自己肯定感

ネガティブなぐるぐるから抜け出して、愛モードになる方法

中村陽子/心理カウンセラー

なんか調子が悪いとき。
あの人に嫌われちゃったんじゃないか。
自分が何か悪いことしちゃったんじゃないか。
だけど、私はなんにもしてないし、悪いとしたらあっちのほうだ。
そんなぐるぐるとした思考にはまってしまって、抜け出せないとき。

試してみるといいことがあります。
それは何かというと、「自分から愛を送る」ことです。

心の状態には、2つの状態しかないといわれています。
愛か怖れか。

愛……楽しい、うれしい、喜び、幸せ、わくわく、感謝、好き、心地いい、平和、満たされている、希望、信頼、情熱、平和、あたたかさ、やさしさ、理解、慈愛etc…

怖れモード……イライラ、心配、不安、批判・批評、退屈、ゆううつ、後悔、失敗感、自己嫌悪、怒り、嫉妬、敵意、破壊、罪悪感、深い悲しみ、絶望、怖さetc…

愛か怖れか、というくらいなので。
愛のモードにいるときには、心に怖れにまつわることは入ってきません。

心の中に、愛と怖れが同時には存在しないんです。
愛のモードにいるときには、怖れにまつわることは入ってこないんですね。

やったー。10万円の宝くじ当たっちゃった! めちゃうれしい~。
ってなっているときに
私は嫌われてるんじゃないか。だってあのときこんな態度を取られてたし…
などの考えは、どこかに吹っ飛んでいたりしますよね。

で。怖れのモードになぜ入るのかというと。
ここが実はポイントなんですが。

愛を止めると、怖れが入ってくる
のだそうです。

え? なんですか???

愛を止めると、怖れが入ってくる
のだそうです。

大事なので2回、言ってみました。笑

私はこの話、何度聞いても、耳に入ってきてませんでした。
100回以上聞いてますが、ちゃんと自分の耳に入ってきたのは、ついさっきです。

そそそ、そっかー。
そうだったのかーーーーーーー。

その驚きと衝撃をもとに、こうしてブログを書いております。はい。

愛を止めるとは、どういうことかというと。
自分から誰かに、何かに向けて、愛の想いや行動を差し出していくことをSTOPしちゃった状態のこと。

心には、「愛」か「怖れ」かしかないわけで。
自分から誰かに何かに向けた愛を止めると、止めたところに空白地帯ができるんです。
そしてその空白地帯に「愛ではないもの」が入ってくる。
つまり、怖れなるものが入って来ちゃうんですね。

心の愛か怖れかのモードには、
中立とか中間地点はないんですね。

・面倒なことにならないように、かかわらない。
・私のことを好きじゃないなら、こちらからはいかないほうがいい。
これらは中立な感じがするのですが。
実は「愛することを止めている」状態ってことになるんです。

いいとか悪いとかでは、ぜんぜんなくて。
面倒なことにならないように、かかわらないとなった瞬間
愛を止めている→怖れが入って来ちゃう
ということが、起こってるんですね(心の中で)。

止めているから、怖れモードになってたのかーーーーー。
止めると、罪悪感とかすぐ出てきちゃうんです。
(その理由は、心やさしき人だからです。愛を止めただけで、止めちゃったと罪悪感をもつのです)

怖れモードのめがねをかけて、ものごとを見ると
「きっと私のこと、避けたいんだろうなあの人は」
「きっと私のこと、いやがってるんだろうな」
「だけど、そんなこと言われたって。こっちは悪いことしてないんだし」
と、ぐるぐると怖れの思考の迷宮に入り込み始めてしまうんですね。涙

ひとりで、ぐるぐると
嫌がられてる気がする、いやいやそうはいったって相手のほうに問題があるんでしょ。なんかあの人もこの人も、私のことを嫌がっている気がする……

そんなぐるぐる迷宮に入っちゃうとき
どんどん悪いほうに考えちゃって、抜け出せないまま行動すると、ますます悪いほうに考えちゃって……ということが起こります。

だけど。そんなときこそ。
実は「止めてしまった愛」を流すことが大事なんです。

止めてしまった愛を流す?
そうなんです。流すといいんです。

愛を止めると、怖れが入ってくる。
   ↓ならば
愛を流すと、怖れが出て行く。

おーーー。
そういうことだったのか~~~。

根っこからやるとしたら、誰への愛を止めてしまったかを見つけていきましょうということになります。
多くの場合、自分にとって大切な人への愛を止めています。
(だからこそ、悩みます。ネガティブなぐるぐるにも巻き込まれます)

根っこからやらないやり方もあります。
怖れモードから愛モードに抜ける方法は。
自分から、誰かに、何かに愛を送ること。
自分から、送る。
というのが、ポイントです。

誰かに、何かに。
自分から愛を送る。

ほんとに、ちょっとしたことでいいんです。

例えば。
朝起きて、祈る。
自分のために祈る+誰かのために祈る
「今日も元気に過ごせますように」
「〇〇さんが、元気で幸せでありますように」

例えば。
ほめる。
ランチに行ったとき
「いただきまーす。あ、おいしい~~~」
これも十分、ほめ。
意外とお店の人、聞いててくれたりしますから。

会社の人のスマホケースを見て
「うわ、そのケース。めちゃかわいい。〇〇さんって、かわいいもの好きですよね。いやされます~」
「あ、そのバッグ。かわいい~。いいですね~」

自分が見ていていいなと思ったものに、いいねといえれば十分です◎

例えば。
ありがとうと言う。
コンビニでおつりをもらうとき
「ありがとう」

例えば。
友達に自分からLINEを送る。
最近、どうしてる? 元気にしてる?

