出産タイムリミット。駆け込みカウンセリング
子どもや家族を持つことを、やっぱり諦めたくない
家族や子どもを、私は持てないと思ってた――。
本当は子どもを育ててみたいのに、家族をつくってみたいのに。
そんな気持ちを持っているのに、もう片方で子どもや家族を持つことを諦めていた。
そんな女性の方とカウンセリングで話をさせてもらうことが多いんです。
特にこのところ、駆け込みカウンセリングをさせていただいているなーとよく思います。
駆け込みカウンセリングって何かというと。
「もうすぐ出産タイムリミット。
自分は結婚できないんじゃないかとずっと思ってきた。
だけどこのまま、何もしないまま、時間だけが流れていって『あのとき、どうして何もせずに諦めちゃったんだろう』と後悔するようなことだけはしたくない」
子どもがほしい。
本当は子どもを育ててみたい。
本当はお母さんをやってみたい。
そんな想いに突き動かされ、
「婚活しなきゃって思うと、うんざりする」「男性とうまくいきそうになると、二の足を踏んでしまう」という気持ちがありながらも、「結婚すること」への心理的なブロックにひとつひとつ向き合っていく。そんなお話です。
そもそも、
子どもをこんなにもほしい気持ち、家族をこんなにも作りたい気持ちを持っている人が、なぜか「結婚すること」から遠く離れているのか――。
そこには、大きな心理的な抵抗があるわけなんです。「結婚」に。
こんなにも家族を持つこと、子どもを持つことを望む気持ちがあるのに、そこから縁遠くなっているということは、「自分に何かが足りないから」ではなくて、なんらかの心理的な抵抗が心の中にドカンとあったりするってことなんです。
抵抗勢力が、心の中にいる。
だから、ブログを読んで「なんか気になる」と思ってカウンセリングを受けてみたいと思いながらもなかなか予約を入れられなかったり、電話のカウンセリングで話してみて「続きを話してみたい」と思いながらも次の予約を入れるのを迷ってしまったり、予約を入れたけど当日急に体調が悪くなったりなどなど、カウンセリングを受けること一つとっても「気になるんだけど、なんかぐるぐる迷ってしまう」ということが起きたりします。
抵抗勢力が心の中にドカンといるから
気にはなってるんだけど、立ち止まっちゃうことが起きやすいんですね。
だけど、先に進みたい気持ちがあるのに「なんかやだな」と感じているときほど、実は変化のタイミングなんです。
心の中の抵抗勢力を超えて、「私だってほんとうはこれがほしいのに」に手を伸ばしていくタイミングなんです。
「なんか先に進むのがこわい気持ちが出てくるけれど。ちょっとやってみよう。えいっ」
この「えいっ」が大事。
勢いに押されるように「えいっ」と予約を入れたら、もうその時点で一歩を踏み出しています。
抵抗勢力を超えて、一歩踏み出せたってことだから。本当にすごいんです。
そして、「うぇ~、やだ~」とつぶやきながらも、結婚や子どもを持つことの心理的な抵抗を、ひとつひとつ下ろしていく。
「うぇ~、やだ~」と思いながらも、「だけど、ここで動かなかったら後悔するかもしれない」との思いに突き動かされるかのように、自分の心の向き合うわけなんです。
最近、しみじみ思います。
「母になりたい想いの力って、本当にすごい」って。
話す中で「自分の心がこんなにも、家族を持つこと、子どもを持つことを望んでいたんだ」とわかると、さらに勢いづいたりします。
すごい勢いで、駆け抜けようとしているとでもいえばいいでしょうか。
「だって、時間がないんだから。間に合うなら、間に合わせたいんだから」
想いの強さ、母になりたい想いの力強さ。家族を持ちたい想いの強さ。
これだけの想いがあれば、きっと間に合います。
想いの強さって、すごいから。
結婚のイメージが描けなくても、大丈夫
これまで婚活や妊活のカウンセリングをしてきて、すごく感じていることがあるんです。
よく「結婚するイメージがわいたことがない」「家族を持つイメージがぜんぜん浮かばない」というお話を聞くのですが。
結婚するイメージ
家族と一緒にいるイメージ
子どもと接しているイメージ
夫と一緒にいるイメージ
が一度できるようになると、そこからけっこうトントントンと進んで行くことが多いな~と感じてます。
というのも。
抵抗勢力が心の中にいる状態だと、イメージってわかないみたいなんです。
「結婚」
「夫婦」
「子どもを持つこと」
「子どもを産むこと」
「家族」
「家」「婚姻制度」
「〇〇家」
などなどに、
なんらかの「嫌なイメージ」がくっついていると。
結婚のイメージ
夫婦のイメージ
家族のイメージ
子どもを持っているイメージ
が、ぜんぜん浮かんでこないんですけど――。
ということが起こるようなんです。
また、自分が生きてきた過程で「それを持つのを諦めた」ということがあると、やっぱりイメージがわかないんですね。
子どもの頃、うちはいろんなことがあって家族がバラバラで。
