恋愛心理学

彼に心から愛される女性の3つの秘訣~男性心理より~

中村陽子/心理カウンセラー

彼に心から愛される秘訣

好きな人に愛されたい。
だけど、「彼は私のことをどう思ているんだろう」と不安になってしまう。
ちょっとLINEの返事が遅かったり、休みの前に「土曜日どうする?」って言ってくれなかったりするだけで、「私への気持ちが、醒めてしまったんじゃないか」と感じてしまう。

恋愛中の女性なら、こんな気持ちになることありますよね。

もっと〇〇な女性なら、彼の気持ちを惹きつけることができるのに。そんな気持ちになることも、あるかもしれません。

男性に好かれるような、かわいらしい女性。
きれいな女性らしい女性。
癒し系の女性。
色っぽい女性etc…

もっと〇〇な女性なら、愛されるはずなのに。
(でも、私は〇〇じゃないから、愛されないんだ)
そんなふうに思っちゃうこと、少なくないんです。

でも。実は。
「こんな女性なら、愛されるんじゃないか」という考え方をいったんストップしたほうが、彼との関係がうまくいくようになるんです。

彼に愛されたいと思うとき、
「彼はこんな女性が好きなんじゃないかな」
「どうすれば彼に好かれるようになるかな」
という発想になりがちなんですね。

「彼に気に入られるためには」
「彼にもっとこっちを向いてもらうには」

だけどこの発想だと、
なかなかうまくいかないんですね。

というのも
自分の言動が
彼にこっちを向いてもらうために、〇〇する。
になってしまうから。

これだと……
うまくいかないんですね。

好かれるために、我慢していませんか?

彼に好かれたいと思うとき、ついついしてしまうことが
好かれるための我慢です。

例えば、本当は会いたい。だけど会いたいって言ったらどう思われるかなと思うから我慢する。
「彼は忙しい人だから、私はわがまま言わないで我慢しよう」って。

このとき、「我慢したんだから、会ってくれるはずだよね」という気持ちも同時に抱きます。

でも実際には……
我慢しても、彼のほうから「会いたい」と言ってこないことのほうが多い。

すると
会いたいと思ってた。だけど会うって言ってくれなかった。
言葉にして伝えてないけど、わかってほしいという気持ちの分だけ、重さが出てきてしまうんですね。

彼にどう思われるかな?
彼にどうすれば好かれるかな?
という発想でいると、重たいエネルギーが出てしまいやすい。

まずはそう思ってみてください。

男性心理を知って、心から愛される女性になろう

実は
彼に心から愛される女性の秘訣は……

僕に力を与えてくれる
僕に自信を与えてくれる
僕をやる気にさせてくれる


にあります。

「どうすれば彼に愛されるんだろう」という発想が重たいエネルギーだとしたら
愛される女性は、軽やかな与えるエネルギーなんですね。

与えるエネルギーは
「私のほうから彼にプレゼントする」という方向です。

私→→→→プレゼント→彼
これが、与える感覚。

このとき「こうしないと好きになってもらえないから、彼に〇〇しよう」ではなく、「私が心からそうしたいから、〇〇する」ということがポイントなんです。

では何を与えているのかというと……。
それを見てきましょう。

彼に心から愛される女性の秘訣1
ご機嫌な私でいる

これ、めちゃめちゃ大事です。

男性は
ご機嫌な女性が好き
なんです。

僕と一緒にいるとき、私はご機嫌。
それだけで、彼に与えている(いいものをプレゼントしている)ことになるんですね。

それはどうしてなのかというと…。
男性たちの心の中には
少年のボクの物語があるからなんです。

ここでちょっと
彼の少年時代を思い描いてみてくださいね。

お母さんを喜ばせたい少年のマインド

男の子って、お母さんを喜ばせたいと思っているものなんです。
やんちゃなことやオタクなこと、いたずら、ぐーたら…いろいろしつつも
お母さんのことも、喜ばせたい。

一方で
お母さんの機嫌が悪いと、ボクのせい?と思います。

あるところに、小学生の男の子がいました。

教育熱心なお母さんのもと、塾に通うことになりました。
塾行く?と言われて、うんと答えたのは
友達も塾に行っているからというのもあるけれど、
塾に行って勉強したら、お母さんが喜ぶからというのもあったんです。

