恋愛心理学

友達としてしか見れない男性心理。恋愛対象として見てもらうには

友達としてしか見れない男性心理
中村陽子/心理カウンセラー

友達としてしか見れないと言われる理由

好きな人ができても、なかなか恋愛に発展しない。
彼と仲はいいんだけど……いざ告白してみたら友達にしか見れないと言われてしまった。
仲がいいのに、どうして?
私って魅力がないのかな……。

そんな恋をしている女性には、実は特徴があるんです。
その特徴とは……女性としての自分、女子としての自分をふだんあんまり表現していないことにあります。

女子っぽい自分、女性っぽい自分で、意中の彼と接してます?

「いやいや、そんなことできないですよ。だって恥ずかしいじゃないですか」
そう思ったりしていませんか?

友達として見られているなら、彼との距離は近い

友達にしか見れないと言われて、落ち込む必要はぜんぜんありません。
友達ってことは、彼との距離は近いはず。

としたら……
女性らしい私、女としての私、女子としての私を見せていくことに、「友達にしか見れない」を超えるカギがありそうです。

友達としてしか見れないの意味とは

友達としてしか見れない。
男性がこんな言葉を言うとき。それはどんなことを意味しているかというと…。

友達としてしか見れないと男性が感じているとき。
「女性として見れない」ということなんです。

嫌いとか、好かれていないわけではなくて
彼はあなたを「女として見れていない」だけ。

女性として見れないと聞くと
「私に女性としての魅力がないってこと?」と思うかもしれません。

いえいえ、そうじゃないんです。
魅力がないわけでは、全くないんです。

大事なので、繰り返します。
彼はあなたを「女として見れていない」だけなんです。

もしかしたら…
女らしい私を出すのが苦手

心当たりありませんか?

恋のはじまりに必要なエッセンスとは

恋のはじまりに、必要なエッセンスってあるんです。

恋愛がスタートするには、恋のフェロモンとでもいえるような何かが男と女の間で交わされることが必要なんですね。

けれど、「女の私を、人に見せるのが苦手」と感じている女性は、知らず知らずのうちに恋が始まるためのフェロモンを抑え込んでしまっていることが少なくないんですね。

そこで。
友達にしか見えないと言われちゃったとき
彼女候補になって、好きな彼とうまくいくためのヒントをご紹介します。

好きな人の前で「好きバレしちゃだめ」と思ってませんか

好きな人の前で、好きな気持ちを隠していませんか?

・好きな気持ちがバレちゃだめ。
・好きな気持ちがバレそうになったら、隠しちゃう。
・彼の前にいくと、クールに振舞ってしまう(好きバレしたくないから)。

こんなこと、していませんか?

でも実は、「好き」を隠しちゃうことが恋の進展をさまたげているのかもしれません。

「好きな気持ちがバレちゃだめ」なんてこと、実はぜんぜんないんです。
それどころか「彼のこと、好き」という気持ちが、恋愛に発展するためにはとっても大事なんです。

彼の前で「好きバレしちゃだめだから」と、好きな気持ちを隠してクールにふるまうと……
恋に発展しなくなっちゃうんです(がーん)。

というのも、隠すことで、ハートに火がつかなくなっちゃうからなんですね。

好き。
彼に触れたい、もっと近づきたいという高まりは、
男女をくっつけるとても大事な感情
です。

彼にふれたい、近づきたい。その想いはもれ出るくらいでいいんです。
それがいわば、恋のフェロモン。

彼にふれたい、近づきたいと胸が高まるとき、セクシャルなエネルギーが出ています
そのセクシャルなエネルギーが、反応し合う。
だから、男女が惹かれあうんです。

「好き」という感情、彼にふれたいという高まりが二人を結び付けるんです。
それを隠してしまったら……くっつくものも、くっつかない。

どちらかが「好き」って思うから
相手も「好き」って反応する。

私が「好き」って思う
  ↓
  ↓
  ↓
そしたら彼も「好きかも」って反応した。

恋愛のはじまりって、このようなお互いに反応し合うことがとーーーーっても大事なんですね。

知っておきたい「感情が共鳴する」の法則

「同じ空間にいる人は、感情を共有する」って、知ってますか?
同じ空間にいる人は、同じ感情になるといえばわかりやすいでしょうか。

感情は、伝播するからです。
自分が発した感情が、目の前の人に影響を与えたり。
逆に、目の前の人の感情が自分に影響をおよぼしたり。

感情レベルの相互作用が、ふつうに、起こっているんです。
(毎日の生活の中で、どの瞬間も、ふつうに)

たとえば。
友達とごはんを食べに行ったとき。
友達が「これ、おいしいっ~」と心からの声を発したら、「ホントだ~、おいしい~」とこちらも思ったりしたことありませんか。

友達と一緒に花見にでかける電車に乗っているとき
友達が「なんか、楽しみだね~。ワクワクする~」と心からの声を発したら、こちらも「ホント、楽しみ~」という気分になったりします。

