恋愛心理学

男性と付き合ったことがなかった私。彼氏ができました!

中村陽子/心理カウンセラー

このところ、久しぶりに電話をいただいたお客様から、うれしい報告をいただいています。
かなり久しぶりにお電話いただいた方から
「彼氏ができました」とか
「相談していた彼と別れて、新しい彼と付き合っているんです」
といったお話を伺ったりしています。

パートナーを持つことへの心理的なブロックが外れたり、愛されていることを感じられたりするようになると、みなさん動き始めて、いい流れに乗っていくんですよね。

そして先日は、こんなご報告をいただきました!
Aさん(33歳)から、半年ぶりくらいに電話をいただきました。

Aさんは「男性とお付き合いしたことがない」というお悩みを持っていたのですが。

「実は、彼氏ができたんです」と。

うわ~~~、すごい~~~。
おめでとうございます!
パチパチパチ。
めっちゃお赤飯炊きたくなっちゃいました^^

お付き合いしたことがない人の背景

男性とお付き合いしたことがない。
それをコンプレックスに感じている方は少なくないようです。

男性とお付き合いしたことがないのは、自分に魅力がないからでは?
男性に好きになってもらうだけの魅力が、自分にないのでは?
みんなができていることが、自分だけできていない。それって自分がおかしいからなのでは?

そんなふうに感じていることが少なくないようです。

けれど、これらは真実ではありません。

男性とお付き合いしたことがない人に話を伺っていくと、
「男性と付き合うわけにはいかない」
「自分が女子になるわけにはいかない」

そんな事情が見えてくることが、ほんとうに多いんです。

好きになってもらえないわけではなく
好きになられて、うまくいって、付き合ったり結婚したりするわけにはいかない
男性に近寄られるわけにはいかない
という事情を抱えていることが、ほんとうに多いんです。

男性に好意を持たれるのが苦手な理由

実は、男性から好意を持たれると、「ムリ~」とか「気持ち悪い」と思ってしまうというご相談は多いんですね。
そして「気持ち悪い」と思ってしまうので、なかなか男性とお付き合いすることができない。

このお悩みをひもといていくと、「女性としての自分」をどのように感じているのかということがテーマになってきます。
女性としての自分を表現することに、抵抗があることも少なくないんですね。

例えば
「女子だけど、男の子でいなくっちゃ」とか
「大人にならずに、少女のままでいなくっちゃ」
といったマインドを持っていることがあります。

だけど、いるんですよね。
「女の子としての自分」
心の奥に閉じ込められていたりするのだけれど……。
その自分と出会い、女子として生きることに許可を出していく。
大人の女性になることに許可を出していく。

そんなふうに心のブロックが外れていくと、女性としての自分にだんだんOKを出せるようになり、表現できるようになったりします。

こうして自分らしさが表に出るようになってくると、そんな自分に合った男性に出会うチャンスが出てくるんですね。

最初のうちはうまくいかない出会いもあるかもしれません。
それでも、自分らしさが出れば出るほど、自分に合う男性に出会えるようになっていくんですね。そして、そんな男性とはお付き合いまでスムースに運ぶようなんです。

豊かな女性性や母性というギフト

彼氏ができること。
もちろんそこはゴールではありません。
そこから新たなステージが始まります。

好きな人ができて、付き合うようになると……
彼との間で、いろんな気持ちが出てきたりするかもしれません。
だって、好きな人に近づくときには、怖れって出てくるものだから。
自分を受け入れてもらえるだろうかって、思うものだから。

なんども心を揺らしながら、「それでも彼のことが好き」という自分の気持ちに立ち戻る。その過程で、自分の中の「男性を愛したい気持ち」に気づいていくかもしれません。

不安になっちゃう。私なんて迷惑なんじゃないかって思う。
だけど……それでもやっぱり彼が好き。
その揺れ動く気持ちと向き合い続けることは、「こんなにも彼を愛したい私」に気づくプロセスなのかもしれません。

実は「私は男子っぽい」とか「サバサバしている」と感じているような
女性としての私、女子としての私を内面に閉じ込めてきたタイプの人は、女性性や母性を豊かに持っていることが多いんです。

その内面に秘めた豊かな女性性は、パートナーに与えることを通じてどんどん開いていきます。

与えるって何かというと。
自分の心です。
私はあなたが好き。
私はどんなあなたでも好きだよ。
私はあなたのことが好きだから、一緒にいたい。一緒にいられるだけでうれしいんだよ。

そんな心の力です。

彼は私を受け入れてくれるだろうかという不安を超えて、私はあなたが好きという愛を選ぶ。
一回選んでも、揺れ戻ります。
そしたら、また愛を選ぶ。その繰り返し……。

そのプロセスの中で、「こんなにも誰かを愛したいと思っていたのか」という自分と出会い、自分から与えることを学びながら、もともと豊かに持っている女性性や母性を開いていく。

とても豊かな女性性や母性、男性を愛する情熱。
それらを与えることを通じて、きっとどんどん「私もなかなかいい女かもしれない」ってことにも気づいていくんじゃないかと。

パートナーシップを築いていく中で、もちろん、いろんな不安も出てきます。
だけどそれは、それまでの自分の枠を超えるチャンスでもあるんです。
自分の気持ちと向き合ったり、自分の気持ちを伝えたり、男性ってこういうところがあるんだと理解していったり、どうすればふたりで乗り越えていけるかを考えたり、そのために自分が与えられるものってなんだろうって思ってみたり……。悩みながら、ふたりで絆を深めていく。

パートナーシップはいろんなことを教えてくれるんですよね。

愛したい情熱をいっぱい秘めた情熱系女子のみなさんをいつも応援しています!

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この記事の執筆者
中村陽子/心理カウンセラー
中村陽子/心理カウンセラー
4500件以上の個人カウンセリングを行う。婚活がうまくいかない、片思い、異性とお付き合いしたことがない、出産タイムリミットへの焦りなど、女性の生き方のお悩み、人生やり直したい、何がやりたいのかわからないなど自己実現のお悩みを数多くお伺いしています。
私自身、30代後半に子どもがほしいと結婚し、39歳で離婚して、40代前半は諦め&人生迷子のどん底期を味わい、45歳から「50代、60代でも花開く人生」をつくりはじめて、今にいたります。 自分らしい生き方のお手伝いしています。
ツイッター@nakamurayoko70
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