いざ、塾に通い始めてみると。
算数が苦手だったんです。

お母さんは塾のテストの点数を見ては、「こんな点数で行けるところあるのかしら」と心配そうにつぶやきます。
ときどき、息子への言葉はヒートアップすることがあります。
「なんで、こんなこともわからないの…」
「どうすればいいのかしら。この子、ほんとに大丈夫なのかしら」

お母さんは気づいていないんです。
男の子は、お母さんを喜ばせるために頑張っていることを。

苦手な算数の勉強をがんばるのも、お母さんを喜ばせたいから、安心させたいから。

だけど、お母さんには心配しか見えていません。
「どんどん遅れちゃうんじゃないかしら」
「算数ができなくて、将来大丈夫なのかしら」

このときの男の子は、こんな気持ちなんです。

僕のせいで、お母さんが心配している。
僕のせいで、お母さんがイライラしている。
僕って、だめなんだ……。

お母さんを喜ばせたい気持ち、いっぱいあるのに。
だけど、お母さんは僕のことで心配ばっかりしてる。
それって、僕がだめだからだ……。

このときの男の子の無念な気持ち。
わかりますか……?

男性の心の中に、
こんな少年のマインドがあるんです。

男性が、不機嫌な女性を苦手な理由

だからこそ
女性の不機嫌やイライラ、心配そうな顔は

僕では、この人を喜ばせることができないんだ。
僕では、この人の役に立つことはできないんだ。
僕って、だめなんだ。

という気持ちを、感じさせてしまうんですね。

男性が一番感じたくない
僕って、だめなんだ
を感じさせてしまうんです。

ここポイントです。
もう一度、いいますね。
男性が一番感じたくない気持ち。
それは「僕ってだめなんだ」という気持ちです。

「僕ってだめなんだ」を感じさせる女性から、男性は遠ざろうとします。そのくらい「僕ってだめなんだ」を感じるのが、男性にとっては嫌なんです。

彼女が不機嫌そう。
彼女がつまらなさそう。
彼女が不満そう。
彼女が悲しそう。
これらは、男性に「僕ってだめなんだ」を感じさせてしまいます。

だからそのとき、彼はそっけない態度を取っているかもしれません。
「俺、関係ないよ」という態度。
でもそれは、「僕ってだめなんだ」を感じたくないためなのかもしれません。

男性のこの気持ちを、まずはわかってあげるといいんですね。

一緒にいるときに、彼にどんな感情を感じさせている?

男性から愛される女性は、彼をいい気分にさせるのが上手なんです。
彼をいい気分にさせるには

僕は、彼女を喜ばせたい。
僕は、彼女の笑顔を見たい。
僕は、彼女の役に立ちたい。

という気持ちに応えることなんですね。

私がご機嫌でいる
ただそれだけで、男性はこんなふうに思います。

 

僕は、彼女を喜ばせることができている。
僕は、彼女を笑顔にさせられている。
僕は、彼女の役に立てている。

一緒に食事をしている目の前の女性が、にこにこしながら「おいしいね~」って言っている。
ただそれだけで、「僕は、彼女を喜ばせることができてる」と男性は感じられるんです。

私がご機嫌でいることで、
男性に自信をプレゼントできる

一緒にいるときに、彼にいい感情を感じさせること。
「僕は彼女を喜ばせている」「僕は彼女を笑顔にできている」「僕は彼女の役に立っている」を感じさせていれば、彼は自然と「彼女と一緒にいたい」と思うものなんです。

彼に心から愛される女性の秘訣2
小さなことでも喜んで
ありがとうって伝える

世の中をよーく観察してみると。
男性たちは女性たちを喜ばせるために
一生懸命がんばっています。

その頑張りをスルーされたら……
がっかりします。
やっぱ、僕じゃだめか~って。

一方で。
頑張りに気づいてもらって「ありがとう」と言ってもらえたら。

彼女に喜んでもらえた。よかった。

男性たちはほっとするんです。
彼女のために、やってよかったと思えるんです。
自分が役に立ったことを感じられるんです。

男性は喜び上手な女性が好きという理由は、ここにあります。

彼がしてくれたことで、うれしかったこと。役に立ったこと。ありがたかったこと。

ほんの小さなことを見つけては

ありがとう~。
うれしい~~。

って、表現する。
それができるだけで、彼との関係はぐっとよくなっていきます。

 

Q.チョコ買ってきてくれた彼に
うわ、このチョコ好きなんだ~。ありがとう~
と自分が言ってるシーンを想像してみてください。

どんな表情、どんな声、どんなエネルギーを表現してるでしょうか?
自分が喜んでいること、うれしがっていること。相手に伝わってますか?

