恋愛に自信のない男性心理を知って、彼に勇気を与えるには
恋愛に自信のない男性は、意外と多い
男性は、恋愛に自信がないようです。
男性の中にもいろいろな女性と付き合って
「女性ってこういうもの」
「こういうことをすると喜ぶ」
「こういうふうに接してほしいと思っている」
などを知っていった人もいます。
もておくん(仮名)です。
もておくんなら、知っています。
女性が何を求めていて、どんなことをしたら喜ぶのか。
女子が喜びそうなLINEの返信はこんな感じで、女子が不安になるLINEのやりとりはこんな感じということを……。
だけど。
世の中、もておくん以外の男性の方が、圧倒的多数なんです。
仕事では自信ありそうなあの彼も、スポーツが得意で男友達の多いあの彼も。
カルチャーに詳しく音楽や映画が好きなあの彼も。
世界中を旅した経験を持つあの彼も。
実は、恋愛には自信のない男性であることが多いんです。
一説によると、
全男性のうち、
恋愛経験がそこそこあって女心に精通しているもておくん2割。
それ以外の男性8割。
なんて話も。
こんなふうに女心に精通し、頼りになる独身男性たちは、基本的にめちゃもてます。これがもておくんゾーン(2割)です。
だけど残りの男性たちは……
そうなんです。
恋愛に自信のない男性たちなんです。
自分が女性に好意を持ってもらえるとは……思っていない。
いくら仕事ができても、社会的にそこそこのステイタスがあっても、
頭がよくても、収入がよくても、面白くても、やさしくても……。
自分が女性から好かれるような男であるとは、思っていないことが多いんです。
そして、恋愛経験がもておくんのようには豊富じゃないから、女心にもうといところがある。
もておくんは、流行りの店、おしゃれな店、女子が好きそうな店を知っているし、LINEでやりとりしてても受け答えが洗練されてるし、こっちの気持ちをわかってくれそうな答えを返してくれたりします。
一方で、それ以外の男性たちは……。
女子が好きそうな店の研究なんてしたことないし、LINEのやりとりでも気の利いた言葉を返せないし、女心がよくわからないので、いっけんトンチンカンな答えが返ってきたりもします。
だけど。
誠実だし、やさしい。
いったん好きになったら、大切にしてくれたりします。
おしゃれな店、はやりの店ではないけれど。
僕が知ってる中で、いいと思う店に一生懸命連れて行くし
彼女がこういうの好きじゃないのかな?と思えば、お土産に買ってきてくれるし(ただしセンスが、女子向きじゃないだけで)。
大事にしてくれる人、多いんです。
ただ。恋愛に自信がないから。
奥手な男性も、いっぱいいます。
そんな、恋愛に自信のない男性心理をちょっとご紹介します。
ある男性の話。
「中学生、高校生のときに色気づかなかった男って、その後、恋愛に奥手になっちゃうです。中学時代に男子同士でつるんでいるちょっと幼い感じの男子グループっていませんでしたか?
