「女としての魅力がない」の下には、セクシャリティが隠れてる!?

中村陽子/心理カウンセラー

自分は、女らしいほうじゃない。
女らしさや女子ぽさは、得意ではない。
男性は、もっとかわいい女性やきれいな人が好きなはず。

だから
女としての魅力がない私は、選ばれないんじゃないか――。
そんなふうに思うこと、ありませんか?

または、次のようなことはありませんか?
・男性をなかなか好きにならない
・恋愛がぜんぜん始まらない
・気になる彼とデートしても、友達な自分としてふるまっちゃう
・好きになるのは、手の届かない相手ばかり

もし思い当たる節があるなら、
もしかしたら「女としての自分」にどこか自信がないのかもしれません。

当たり前でしょ。
だって私は、女を使って勝負してこなかったもん!
そんな声も聞こえてきそうです。

女としての自分じゃないところで勝負してきた気持ち、わかります。
そうやって、「女として」以外のところを、たくさん磨いてきたんですよね。

だとしたら。
「女としての魅力」を表現することに、少しずつ許可を出していくことができれば……。
「すごーくいい女」のできあがり~ってことになります。

女としての自信がない人ほど、実は女らしさを秘めている

これまで女っぽくしてこなかった。
女としての魅力がないし。
私は、女子っぽくないし。
(だからいまさら、ムリ……)

そう感じている分だけ、実はたくさんの女らしさを秘めています。
(「いいや、私にはない! 断じて、私に女としての魅力があると思えない」
という声も聞こえてきそうですが…。
そんな方こそ、たくさんの女らしさ、女としての魅力を秘めているんですね)

自分本来のいきいきした魅力。
それがセクシャリティです。

生命力そのもの
自分らしくいきいきした感じ
元気でキラキラしたオーラのある感じ
情熱的な感じ
天真爛漫で無邪気な感じ
思わずあふれ出る女らしさ
例えばこれらがセクシャリティです。

「女を使ってこなかった」「自分は女子っぽくない」というタイプの人は、
自分らしいセクシャリティを、過去のどこかの時点で封印しちゃったのかもしれません。
本当は、たくさんのセクシャリティを持っているのに、滞ってしまっているのかもしれません。

「出したらまずいから、隠さなきゃ」
「あんまりよくないものだから、隠さなきゃ」って。

その結果、
男っぽい私
クールな私
おっさんな私
おばさんな私
を、あえてやってしまっていることも。

「自分のエネルギーを封じ込めなきゃ」という状態って、とてもつらいんです。
封じ込めるのって、閉塞感があってつらいんです。
いつもなにか、重たい気分でいる(それが当たり前で気づかないかもしませんが)のも
自分のセクシャルエネルギーを閉じ込めているから、ということもあります。

自分らしさを解放できないこと自体が、重たい感じがあって、つらいんです。
いま、そんなしんどさを抱えていたりしませんか?

セクシャリティを封じ込めてしまったとしたら……。

体に変化が出始めた思春期に、自分の変化に戸惑ってしまったのかもしれません。

例えば、小学生の頃にみんなよりも体の成長が早かった女の子は
胸が大きくなることに抵抗を感じた、ブルマを履くのが恥ずかしかった……といった感覚を持つことが少なくないんです。

そして、大人の女性になること、セクシャリティを「よくないもの」と思ってしまった。
そして、女を感じさせないような、ユニセックスな自分でいるようになった
そんなことも、あるのです。

思春期に性のまつわる違和感、隠し事、ありませんでしたか?

これまで、あまり人に話せないできたことは、ありませんか?

・女らしくすることに、抵抗があるんです。
・スカートとか、履けないんです。
・高校生のころ、オタクだったんです。
・初体験が、人に言えないほどサイアクだったんです

・小学校高学年の時に、男子に告白したんです。その時からかわれてはずかしかった。
・中学生の時に好きな男の子がいたんだけど。みんなにバレて、からかわれたんです。
・胸が大きくなっていくのが、なんかとっても嫌だったんです……。

私のこんな部分なんて、恥ずかしくって人には言えません。
私のこんなとこ、変ですよね。人には絶対言っちゃいけないと思ってきました。

そういうものを自分一人で抱えていることは、とても多いんです。

・子どものころに、性にまつわる妄想をしちゃった
・子どものころに、性に興味をもつのが早かった

そんな自分を「いけないもの」「はずかしいもの」「人には言っちゃダメなもの」と思い込んでしまっていることもあります。

これらの性にまつわることをよくないものと思った結果
「女らしさ」を表現しないようになることも、少なくありません。

こんな自分って、変じゃない?
そんな感覚を持ってしまうこともあります。

「人には言えない話」を持ち続けていると…

中高時代に、セクシャリティにまつわるガールズトークをしましたか?
この手の話を、女子同士でする機会がないまま、過ごしてきましたか?