表現しないと、伝わらない。
言わないと、わからない。

だから、「うれしい~。ありがとう~」は、隠さずいっぱい表現するといいんです。
これまでやってこなかったのは、恥ずかしかったからかもしれません。
恥ずかしいですよね。
「私が言ったところで、彼はほんとに喜ぶの?」という気持ちにもなるかもしれません。
それでも、彼のために言ってみてほしいんです。

〇〇してくれて、ありがとう。うれしい
〇〇してくれて、助かった。ほんとにありがとう

それが、彼の力になります。
それが、彼の自信になるんです。

彼に心から愛される女性の秘訣3
あなたなら、できるよ。
彼を信じて応援する

人が新しいことにチャレンジしようとしているとき
何らかの問題に立ち向かおうとしているとき
「がんばりたい。でも大丈夫だろうか」とふたつの思いを抱くものです。

自分の力で乗り越えたいけれど、大丈夫なんだろうかって。

そんなとき
あなたなら、できるよ。大丈夫!
の一言が、彼の力になるんです。

あなたなら、大丈夫。
私が信じてるから。

そう言われることが、めちゃめちゃ自信を与えてくれるんです。
よし、彼女のためにも頑張ろう。
そんなふうに力が湧いてくるものなんです。

根拠なんて、なくていい。←ここ、大事。
私が信じているから。あなたなら大丈夫。

それだけでいい。
それがどれほど、勇気を与えることか――。
(男泣き。くーーーーっ)

信じてくれる人がいるから頑張れる

人は、自分のことを信じてくれる人がいることで
自分の枠を超える力を得られるものなんです。

がんばりたいことほど、迷いも不安も出てきます。
ほんとにうまくいくんだろうか。
できるんだろうかって。

その迷いや不安を超えて、一歩を踏み出す勇気を与えてくれるもの。
それが自分を信じてくれる人からの想いなんです。

あなたなら大丈夫。できるよ。
私が信じてるから。

そう想ってくれる人の存在が、自分の限界を超える力を与えてくれるんです。

あなたの彼を信じる気持ちが
彼に力を与えます。

彼を応援してあげられる私
彼に自信を与えられる私でいるときの
自分のこと。
どんなふうに感じると思います?

彼を心から応援したり、彼のことを信じたりしているときって、
自分の中のマリアさまのような気持ちとつながっているときなんです。

彼を心から応援すればするほど、自分のことをいいものだと思えるようにもなるんです。

いま、もしかしたら彼といい関係がつくれずに悩んでいるかもしれません。
彼のこと応援したほうがいいのは、わかってる。
でも、できない……。

そう感じるのには、なんらかの事情があるはずなんですよね。
だとしたら、まずはそれをひも解いていきませんか?

これを最後まで読んだあなたは、きっと彼のことを愛したい気持ちをほんとうはいっぱい持っているはずなんです。

だけど彼を愛したい気持ちがうまく外に出せなくて、それが苦しくて、悩んでいるのかもしれません。

だとしたら。
あなたの心の中のからまった糸をほぐしていきませんか?
彼とのいい関係を手にするためにも。
一緒にお手伝いさせてもらえたら、うれしいです。

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この記事の執筆者
中村陽子/心理カウンセラー
中村陽子/心理カウンセラー
4500件以上の個人カウンセリングを行う。婚活がうまくいかない、片思い、異性とお付き合いしたことがない、出産タイムリミットへの焦りなど、女性の生き方のお悩み、人生やり直したい、何がやりたいのかわからないなど自己実現のお悩みを数多くお伺いしています。 30代後半に子どもがほしいと結婚し、39歳で離婚して、40代前半は諦め&人生迷子のどん底期を味わい、45歳から「50代、60代でも花開く人生」をつくりはじめて、今にいたります。 自分らしい生き方のお手伝いしています。 ツイッター@nakamurayoko70
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