友達と飲食店にいるときに
「注文がなかなか出てこないっ」とイライラし始めたら、こちらもなんだか気分が落ち着かなくなってきます。

こんなふうに、感情って伝播するです。

彼とのデート。「好き」「素敵だな~」を感じてみよう

この法則は、もちろん恋愛でも同じです。

たとえばデートのとき。
彼のこと、やっぱり好きだな。すてきだな~と思ったとしますよね。

そのとき……
その思いを、隠さないのがものすごく大事なんです。

「いいな~、素敵だな~」と思いながら
彼と一緒にいるんです。
「好きだな~」という気持ちが出てきたら、
「好きだな~」と思いながら、彼と一緒にいるんです。

「好きだな~」が高まってきたら、
高まっていくままに「好きだな~」って感じながら、
彼と一緒にいるんです

するとね。
「好きっ」という感情が彼に伝わります。
言葉にしなくても、伝わるんです。

「彼のこと、好き」って、ワクワクドキドキと気持ちを高ぶらせながら
「あなたと一緒にいると、たのしいっ」とニッコリすれば。
何かが、伝わるんです。

その結果。
彼の心に火がつくかも

男のハートに火をつけるのは、女性の役目

男と女って。
女性が男性のハートに火をつけていることが、とっても多いんです。

「あなたのこと、いいなって思ってるのよ光線」がビビビビッと飛ぶ。
なんか好きかも。

この感情やサインが彼に伝わる。
だから、彼のハートもドキッと動き始めるんです。
これ。めっちゃ、大事なポイントです。

彼の心を動かすのは、
あなたの
「好き」「一緒にいると楽しいっ」
という思い
なんです。

こちらが「〇〇君と一緒にいると、楽しいっ(一緒にいられて、めっちゃうれしいっ)」と思うから、それが相手に伝わって、相手のハートを動かすんです。

このとき、言葉にしなくてもぜんぜん大丈夫。
心でドキドキしながら思っていれば
(〇〇君と一緒にいられて楽しいっ、うれしいっを感じるままに思っていれば)
ちゃんと、伝わります。
(瞳からも伝わります)

女が男のハートに火をつけるんですよ~。
だから、隠しちゃダメなんです。

隠そうとすると
「彼って素敵だな~。一緒にいられて、めっちゃうれしいな~」という感情自体を
ぎゅぎゅぎゅーっと押し込めることになっちゃう
んです。
(なので、楽しくないし。好きか嫌いかも、よくわからなくなります)

もしデートしていても、相手のことが好きだか嫌いだかよくわからない……ということが多いなら、もしかしたら「素敵だな」「好きかも」という感情がニョキニョキッと出てくると、押し込めちゃってるかもしれません。

恋が始まらない原因は、恥ずかしい気持ちを隠すから

「伝わっちゃったら、恥ずかしいな~」という思いが出くるとき、ありますよね。

「恥かしいっ」って、恋愛をスタートさせるためにはとってもな感情なんです。

はずかしくなると、クールな無感情になるのは、はずかしさを切ってしまっている状態です。

この「恥ずかしいっ」が出て来たときの対応が、大きなポイントなんですね。

恥ずかしい気持ちが出てきたときに、それを隠そうとすると……。

「一緒にいたら、恥かしくなってきちゃった」
   ↓
   ↓
「恥ずかしいのがバレちゃったら変に思われるから、隠さなきゃ(押し込める)」
   ↓
   ↓
感情の出ないクールな私、無表情の私になる
(場合によっては、不機嫌になる、怒り始める)

恥ずかしい気持ちを
隠す、押し込める、抑圧する……
やってませんか?

では、質問です。
Q.デート中に彼がクールで無表情、無反応だったら、あなたはどんな気持ちになりますか?

A.「私といても、つまらないのかな?」

恥ずかしさを隠して、
なにごともなかったようにクールなふりをするってことは……

彼に
「僕といても、つまらないのかな」と感じさせてしまうということなんです。
がががーーーん。

恥ずかしいのを隠してクールなふりをしちゃうせいで、
恋愛のスタートが躓いちゃってること、少なくないんです。

とはいうものの、女子っぽい自分を出すのが苦手

とはいうものの。

女子っぽい自分を出すのって、なんか卑怯な感じがする。
男性に媚を売るみたいなこと、自分にはできない!

と思いますよね。

わかります……。
とてもよく、わかります。

女子っぽい自分とか、女っぽい自分が簡単に出せるくらいなら
こんな苦労なんてしてないワイ!