そういう男って、思春期に男子の世界観の中で面白がって遊んでいた分、女の子とどう接すればいいのかを学んでいないんです。
だから大学生になってからも、彼女がなかなかつくれないんですよ。
女の子を気軽に誘うなんてできないし、向こうから声をかけてくれることがあっても、デートの仕方がわからなくて、ふられちゃったりする。
まあたいていは、「○○君って、面白いよね」とは言われるものの恋愛対象として見てもらってないんです。そんなことこともあり、どんどん、女の子と付き合うハードルが高くなって行っちゃうんです」
思春期から20代前半にかけて女子とお付き合いできなかったとしても、女性に興味がないわけではありません。
男性も女性も、お付き合いをする中で「女性って、こういうものなんだ」「男性って、こういう思考をするものなんだ」ということを体験しながら知っていきますよね。
でもお付き合いした経験が少ないと、「女性ってこういうものなんだ」を知る機会が、ないわけです。
だから、女性を前にしたときにどう接していいかわからなくて……。
それで失敗しちゃったこともあるでしょう。失敗して女の子に「なにそれ~」って言われて、ががーーんとなると、恋愛に臆病になっていくんですね。
なかには「俺、恋愛にあんまり興味ないんだよね」みたいな空気を醸し出すことも。
あるアラフォー男性の話。
「中高と部活を一生懸命やっていた。男同士の付き合いは多いほう。仕事もまあ、自分なりに頑張ってきて自信はありますよ。
だけど、自分が女性に好かれるとは思っていないんです。
男性って、幼いところがあるわけです。仕事では大人としてやれていても、恋愛となると自信がなくなる。小学生のとき、友達のA男はバレンタインのチョコレートをいっぱいもらってたけど、俺はもらえなかった。そのときの「オレは女子にモテないんだ」というイメージが残っちゃっていたり。意外と、そんなもんだったりするんです」
「自分は20代半ばまで、女の子と付き合ったことがなかったんです。このままじゃいけないと奮起して、2年間くらい頑張って女の子に声をかけてデートしてみたり、一生懸命がんばった時期もありました。だけどちっとも、うまくいかなくて。僕の場合は、その時期に『もうだめなんだ。結婚なんてできないんだ』と諦めちゃったところがある。それ以降は、結婚したいと思わなくなったかもしれない」
ほんとに、自信ないんです。
ああ、もうだめだ~と諦めちゃうくらい、自信がないんです。
女性の笑顔が好きな理由
女性のことを喜ばせたいけど、男とばかりつるんできたタイプの男性は
女心にうといんです。
だけど、女心にうといなりに、「こうしたら喜んでくれるかな?」と思うこともしてみます。
だけど、目の前の女性が不満顔だと……。
めげてしまうんです。
あ~、やっぱり俺じゃだめなんだって。
ただでさえ、恋愛への自信がないのに
彼女がつまらなそうな顔していたり、不満そうだったり、無表情だったりすると
ががーん、やっぱり俺じゃダメなんだって感じてしまうんです。
一方で、
自分の前で、彼女が笑顔でいてくれると
「よかった~。俺がしていることで、喜んでくれている」と彼はほっとするんですね。
彼の前で笑顔になれない女性側の理由としては
「私だって、彼にどう思われてるんだろうって緊張してるから。彼が楽しそうじゃない顔をしていると、やっぱり私じゃダメなのかなって思っちゃう」
という側面がありますよね。
もしくは
「私なんかで、いいのかな」って思っていたら、「彼のほうから『君といると楽しいよ』って言ってもらいたい」とも、思ってる側面がありますよね。
だけど
私も自信がないから、相手の顔色を伺っちゃう
という態度は、うまくいく恋愛もうまくいかせなくさせてしまうんです。
彼に、どんな感情を感じさせることができるか
「彼は私のことどう思ってるんだろう」と思うのは、わかります。
だけど、このとき気づいていただきたいのは
「彼だって、自信がない」ってところなんです。
彼だって、自信がない。
彼だって、愛される自信がない。
そこに気づいて、こちらから「彼にいい感情を感じさせるように」できると……。
恋愛がうまくいくようになるんです。
男性も、自信ないんです。
だから、いつも思ってるんです。
「僕で、だいじょうぶですか?」
「僕はあなたのことを喜ばせられてますか?」
「僕はあなたのお役に立ててますか?」
って。
男性が、女性の笑顔が好きな理由がここにあります。
