恋愛心理学

「時計じかけのマリッジ」あやかさんが幸せを逃してしまうのは、お父さんとの関係にあり?

中村陽子/心理カウンセラー

恋愛リアリティショー「時計じかけのマリッジ」。
3人の女性たちの婚活に、心に響くものがたくさんあって毎週楽しみに見ていました。

その中で、多くの人が注目していたあやかさん。
きれいで、男性を惹きつける魅力にあふれているのに、なぜか結婚に至らない。

彼に「(他の人との)チューは?」と聞いてしまったり、「結婚して、浮気しないって言えない」と言ってしまったり。

見ている側からすると「どうしてそんなこと言っちゃうんだろう?」って、思いますよね。
今日は、婚活心理の専門家の立場から、思うことを書いていきたいと思います。

あくまでも、私の勝手な考察として書かせていただきました。
超独断と偏見による、勝手な考察記事として
そんな前提で読んでくださいね。

恋愛が長くなるとセックスレスになる理由

あやかさんは、「付き合いが長くなると、絶対にセックスレスになってきた」と話しています。

このセックスレスの可能性としてあるのが。

相手を「親のポジション」に置いてしまっているかもしれない、ということ。
セックスというのは、男と女、という関係性だから成立するものです。

だけど付き合いが長くなってくると、だんだんと安心感が出てきます。
そして「家族みたい」とか「きょうだいみたい」に感じるようになることも。

こんな関係性になってきたときに「彼とはもう、なんか恥ずかしくてセックスできない」などの話は、けっこうよく聞く話です。

特に、相手に「親」を求めてしまい
心理的にこちらが子供で、相手が親というポジションになっている場合、どうなるかというと。

親とセックスすることって、できないんですよね。
安心感があって、居心地がいい相手なんだけど。

セックスをすることはできない。

ある意味では、家族にはなれた、とても居心地のいい関係性をつくれたわけですが
一方で、男と女では、なくなってしまう。

相手が親で、私は子供で、という関係性は
安心感や居心地のよさはあります。
自分のことをなんでも話せるし、どんな自分を見せてもいいし、わがままも言えちゃう。

だけど相手を親のポジションに置いてしまうと、相手と性的な関係が結べなくなっていくんですね。

でも一方で、「女の私」もいるわけです。
ここでポイントになるのが。
子供のポジションの私もいれば、女の私もいる、ということ。

そして、この「女の私」が、別の「どきどきする相手を求める」こともあるんです。

付き合っている彼は、一緒にいて居心地がいいし、安心できるし、何でも言える。
こんなに自分を受け入れてくれる人っていないと思う。

だけど、男として見れない。

すると「女の私」を、この関係性の中では満たすことができない。
その結果、「女の私」が、他にどきどきする相手を求めることもあるんですね。

彼が一番大事、自分にとってすごく大事な存在ということ自体は
本当にそうなんです。

だけど、男を感じられなくなってしまうから。
結果として、他に好きな人ができてしまうかもしれない。

これは付き合いの長いカップルや結婚後のお悩みとしても、かなりよく聞くお話なんですね。

もし、あやかさんがこのタイプなのだとしたら。
ものすごく正直に話をしているな、って思うんです。

「結婚生活の中で、ほかに好きな人ができちゃうこともある」って

バカ正直なくらい。
ある意味で、誠実。

そのくらい「結婚するんだったら、別れたくない」とも、思っている。

だから、「言わないほうがいいこと」を、いまの時点で言っている。
結婚するんだったら「言わないほうがいいこと」を言っているのは
あとからこの件でもめて、「別れる」ってことにならないように。

そんなふうにも、思えてきます。

「持論をぶちまけてる」ように、見えてしまうけど。

別の視点から見たら
別れることにつながるかもしれない可能性の芽を
いまのうちに、摘んでおきたい。
(結婚するなら、絶対別れたくないから)

そんなふうにも、思えるかもしれません。

お父さんとの関係

あやかさんを見ていると、男性にすごくモテる方だと思うんです。
デートでも甘え上手。

そんな姿を見ていると
少なくとも子どものころ、幼少期は
お父さんにすごく愛されてかわいがられていたんじゃないかな、と思うんです。

お父さんは私のことが、大好き。
根底にそんな土台がある。
だから、男性から愛される、かわいがってもらえるのことも当たり前のこととして、受け取れる。

彼を親のポジションに置いてしまうパターンには
相手をお父さんにするパターンと、お母さんにするパターンがあります。

相手が男性(彼や夫)であっても
「お母さん代わり」にしてしまうことも、あるんです。

あやかさんの場合は、お父さんとの関係なんじゃないかなって思うんですね。

そして、心の中にお父さんを求めている気持ちがあるんじゃないかなって。

お父さんとの関係性は、もしかしたら今は疎遠になっていたり、切れてしまっていたりするかもしれません。
もしくは昔、何かがあって
「お父さんなんていらない」
「お父さんなんていなくたって大丈夫」
そんなふうに思っているかもしれません。