ほんのちょっとのことでかまわないんです。
自分から、愛を送るんです。

自分から愛を送る。
愛からの行動をすることで。
心が愛モードになるんです。
すると、さっきまでの怖れをベースにした思考から抜け出せているから不思議です。

さきほど。
ダライ・ラマのFacebook Liveを観ていました。
英語だったので、ほとんど聞き取れなかったんですが。
朝起きたときと、寝る前に感謝するといい(と言っていた気がします)。

そして。
スピリチュアル・トレーニングという言葉を使っていました。

つまり。
心をどんなふうに使うのか。
心をどんな方向に向けるのか。
心の状態をどんなふうに保つのか。
それって、トレーニング(毎日の小さなことの積み重ねなんですよ)
ということを、おっしゃっていたと思うのです。

ちなみに。愛モードの熟練達人になってくるとどんなことをしてるのでしょう。
宗教家の方々は、きっとこんなことを日常の中でされています。
「今日もご飯を食べられるのは、これを手をかけてつくってくださった方のおかげです。お米をつくってくださった方がいて、運んでくださった方がいて、お店に並べて売ってくださっている方がいて。おかげで、こうしておいしいお米を食べられています。お天気や雨もふってくれたおかげで、こうして大地の恵みをいただけます……」

目に見えないもの(背景にあるもの)も含めて、感謝する。
感謝とは、ありがとうを送ることであり、恵みを受け取ることなんですね。

こんなふうに、ちょっとしたことで。
心が愛モードに入りやすくなります。
心の切り替えが、できやすくなっていきます。

人間だから。
ネガティブモードに入りますよね。
何かがあったときにだれだれが悪いとか、そんなぐるぐるとした気持ちにもなりますよね。

ネガティブモード(怖れモード)に入っている時間が長くなると
自分がしんどい。
だから、抜けるための簡単な方法をあれこれ持っておくといい。
切り替えができると、ラクになるんです。

愛モードにいるときは、不安や心配とか、攻撃的な気持ちなどにはならずにすむんですね。
「○○さんは私のこと、どう思ってるんだろう。きっと嫌われてる気がする」みたいな発想も、愛モードにいるときにはならずにすむ。
だから心がラクになります。


愛モードに入りたくても、そんな気力がわかない……。
そんなときは、まず自分に与えてあげるといいんです。

私の最近のお気に入りは。
一杯のラーメン。

これがですね、激ウマなんです。
丹精込めて、手間暇かけて、こだわり抜いてつくってるのを感じるラーメン。スープを口に運んだ瞬間、「ん、うまいっ」

このうまさが、感動レベルなんですよ。
うわ~、どれだけ手間暇かけてつくってるんだろう~って。
一口スープを口に運んだ瞬間に、思うんですよ。

そして思うんです。
これって、愛だわ~。

丹精込めて手間暇かけてという店主さんの愛。
それを「ん、うまいっ」といただく。

店主さんの愛のスープのおかげで、心がすぐ愛モードに入っちゃうんです。

そして。
今日もラーメン食べた~。おいしかった~。店主さんありがとう。
ってなったとき。
「ごちそうさまでした。ほんとおいしかったです」って言えたら、店主さんもうれしそうになります。

そして、そんな店主さんを見たら
「おいしかったですって、言ってよかった~」って、帰り道ウキウキした気分で帰れます。
おいしさ+おいしかったです効果で、かなりウキウキです。

そのウキウキした状態で人に接したら。
やさしい気持ちで接することができますよね。
で、やさしい気持ちで接することができた自分のことも「いいね」って思えますよね。

愛って循環してるんですね~。
そしてできれば循環の一員になれると、めっちゃいい^^/
それだけで、自分のこと「いいやつ~」て思えちゃいます。

お気に入りの銭湯・温泉、お気に入りのカフェ、お気に入りの公園。
お気に入りの散歩道、お気に入りのお花屋さん、お気に入りのタオル。

「これいいよね」のレパートリーをいろいろ持って、自分に与えて満たしてあげる。
そうやって、自分をご機嫌にしておく
これだって、スピリチュアルトレーニングのひとつって思います。
すてきな習慣です。

ということで。
ネガティブなぐるぐるからなかなか抜け出せないときは、
自分から愛を流すとラクになれます。

ラーメン食べてもだめなときは。
いつでもお電話くださいね。
心の内側にたまったものを話しただけで、ラクになることもいーっぱいありますから。
ラーメン食べて、準備万端おまちしてますね^^

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この記事の執筆者
中村陽子/心理カウンセラー
中村陽子/心理カウンセラー
4500件以上の個人カウンセリングを行う。婚活がうまくいかない、片思い、異性とお付き合いしたことがない、出産タイムリミットへの焦りなど、女性の生き方のお悩み、人生やり直したい、何がやりたいのかわからないなど自己実現のお悩みを数多くお伺いしています。 30代後半に子どもがほしいと結婚し、39歳で離婚して、40代前半は諦め&人生迷子のどん底期を味わい、45歳から「50代、60代でも花開く人生」をつくりはじめて、今にいたります。 自分らしい生き方のお手伝いしています。 ツイッター@nakamurayoko70
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