自分の前で、笑顔になってくれている。
「僕で、だいじょうぶなんだ」と思えるから。
「僕がしたことで、喜んでもらえている」と思えるから。
あなたがつまらなそうな顔でいると、彼は「やっぱり僕じゃだめなんだ」と感じます。
あなたがご機嫌でいると、彼は「僕でだいじょうぶなんだ」と感じます。
もしかしたら、つまらないわけではなくて、ただ無表情なだけかもしれません。
不安で相手の顔色を伺っているだけかもしれません。
けれど、無表情も、相手の顔色を伺っている顔も、
彼から見たら「楽しそうじゃない」と映るんです。
だって。
心配じゃないですか。
好きな彼女が、僕といて楽しそうにしてくれているかどうか。
めちゃめちゃ心配じゃないですか。
好きな彼女が、僕といて楽しそうじゃなかったり、つまらなそうだったりしたら……
「俺、なにもできなかった」という無力感を感じちゃうわけです。
無力感って、いやなんですよ。
男性が感じたくない感情なんです。
女性とデートして無力感を感じるくらいなら、家でゲームしてる方がいい。
そう思ってもおかしくない。
恋愛がうまくいくかどうかは、
相手にどんな感情を感じさせているか、がカギなんですね。
彼にいい感情を感じてもらうために
感情のリーダーシップをとる
目の前の彼の顔色を伺うのとは、違います。
相手にいい感情を感じてもらえるように、こちらがリードしていくってことなんです。
言い換えると、いい感情を感じてもらえるように、いい感情のリーダーシップをこっちが取っていくということなんです。
目の前の彼に、こんな感情を感じさせてはいないでしょうか?
僕では、彼女を満足させられない。
僕と一緒にいても、彼女は楽しそうじゃない。
僕では、彼女はつまらなさそうだ。
僕が何かしても、彼女を笑顔にさせることができないんだ。
これが続くと彼は無力感を感じます。
そして、だんだんと彼女に会うのが億劫になるかもしれません。
彼が感じている感情を変えるには
自分がご機嫌になること。
自分が感じている感情を、いい感情にしていくこと。
そして、彼がしてくれたことを感謝とともに受け取ることがカギなんです。
ただ笑顔でいること。
ご機嫌でいること。
彼と一緒にいることを心から楽しむこと。
彼がしてくれたことを、ありがとうって言って受け取ること。
あなたの笑顔、あなたのご機嫌なようす、あなたが楽しそうにしていること。
それが彼に自信を与えます。
上手に話さなきゃと思ったり、彼の顔色を伺ったりしなくてもいいんです。だって、彼はあなたを喜ばせたいのだから。
あなたが彼と一緒にいてうれしそうなこと。
それが、彼への贈り物なんです。
あなたと一緒にいられてうれしいという気持ち。
あなたの気持ちが、彼への贈り物になるんです。
どうしてほしいのかを、言葉で伝える
恋愛って、ふたりでつくっていくものなんですよね。
彼は、女心がわからないかもしれない。
だから、こちらの不安を上手にくみ取ってはくれないかもしれない。
だからこそ、「私ね、こんな気持ちなの。だからこんなふうにしてもらえたらうれしいの」を伝えていくといいんですね。
「言わないけどわかって」「言わないけど察して」をやっていると、不満がたまってしまいます。
そして、「どうして察してくれないの」という不満顔になってしまうんです。
だけどこれだと、彼に無力感を感じさせてしまいますよね。
もし、「こうしてくれたら、うれしい」「こうしてくれたら、喜ぶ」ことがあるのなら、それを言葉で伝えていくといいんです。
「私はあなたのことが好きだけど。でも、自分に自信がないところがあって。仕事があるからってデートですぐに帰られちゃうと、不安になっちゃうの。だから次のデートでは、もっと長く一緒にいられたらうれしい」
彼があなたのことを好きなら、きっとこたえてくれます。
彼も不安なんです。
だから失敗したらどうしようって、彼だって思ってるんです。
それでも、自分の好きな女性からこんなふうに伝えてもらえたら、彼にとってその怖れを超える勇気になるはずです。
恋愛をうまくすすめていくコツって実はシンプルなんです。
だけど、不安だとあれこれ考えすぎちゃって、シンプルさから遠くなってしまったりしますよね……。
そんなときこそ、ひとりで悩まないでくださいね。
みなさんの恋愛を応援しています。
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