だけど、心の奥には
本当はお父さんを求めている気持ちも、あるのかもしれない。

「お父さんなんて、もういらない」と思う一方で
「ほんとうはお父さんを求めている」

もしかしたら、そんな気持ちがあるかもしれないなって思うんです。

すると、彼をお父さんのポジションに置いて
「お父さんを求める気持ち」を満たそうとしてしまう。

しかも、多くの場合
自分では「お父さんを求めている」って、感じていないんです。

「お父さんとのつながり」が婚活やパートナーシップをうまくいかせないパターンの場合、
「お父さんなんて、もう知らない。いなくていい」
「お父さんなんて、キライ」
と思っていることが多い(頭では)。

だけど、心の奥には、お父さんとのつながりを求めている気持ちが
あったりするんです。

お父さんとの関係性が切れているように感じている分だけ
心の奥で、お父さんとの関係を求めている。

そして、それをパートナーとの関係性の中で
再現して、満たそうとするんですね。

パートナーとの関係の中で、私たちは「子どもの頃にほしかったもの」を満たそうとします。それはふつうに、誰もが知らず知らずにしていることです。

このことに、いいとか、悪いとかはないんです。
自分でも無意識的に、そうなってしまう。
自覚的に、やってることではないんです。

そのくらい、潜在意識にある気持ちに
私たちは、引っ張られて生きていたりするんです。

だけど、パートナーを親の代わりとして固定してしまうと、関係がうまくいかないんですね。

パートナーに親の代わりを求めるところがあっても、それは全然おかしいことではないんです。

だけど、親のポジションに固定化させてしまうと、男と女ではなくなってしまうんですね。

相手を親にするパターンを、卒業するために

相手を親にして、自分を子供のポジションに置いてしまうパターンを卒業していくためには
親との関係を見直していくと、いいんです。

実際のお父さんとの関係を見直さなくても、いいんです。

自分の心の中にある「お父さんとの関係性」を見直していく。
そして癒していくと、いいんです。

「私は本当のところ、お父さんについてどう思っているんだろう」
そこをちゃんと見ていく。

表面的には「お父さんなんて、もう知らないっ」と思っているかもしれない
だけど、心の奥の奥には、どんな気持ちがあるのか。

それを見つけていってあげるんです。

もし、お父さんとの関係性が「切れてしまった」と思っていたとしても。
本当は切れていません。
そのことを、もう一度思い出す。受け取り直す。

それができると
お父さんとの間で「なくなってしまった」と思っている関係性を
パートナーに求めなくてもすむように、なっていくんですね。

潜在意識で、お父さんとの関係性が「ない」と感じていると
必要以上に、相手に親の代わりを求めてしまいます。

その「ない」が「あった」に変わることによって
パートナーに求めなくても、すむようになるんです。

パートナーとの間で、自分が子どもみたいになる瞬間、甘える瞬間は、もちろんあっていんです。
ぜんぜん、あっていい。

だけど、自分はずっと子供のポジションで、相手をずっとお父さんのポジションに置くという固定化した関係性は、癒していったほうがいいんです。

そうすると
パートナーと、大人と大人として、対等に向き合えるようになっていくんじゃないかなと思います。

結婚するわけにはいかないマインド

婚活しているのにうまくいかないとき、心の中に「結婚するわけにはいかない」マインドを持っていることが、実は多いんですね。

自分なりに頑張って婚活しているし、自分では結婚したいと思っている。
それなのに全然うまくいかない。

そういう状況にあるとき
「今、目の前にある現実は、自分の心が望んでいる」のかもしれません。

「結婚するわけにはいかない」という何らかの思いを潜在意識に持っていると
その思いが現実として現れている、ということがあるんですね。

これは、婚活がうまくいかない多くの人の心の中にあるものなのですが
「結婚するわけにはいかない」というなんらかの気持ちを、心のどこかで持っている可能性があるんです。