家族みんなで過ごす、家族でなにごともない穏やかな時間を過ごすということがなかった。
たとえば、そんな子ども時代を送ってきたら「家族みんなで、おだやかな時間を過ごす」ということを諦めたかもしれません。子どものときに。
そうすると、浮かばないんですね。
家族を持つイメージが。
場合によっては
子どもを持つイメージはわくけど、結婚のイメージはわかない。
なんてこともあります。
だけど逆をいうと
なんらかの「嫌なイメージ」がはずれたり
諦めてしまったものを取り戻していったりすると
結婚、家族、子どもと一緒にいるシーンなどのイメージが「あれ? 急にできるようになった」ということが起きるんですね。
初めて結婚のイメージができた。トントン拍子で出会い、結婚
あるクライアントさんのお話なのですが。
「結婚のイメージ、家族を持つイメージを描いたほうがいいというけれど、ぜんぜん描けたことがないんです」といっていたAさんが、自分のお父さんとお母さんにまつわることをカウンセリングで話して、癒していったところ
「実家のお母さんのところに、ダンナさんを連れて行くシーンをイメージできました。これまでいくらやっても、こんなイメージなんて描けたことなかったのに。今日初めて、結婚にまつわるイメージが描けました」
と話した半年後に素敵な男性と出会い、イメージを描いた1年後に「入籍しました」と報告をいただきました。
その報告を聞いて、「それまでぜんぜんイメージできなかったもの」がイメージできるようになったら、実現できる状態に心が整ったってことなんだなと思うようになりました。
心理的な抵抗があるとイメージって描けないようなんです。
イメージがふっと描けたら。「諦め」も消えている
抵抗が外れて、心の奥の「本当はこうしたい想い」とつながれると、むくむくと「こうしたい」「こうなれるんじゃない?」のイメージがわくようになるみたいなんです。
ほんとに、ふと、急に
「なんかむくむくと、ほしい未来のイメージが描けていくんですけど」みたいな感じ。
それまでぜーんぜん浮かばなかったのに、急に「あれ、描けちゃったんですけど。今日は」みたいな。
すると、心のどこかで思うわけなんです。
「あ、これいけるかもしれない」って。
こう思えたときには、もう、諦めは溶けてなくなっています。
「自分にはきっと無理だ」「自分にはきっと手に入らない」「みんなはそれを持てていても、自分には手に入らない」とずっと思っていた諦めは溶けてなくなり、代わりにほしい未来を描きながら「これ、いけるかもしれない」と思えてくるんです。
こんなふうに自分が思えるようになるなんて、思わなかった――。
これは結婚や子どもを持つことに限らず、「将来こうなりたい」「こんなことをしてみたい」「こんなふうに仕事ができるようになったらいい」「こんな生き方、暮らし方ができたらいい」ものについても同じです。
不思議なもので。
「これ、いけるかもしれない」という気持ちと共に「未来のあるシーン」が描けると、なんか行動もできるようになってくるんです。
それまでなーんか、気が重かったことも。
「ちょっとやってみようかな~」と足取り軽く、思えてきたりするんです。
ほんと、不思議なんですけど。
だけど実は不思議でもなんでもなくて。
「心の奥でずっと望んでいたこと」が、心理的抵抗というフタが外れて、表にようやく出て来れるようになった。
「心の奥でずっと望んでいたこと」が、それをしてもいいんだよと許可が下りたかのように表に出来れるようになった。
ということみたいなんです。
自分がほんとうはほしいもの。
こうしたい、こうなったらいいと思っているもの。
それらになぜか「嫌なイメージ」がくっついていることってあるんです。
嫌なイメージがくっついているばっかりに、手に入れないように、手に入れないようにって無意識は動きます。
すると、思うんです。「私には、手に入らないんだ」って。
だけど、「嫌なイメージがくっついてたんだ」とわかれば、それを外していくことができます。なぜなら、嫌なイメージがくっついているのも、自分の心の内側のことだから。
自分の心で起きていることだから、外していくことができるんです。
はずれたら、きっと思います。
「あ、はずれた」って。
「あ~。ぜんぜん前と感覚が違う~」って。
そしたら、「ほんとうはほしいもの」に心を向けていくことができるんです。
「ほしいもの」を手にするために、動いていけるようになるんです。
だって、ほんとはそれがほしいから。
ほしいって、心の声がしてるから。
だからきっと、この記事を見つけてくれたんじゃないのかな。
一緒に、心のブロック見つけていきませんか。
ほしいものを手にすることができるように、「嫌なイメージ」外していきませんか。
ひとりじゃないから、大丈夫です。
いくらでも、お手伝いしますから。
心がほしいと望んでいるものを手にすることができるように。
お話聞かせてくださいね。