意外とガールズトーク、大事なんです。

少しおませな女友達から、いろいろな話を聞きながら「え?そうなの??」と思ったり、「ほかの子も、こういうふうに思ったりするんだ」と感じられたり、「こういうの、別に恥ずかしいことじゃないんだ」と思えたり。
ガールズトークを通じて、「別に私、変じゃなかったんだ」と思えるといいんです。

もし、そんな話もしたことがないのなら。
これまで人に話せなかった「自分のちょっと恥ずかしい話」をカウンセリングで話すだけでも、抵抗感が薄らいでいきます。

カウンセリングで、思春期のことや初体験のこと、子どものころの性にまつわる話になり
「ほんと、超はずかしいから。誰にも言えないって思ってきました」
と打ち明けていただくことがあります。

「こんなこと思う私って、変だよね」と思ってきた部分を、カウンセリングでポロリと話せた。
それによってセクシャリティが解放されていくことは、とっても多いんです。

性的にいやな体験、性にまつわるいやな思いをお持ちの人もいるかもしれません。
それも、自分のセクシャリティ(自分本来のイキイキした感じ)を封じてしまう原因になっていることはとても多いんです。

これまで誰にもいえないまま抱えてきたものを、人に話して外に出していくことによって、ラクになっていきます。
自分で「こんなの、持ってちゃだめ」と×印をつけてしまった、その封印を解いていくんです。

「隠さなきゃ」と思ってきたことを、話してみると……
「こんな私は好かれない」という思い込みから解放されることが多い。

そして、その分だけセクシャリティが解放されて、あなたらしい魅力が出せるようになります。

話し終えたとたんに、やわらかな雰囲気が出たり、女らしさが漂い始めたりすることもあるんです。
まさに、女としての魅力がどんどん花開いていくという感じなんです。

女らしい自分を表現する

セクシャリティを開くには、
女らしい自分を表現することへのチャレンジも、ぜひしていただきたいんですね。

きれいなスカート履いてみる。
女らしい髪型にチャレンジしてみる。
ヒールを履いてみる。ヒールに似合う服を着てみる。
デパートの化粧品売り場で、リップを買ってみる。
大人なオンナの香水をつけてみる。
大人なオンナのモデルになる人を見つけてみる。
「こんな女らしさなら、自分らしくていいかな」と思えるイメージを探してみる。
などなど。

また、男性の目を意識できるとさらにいいんです。
タイトスカートを履いて、いつもよりちょっとシャンとしながら会社の中を歩く。
これは、男性の目を意識する=女らしい自分を感じるということでもあるんですね。

思い切って買った赤いランジェリーをつけてみるなども、
気持ち的に男性を意識しながら、女らしい自分を表現するということにつながります。

少しだけ男性の目を意識してみることを、日常の中に取り入れ見るといいでしょう。

自分の中に眠っている、女としての魅力を開く

女としての魅力を開いていくために
・ずっと人に言わないでいたことをポロリと話すこと。
・女らしい自分を表現することにチャレンジすること。
・自分が楽しいって思えることをどんどんして、ご機嫌な自分でいること。

これらを続けていくと、どんどん女らしさが開いていくんですね。

私は、あんまり女らしくない。
ほかの女性たちに比べて、私は女としての魅力がない……。

これらの思いは、本当のことではありません。
思い込み、なんです。どこかの時点で、そう思っちゃっただけ……。

だから、その思い込みを一緒に超えていきませんか?

自分では「こんな思い込みを持ってしまっている」という部分に、気づけないものです。
でも、カウンセリングで話をしていくだけで、誤解が解けていくこともとっても多いんです。

あなたの中にたくさんの女らしさが眠っています。
女としての魅力も、いっぱいあります。

自分の中の「人には見せられない部分」を手放していくことで
女としての自分に自信が持てるようになった。
そうしたら、彼(夫)との関係がよくなった。
(彼に愛されていることがわかった)

ということも、とても多いんです。
ぜひ一度、お話を聞かせてくださいね。

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この記事の執筆者
中村陽子/心理カウンセラー
中村陽子/心理カウンセラー
4500件以上の個人カウンセリングを行う。婚活がうまくいかない、片思い、異性とお付き合いしたことがない、出産タイムリミットへの焦りなど、女性の生き方のお悩み、人生やり直したい、何がやりたいのかわからないなど自己実現のお悩みを数多くお伺いしています。
私自身、30代後半に子どもがほしいと結婚し、39歳で離婚して、40代前半は諦め&人生迷子のどん底期を味わい、45歳から「50代、60代でも花開く人生」をつくりはじめて、今にいたります。 自分らしい生き方のお手伝いしています。
ツイッター@nakamurayoko70
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