らしい生き方のお手伝いしています。
ツイッター@nakamurayoko70
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