たとえば
「結婚しても、仲が悪くなってしまうかもしれない」という気持ち
「別れる辛さを味わいたくない」という気持ち

別れの辛さを味わわないための一番の方法は、何だと思いますか。
それは「結婚しないこと」なんですね。

もし過去に、結婚生活が壊れる痛みを味わったことがあるとしたら(それは子どもの頃だったかもしれません)
そうした痛みを二度と味わわないために、結婚しないでいることだってあるんです。

他にも「お母さんの結婚生活が幸せそうに見えなかった」など
人によっていろいろな「結婚するわけにはいかないマインド」を持っていたりします。

「結婚したい」と思いながらも、今、そうなっていないということは、
心のどこかに「結婚しないでいること」を望んでいるマインドがあるのかもしれない。

本当に多いんです。
「結婚したくない」「結婚するわけにはいかない」マインドを心の奥の潜在意識に持っているがゆえに
婚活が長引いていることって。

「そういうことも、あるんだ」って。
知っていただきたいなと思っています。

心を癒したら
最強のあげまんが開花する

今回のとけマリの中で描かれていたあやかさんからは
表面的には「理想が高い」「上から目線」と見えてしまうところもあったかもしれません。

あやかさんには男性を魅了する力があります。
いまはそれを「自分に関心を持ってもらうため」に使っているかもしれません。

だけど、心の奥にある(自分でも意識できていないもの)が癒されいったら
あやかさんの男性を魅了する力を、別のかたちで使えるようになるんじゃないかと思うんです。

それは、あげまんの力です。
パートナーを奮い立たせるような、あげまんの力。

あやかさんに喜んでもらいたい。
「すごいね」って言ってもらいたい。
それが原動力になって、頑張れる。

しんどいけど踏ん張らなくてはいけないときに
「あなたなら大丈夫。私が選んだ人だから」と言ってくれた。
その一言に勇気づけ、踏ん張れた。

「彼女が喜んでくれるから、俺は頑張る」
「彼女と結婚したから、俺はここまでになれた」

そういうカタチで、男性の力を引き出せる女性なんじゃないかと思うんです。

いまは、自分の魅力を
相手からの関心を引きつける、ために使っているかもしれないけれど。

心を癒して、あらためて「男性を信頼する力」を発揮するようになったら。
きっと、すごい「あげまん」になるんじゃないかって。

だって、とけマリを見た視聴者を、これだけ惹きつけたのも
彼女のもともと備わった魅力・才能だからだと、思うんです。

おわりに

ここまで、あくまでも勝手な考察として書かせていただきました。
超独断と偏見による、勝手な考察記事として、お読みいただけたらと思います。

そして、婚活中の方たちのなんらかの気づきになれたら、とてもうれしいです。

とけマリ、毎週楽しみでした。
あやかさんが最強のあげまんとして、幸せな未来をつくっていくのを
楽しみにしています。

合わせて読みたい
お父さんを嫌いになっちゃった私にパートナーができるまで
お父さんを嫌いになっちゃった私にパートナーができるまで
合わせて読みたい
結婚したいけど、したくない。潜在意識の原因を探ってみよう
結婚したいけど、したくない。潜在意識の原因を探ってみよう
合わせて読みたい
何でもいうことを聞いてくれる彼(夫)とドキドキする彼と。二人の間で揺れ動てしまう
何でもいうことを聞いてくれる彼(夫)とドキドキする彼と。二人の間で揺れ動てしまう

もし婚活がうまくいかないことが続いているのなら。
心の奥に「結婚を遠ざける心のからまり」があるのかもしれません。

ブログでは書ききれない婚活迷子を抜けるヒントをメールでお届けします。

この記事の執筆者
中村陽子/心理カウンセラー
中村陽子/心理カウンセラー
5500件以上の個人セッションを行う心理カウンセラー/恋愛・婚活に特化したスクール「Life with Academy」主宰。 婚活がうまくいかない、異性に好かれると気持ち悪くなってしまう、異性とお付き合いしたことがない、出産タイムリミットへの焦りなど、 30〜40代シングル女性の恋愛・婚活・パートナーシップのお悩みを専門に扱っています。 私自身、30代後半に子どもがほしいと結婚し、39歳で離婚して、40代前半は諦め&人生迷子のどん底期を味わい、45歳から「50代、60代でも花開く人生」をつくりはじめて、今にいたります。 自分らしい生き方のお手伝いしています。 X@nakamurayoko70
記事URLをコピーしました