自立女子の「自分より強い男がいない」問題を卒業するために
自分より強い男がいない問題が生じるわけ
「自分より強い男がいない」問題。
自立女子にとってはけっこう、あるあるなんですよね。
仕事の場面でも、恋愛の場面でも
自分より強い男がいないじゃないかと、吠えたくなるようなこと
けっこうあります~という自立女子。
私は今でこそ、男性の中に「頼りがい」を見ることができるようになりましたが
10年くらい前までは、そりゃひどいものでした。
私より強い男、いないじゃん。
目の前には見渡す限りの荒野が広がります。
男がいない荒野……。
10年くらい前までの私は、周りにいる男性たちがみんな「頼りにならない」ように見えていたんですね。
ちなみに、今現在は、頼れる男性いっぱいいます。
何が変わったのか。
環境が変わったのでしょうか。
いいえ。
実は、自分の内面が変わったために、自分の周りに頼りになる男性が増えたのです。
自分より強い男がいない系女子の恋愛
自分より強い男がいない系女子の恋愛は
こんなパターンになることがあります。
自分の男性性が強い分だけ、並の男性には興味を持てません。
そのため、自分よりも自立度の高い男性を選ぶか、頼りがいは自分が受け持ち女性性の高い男性と恋愛をするかということになります。
女性性の高い男性との恋愛では、自分が主導権をとります。
ときには彼の人生まで背負おうとしてあれこれ口を出したり、世話をやいたりする。
だけど心の中に自分も頼りたい気持ちはあるので、「どうして私ばっかり、頑張らなきゃいけないの!」と爆発。
自分より強い男性を求めて、超自立的な男性と付き合おうとするものの
相手が超自立なだけに、なかなか近づかせてくれなくて撃沈する。
自立男性と付き合うものの
「君には、俺がいなくても大丈夫だと思う」と言われて、去って行かれる。
など、うまくいかない恋愛を繰り返していることも、よくあります。
心理学でいう自立とは
自分の弱さを嫌って、もう傷つかないために自立のステージに入ります。
人に迷惑をかけてはいけない。
弱音を吐けない。
人に助けを求められない。
何でも一人でやろうとする。
とするんです。
頼りにならない男性に、腹が立つのは……
そのため「頼りにならない男性に、腹が立つ」ということが起こります。
だけどそれは、誰にも頼らず、人に迷惑をかけず、弱音を吐かず、何でも一人でやろうとする生き方をしているから……。
バリバリに自立したそんな生き方をしていたら
愚痴ったり、すぐ諦めたり、簡単に弱音を吐いたりする人を見たら
「許せん!」という気持ちにも、なると思うんです。
というのも
自分が我慢したり、禁止したりしていることをやっている人を見ると
腹が立つし、むかつく~となるのが、人の心理だからです。
自分の弱さを嫌っている分だけ、男性の中の弱さも受け入れることができなくなってしまうんですね。
自分が我慢して頑張っている分だけ、許せなくなってしまうんですね。
つまりは、自分が誰かに頼ったり、ときには弱音を吐いたりすることを我慢したり禁止したりして、ひとりで何でも頑張ろうとするその生き方が、男性の中の弱さや人の甘えを受け入れられない原因になってしまうんですね。
一歩間違えると、男性相手に火を吐いてしまいそうになる「自分より強い男がいない系女子」のマインドですが。
ほんとうは、ガオガオ吠えたいわけじゃないんですよね。
だとしたら。
自分が嫌ってしまった弱さを受け入れていくというのが王道の癒し方です。
「男性は頼りない」メガネをかけていない?
もうひとつ、おすすめの方法がります。
それは、「男性は頼りない」メガネを癒すこと。
男性の中に頼りがいを見ることができないのは
「男性を見る目」「男性を見るときのメガネ」が関係しています。
男性を見るときのメガネが
「男は頼りない、あてにならない」というメガネになっているわけなんです。
投影の法則でいうと
自分の内側にある男性像を、外の世界に映し出します。
つまり、世の中の男性が「頼りにならない」と感じるのは
自分の内側に「頼りない男性像」を持っているから。
目の前の相手が、そうなのではなく
自分の内側にある男性像が「頼りない」イメージなだけだったんです。
心の内側の男性像のモデル=お父さん
そして、自分の内側の男性像のモデルになっているのは誰かというと……。
多くの場合、お父さんなんです。
もしかしたら「お父さんは頼りない」と思ってたな、という方。
けっこういらっしゃるんじゃないでしょうか。
子ども時代に母親から、「うちのお父さんは頼りにならない、あてにならない」と愚痴を聞かされた娘は「うちのお父さんは頼りない」と思い、そういう目で父親を見るようになります。
すると、「お父さんは頼りない」と見下げるようにもなります。
つまりこの時点で
「男性を見下げる」という眼差しも持つようになるんですね。
そして「お父さん頼りない人メガネ」をかけているために、
周りの男性にもそれを映し出し、周りの男性を下に見るようになるんです。
だけど、お父さんが頼りないって本当でしょうか。
お母さんの愚痴を聞いていたときは、そう感じていたかもしれないけれど。
大人になったいま、お父さんについてよくよく振り返ってみたら、違う視点で見えるかもしれません。
○お父さんのイメージを書き換えるワーク
・お父さんの頼りになるところ
・お父さんが家族のために頑張ってくれたところ
・お父さんが娘に、父親として愛情を与えようとしてくれたこと
・お父さんに感謝できること
・お父さんのよさ
を見つけてみます。
実際にやってみると、いままでの「頼りないお父さん像」が変わって
お父さんのよさ、頼りになるところ、お父さんが娘に向けてくれた愛情を感じられるかもしれません。
そして、
内面のお父さん像が変わることによって、周りの男性たちの見方も変わります。
内面のお父さん像が変わる
↓
男性の中に
お父さんの中に見たものを見る
<男性の頼りがい、愛情、よさ、男気など>
↓
「この人にも頼りがいあった」と発見できる
↓
周りに頼りになる男性が増える
内面のお父さん像が変わることで、周りの男性たちの中に見えるものが変わります。
そして、男性たちの中に「頼りがい」や「その人のよさ」を見ることができるようになるのです。
そして、お父さんからの愛情をあらためて感じることで
男性たちが向けてくれるやさしさ、愛情にも気づきやすくなるのです。
(受け取り上手にも、なれるわけです)
自立女子の勇気づけの力。あげまんの道
自立女性は内面に、たくさんの繊細さや豊かな女性性を持っています。今はそれが表になかなか出て来ないかもしれないけれど、ほんとうは男性を愛したい気持ちをたくさんもっていたりするんです。
男性の中にその人のよさ、すばらしさ、頼りがいなどが見えるようになったら……。
男性を認める、承認する、よいところを見続ける、応援する、力づける、彼のビジョンを見るなど、彼を伸ばす方向にあなたの力を使っていくこともできるようになります。
いわば、あげまんへの道。
そしてあなたからの勇気づけの言葉は、ふわふわ系女子とはまた違った力強さを持って、男性に力を与えることができるのです。
ほんとうは男性を愛したいあなたのお手伝いを
いつでもさせてくださいね。