と言いたくなりますよね。

わかります……。
とてもよくわかります。

好きな気持ちがバレたら恥ずかしい。
そんな気持ちになるのも、わかります。
とってもよーく、わかります。

こう感じる人は

「女性として見られるのが、恥ずかしい」
「女性として見られていると思うと、隠れたくなる」
「女子っぽい自分に自信がない(あんまり表現していない)」

とみんなおっしゃるんですね。

つまりそれは

自分の「女の部分」に、抵抗がある。
女性らしい私、女としての私に蓋をしている。

ということが、多いんですね。

もしかしたら
・子どもの頃から「男の子っぽい私」のほうがしっくりきた
・小学校高学年から中学生くらいにかけて、胸が大きくなるなどの身体の変化をとても恥ずかしく感じた
・大人な女性の私よりも、子どもっぽいところのある私のほうがしっくりくる

などの感覚があるかもしれません。

子どもっぽい自分、男子っぽい自分はいませんか?

どこかまだ子どもっぽい感覚があったり
子どもの頃から男っぽい感覚があったり
それ自体が悪いわけではないんです。

そうなっているのには、それなりの事情があるからです。

ある人は、親が過保護だったために、「子どものままでいることを親に望まれているような感覚」を長い間持ち続けてきたのかもしれません。

ある人は、長女で家を継ぐことを求められているような気がしたり、また女よりも男に生まれてくることを望まれていたんじゃないかと思ったりしたことで、男の子っぽい自分で生きてきたのかもしれません。

女性らしい自分、女子っぽい自分、女らしい自分に抵抗があるのには、人それぞれ事情があるからなんです。

そんな自分のことを「女らしくないから」「女として魅力がないから」「女子力がないから」と思ってきたかもしれないけれど、そんなことはぜんぜんなくて。

女の私
大人の女性としての私
に蓋をしているだけなんです。

だけど…
女子っぽい自分、女性らしい自分、女らしい自分に蓋をしているということは
もしかしたら「本来の自分らしさ」を生きられていないのかも、しれません。

本当は自分だって、周りの女子たち、女性たちと同じように彼氏ほしいし、パートナーほしいし、家族だってほしいし、誰かに守ってもらったりしたいし…という気持ちもあるのに。
その気持ちに蓋をしているところ、あったりするかもしれません。

いま、友達としてしか見れないと言われたことに悩んでいるとしたら。
それは「女性としての私を解放していく」「大人の女になっていく機会」かもしれません。

「女としての私」に許可を出していく

恥ずかしがり屋の女子は
豊かな女らしさや、内面のかわいらしさをたくさん秘めていることが多いんです。

というのもね。
好きな彼の前で、女子っぽい自分や女性らしい自分が出てこようとしたときに、
それを押し止めているだけ。

としているということは……
まだまだ表現できていない女らしさ、かわいらしさが
いーっぱいあるってことなんです。

だけど、いーっぱいある女性らしさ、かわいらしさを表現することに
ブロックがある。

カウンセリングで話をすることで、ブロックが取れていくことも多いんです。

話していくことで、ブロックが取れて
女らしさ、かわいらしさを表現できるようになっていくことはとっても多いんです。
(これまで人に話していなかった話を、カウンセリングの場でしてみることで
セクシャリティへのブロックが外れていくこと、とても多いんです)

恥ずかしがり屋さんほど、自分の気持ちを隠してしまうものだけど。
少しずつ大人の女の私を表現していきませんか?

かわいらしさ、女らしさ、情熱を表現することにOKを出していきませんか?

友達にしか見れないの言葉に、落ち込む必要はぜんぜんなし!

友達にしか見れないと言われたからって、落ち込む必要はぜんぜんありません!

女の私、女性としての私を表現することにOKを出していければいいだけです。

大事なので繰り返します。
あなたに魅力がないわけでは、ないんです。
女としての魅力がない、かわいくない、女らしくない、かわいげがない、女子っぽくない…
と自分では思うかもしれないけど、違うんです。

恥ずかしいから、蓋をしているだけ。

自分の女性らしさ、女子っぽさ、かわいらしさ、女らしさに蓋をしているだけ、なんです。

だから、蓋をひらいていけば。
女らしさ、女子っぽさ、かわいらしさのオーラが、自然に出るようになります。

自分が思っているよりもずっと、あなたは魅力的なんですよ。

自分では気づいていないあなたらしさ、あなたの女性らしさを表現していけるように。
どうぞ、お手伝いさせてくださいね。

セクシャリティを解放すると、魅力的なオーラが出るってほんと?
好かれると気持ち悪いのは、女として見られるのが嫌だから
30代、男性と付き合ったことがない私
この記事の執筆者
中村陽子/心理カウンセラー
中村陽子/心理カウンセラー
4500件以上の個人カウンセリングを行う。婚活がうまくいかない、片思い、異性とお付き合いしたことがない、出産タイムリミットへの焦りなど、女性の生き方のお悩み、人生やり直したい、何がやりたいのかわからないなど自己実現のお悩みを数多くお伺いしています。 30代後半に子どもがほしいと結婚し、39歳で離婚して、40代前半は諦め&人生迷子のどん底期を味わい、45歳から「50代、60代でも花開く人生」をつくりはじめて、今にいたります。 自分らしい生き方のお手伝いしています。 ツイッター@nakamurayoko70
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