自分らしさがわからない。ほんとはもっと自分を出したい、自分を生きたい

中村陽子/心理カウンセラー

自分らしく生きたい。

最近、そんなお話になることが続いています。

自分らしく生きたいという気持ちは、もともと持っている自分らしいエネルギーを開放したいという欲求です。
もともと持ってるものだから、開放したいのが自然な流れなわけです。
自分らしいエネルギーを開放しているとき、いきいき感があふれます。
自分でもいい感じだな~と感じるし、周りから見ても魅力的に見えます。

カウンセリングでも、自分らしいエネルギーが開放されてきたときに話していると
あ、こんな笑顔をするんだ。
すごくチャーミング。楽しそう。
自然体でいい感じ。ふっと力が抜けてて流れに乗り始めてる感じがする。
と感じたりします。

一方で、自分らしく生きられていないとき。
なんかこのままでいいんだろうかとか、もうこんなの嫌だとか、限界だとか、いまやっていることに何の意味も感じられないとか、絶望するような落ち込みとか。そんなシグナルが出てくることで、自分らしく生きられていないことに向き合うきっかけになることがあります。

人は、(ずいぶん昔から)自分らしいエネルギーを抑え込んでしまっていること。
自分らしく生きることを諦めてしまっていること。
とても多いんです。

例えば…
子どもの頃に、親にお気に入りの洋服を「いいでしょう~」とよく見せていた。だけどそのたびに「そのお洋服は変よ」と言われて。何度も何度も言われるうちに、「自分の感覚がおかしいのかもしれない」と思うようになり、自分の感覚が信じられなくなった。そこからは感覚的な自分が出てくるたびに「出てきちゃだめ、出てきちゃだめ」と叩くようになった。

子どもの頃に、のんびり屋さんなところを「なんでそんなにやることが遅いの」と親によく叱られた。のんびりしているのは良くないことなんだ、のんびりしてる自分はだめなんだと思うようになった。

子どもの頃、すごく活発で明るく元気だった。だけど小学校のころに友達からいじめられたときに、目立っちゃったから嫌な気分にさせたのかもしれないと思った。そこから、目立たないようにいつも周りを気にするようになった。自分の言動がみんなの基準に合っているのか、この空気感の中でこのふるまいは正解なのか、間違っていないのかと考えるようになった。大人になってからも、周りの人の目を気にするからとても疲れる。

思春期のころに、ちょっと女の子らしいところを見せたらみんなの前で笑われた。それがとっても恥ずかしくって。女の子らしいところ、自分は絶対見せたらいけないんだって思うようになった。気づくと、スカートぜんぜん持ってないし、化粧っ気もないし、ショートカットだし。女らしくないのが、自分なんだと思うようになっていた。

思春期の頃に、学校を中退した。学校を辞めなきゃいけなくなった自分をすごく責めた。みんなと同じように女子高生する資格が自分にはない。自分はもうみんなとは違うんだ。そう思って、女の子の自分を閉じ込めた。そこから、ふつうの女の子として生きるのを諦めた。

中学生のとき親が倒れた。誰かがこの家にいて面倒をみなくてはいけないから、私がずっとこの家にいなくては。私がいなくなったら、親が困ってしまう。私は恋愛なんてできない。みんなみたいに結婚とかできない。私はずっとこの家にいなくてはいけないから。ときどき理由もわからず、ものすごく落ち込む。生きていたって自分には面白いこと何もない、世界中で私だけは恋愛とかできない。そう思うと絶望してしまう。

理由は、人それぞれ違うのだけど。
自分らしく生きることができない、自分らしさを閉じ込めてしまっていることって、本当に多いんです。

自分では、閉じ込めていることを気づかないまま。
閉じ込めていること、多いんです。

自分らしさを閉じ込めすぎて。
頭で考えてばっかり、になっていることもあります。

自分らしさを閉じ込めすぎると、思考的になります。
頭でいっぱい考えて、こうでこうでこうだから、こうしたほうがいいだろうって。
いつもいっぱい考えている。そして動けなくなってしまうことも。

自分らしさを閉じ込めすぎて。
自分は何が好きなのか。何がしたいのか。何がほしいのか。何をしているときに楽しいのか。
そういうのがぜんぜんわからなくなってる、ということもとっても多いんです。

自分を生きることを諦めてしまって。
楽しいことなんて何もない。何もする気にならない。ずっとこのままなんだ、自分はという感覚だけを感じていることも多いんです。だけど、自分を生きることを諦めているってことには気づいてないんです。

閉じ込めてしまった自分。
切り離してしまった自分。
諦めてしまった自分。
ひとりの人の中に、そんな自分がいろいろいたりするんです。

だけど。
おかしい、おかしい。何かがおかしい。
恋愛したいのに、なんでか自分だけできない。
自分のこと、ぜんぜんいいって思えない。
なんか苦しい、不自由で、閉じ込められてる感じがする。
いつも、自分のふるまいをこれで合ってる?って考えてるのに疲れた。
女らしくない自分のことなんて、好きになってくれる人いない。
燃え尽きた。もうどうすればいいかわからない。

そんな「おかしいな」がサインとなって、自分と向き合う機会が訪れます。
閉じ込めてしまった自分、切り離してしまった自分、諦めてしまった自分。
どこで閉じ込めちゃったんだっけ?なんで諦めてるんだっけ?と見つけていって、もう一度つながり直す。
ときには、つながって育て直す。
そうすることで、閉じ込めちゃた自分、諦めちゃった自分を生きられるようになるんです。

閉じ込めていたり、諦めていたりすると。
その部分の自分を、表現すること、生きることができないんですね。
だから、つながり直す。

カウンセリングでも、閉じ込めている自分さんに呼び掛けたりすることもあります。
呼び掛けが響いたときには、不思議な涙がこぼれたりします。
それはもしかしたら、やっと見つけてもらえたという涙かもしれません。


見つけて、つながり直す(自分の中に統合する)。
そうすると、自分から出てくるエネルギーに、新しいエネルギーが加わるような感じがあって「それまで生きられなかった自分」を自分のものにすることができるようになるんですね。
わかりやすくいうと。雰囲気がちょっと変わったり、やわらかくなったり、こうしていいんだと思えたりするんです。

自分のために生きていいんだって思って、ちょっとずつやってみたいことに手を出していったら。
だんだん楽しくなってきた。
職場の人とも、以前よりも構えずに付き合えるようになった。
仕事も、それまで気になっていた勉強を始めてみたら「これやりたかったんだ」って思えるようになってきた。
そんなふうになったりもします。


閉じ込めた自分、切り離した自分、諦めた自分と聞いて
もし気になると思うなら。
見つけていきませんか?
自分らしく生きるために。自分を生きるために。

いつでもお手伝いさせてくださいね。

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この記事の執筆者
中村陽子/心理カウンセラー
中村陽子/心理カウンセラー
4500件以上の個人カウンセリングを行う。婚活がうまくいかない、片思い、異性とお付き合いしたことがない、出産タイムリミットへの焦りなど、女性の生き方のお悩み、人生やり直したい、何がやりたいのかわからないなど自己実現のお悩みを数多くお伺いしています。
私自身、30代後半に子どもがほしいと結婚し、39歳で離婚して、40代前半は諦め&人生迷子のどん底期を味わい、45歳から「50代、60代でも花開く人生」をつくりはじめて、今にいたります。 自分らしい生き方のお手伝いしています。
ツイッター@nakamurayoko70
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