30代からの「何がしたいのかわからない生き方」を抜け出すヒント

中村陽子/心理カウンセラー

このままでいいのかな、やりたいことがわからない

Aさん

このままでいいのかなって、よく思うんです。
転職したほうがいいのかなって思ったりもするんですが。
でも、何がやりたいのかって自問自答してみても、「わからない」ってなっちゃうんです。
私は何がやりたいんだろう。やりたいことがわからない私は、ダメだなって。思ってしまうんです。

こんなお悩みをよく伺います。
「このままでいいのかな」と思いながらも、どうしたらいいのかわからない。
もしかしたら、こんな感覚をずっと持ち続けてきたのかもしれません。

やりたいことがわからない。何をしたらいいのかわからない。
そんなことが続くと、「自分ってだめだな。やりたいことも、わからないなんて」と思ってしまうこともあるかもしれません。

だけど。
わからないことがだめってことは、ぜんぜんないんです。

いまの「このままでいいのかな」という感覚が教えてくれることは、
「ほんとうは、何かをしたい気持ちがある」
「ほんとうは、もっと自分らしくありたい」
「ほんとうは、自分のエネルギーを注ぎたいって気持ちがある」
ということなんですね。

自分の中に本当はエネルギーがある。
自分らしさもある。
だけど、いまはそれを表に出せていなくて。
それが苦しい感じなのかもしれません。

やりたいことは何?と聞かれるのが苦手

Aさん

何がしたいですか?
どうしたいですか?
やりたいことは何ですか?
好きなことは何ですか?
と聞かれるのも苦手なんです。

自分の気持ちがわからない。
そんな感覚を長い間ずっと持ってきたのかもしれません。

自分は何がしたいのかわからない。
自分のやりたいこと、好きなことがわからない。

そんな感覚を漠然と感じてきたとしたら、次のようなところがあるかもしれません。

  • 親の期待に応えようと頑張ってきた。優等生的な生き方をしてきた
  • 親を背負って生きてきた
  • 家を背負わなきゃいけないと思ってきた
  • 子どものころ、否定されてばかりだった
  • あまりにショッキングな出来事があって、それ以来何がしたいかわからなくなった

など。

何がしたいかわからない、自分の気持ちがわからないという感覚があるとき、「自分の気持ちや自分のしたいことを抑圧してきた」「自分の生き方をするわけにはいかない事情があった」などの背景があることって、実は少なくないんです。

なんらかの事情があって「自分の気持ちを抑えなくてはいけない」と思ったとします。
あれしたい、これしたい、これ好き、あれ嫌い、あれやりたくない……。
日ごろ生活をしている中で、いろんな感情を抱くものですが、自分の気持ちを抑えることが癖になっていると、いつの間にか「自分が何を思っているのか」「自分はどうしたいのか」もわからなくなってしまうことが起こるんです。

「何がしたいかわからない」という感覚があるとしたら。
自分の気持ちも抑えてしまっているようなところは、ありませんか。

親の期待に応えようと頑張ってきた

たとえば「親の期待に応えなくては」と思ってきた人の場合。

子どものころから、親の期待に応えるために頑張ってきた生き方をしていると、子どものときのみならず、大人になってからも「周りの人たちの期待に応えなくては」というやり方をしているかもしれません。

そもそもが親の期待に応え続けることができるくらい、能力があったり、器用だったりするのですが、それができてしまうがゆえに、期待に応えることから降りる機会がなかったかもしれません。

親の期待に応えようと頑張るやり方をやっていると、自分のやりたいことよりも、「周りの大人から何を求められているんだろう」を読み取っては、期待に応えていく。
誰かの期待に応えることをやり続けているうちに、「自分が何をしたいのか」がわからなくなった。

言い方を変えると。
期待に応えることばかりやってきたために、「自分の好きなこと」「自分がしたいこと」「自分の気持ち」に意識を向けることが少なかったといえるかもしれません。

親を背負う生き方をしてきた

自分の気持ち、自分が何をしたいのかを抑え込んでいる人の中に、親を背負う生き方をしている人もいます。

例えば
子どもの頃から親が病気だった。「体が痛い痛い」という親の世話をしていた。
友達はみんな外で遊んでいたけれど、自分は早く家に戻って、お手伝いをしなくてはならなかった。
親が病気でしんどいのは、十分わかっていたから。自分も遊んだり、部活したい気持ちはあったけど、「自分のしたい気持ち」を押し込めて、親の世話をした。

父親がアルコールを飲んでは、母親にひどく当たっていた。母親がかわいそうだといつも感じていた。自分がこの家を出て行くことになったら、母親はどうなってしまうんだろう。
そんな気持ちから、無意識に「自分は実家を出るわけにはいかない」と思うようになった。
(無意識的に、恋愛や結婚することを諦めた)

家の中が大変だと、子どもは知らず知らずのうちに「誰かを背負う生き方」をすることがあります。

親の面倒をみる、誰かを背負う=自分のしたいことを諦める

誰かを背負わなきゃという生き方は、自分に「やりたいこと」「したいこと」が出てくると困るんです。誰かの面倒をみることと、自分のしたいことは両立できないと思うからなんです。その結果、無意識的に「これしたい」「あれしたい」「友達と遊びたい」「部活やりたい」「夜遊びしたい」という「したい気持ち」を抑え込むようになり、結果として「自分のしたいことがわからない」ということが起こることも多いんです。

家を継がなくてはいけない

第一子に生まれた。家を継がなくてはいけない。
うちは女の子しか生まれなかった。長女の私に家を継ぐことを期待されている。

実家が商売をやっていた、旧家で長女に家を継いでほしいという空気感があった。
そんなところに育ってくると、子どもの頃から「家を継ぐことを周りから期待されているんだな」と感じます。

その結果、「自分がしたいこと」を持つことを知らぬ間に封印してしまうこともあります。

子どものころに否定されてばかりだった

子どものころに、親から否定されてばかりいた。
「これしたい」と言っても、親に頭ごなしに「何いってんの、そんなのあなたにできるわけないでしょ」と言われた。

「これがしたい」「これが好き」「自分はこう思う」という気持ちを頭ごなしに否定されたりすることが続くと、「だったらもういい。お母さんの言うとおりにすればいいんでしょ」という気持ちになることがあります。

どうせ言っても、否定するんだから。
だったら言うとおりにしておけばいいんでしょ。

そう思って、自分の意志を持たないようになってしまうこともあるんです。
そうなると「言われたから、やっている」ということが増えていきます。

勉強も習い事も、親が言うからやっている。
進学にしても、自分の意見を言ったところでムダ。親が言う学校を受ける。
そんなふうに、なるかもしれません。

言われたから、やっている。
これは、仕事をするようになっても同じように続き、「会社でこれが求められてるから、やっている」「上司がこれやってと言ったから、やっている」と感じながら仕事をしているため「この仕事、自分がやりたいことなんだっけ」「だけど、やりたいことを聞かれてもわからないし」と思うようです。

子どもの頃、あれもこれも頭ごなしに否定されたことに対して、親に内心怒っている気持ちはありませんか?

内心、怒っている気持ちがあると「自分の生き方なんだから、もっと主体的に選んでいっていい」と言われても、「わからない」となってしまうんですね。

そのため、一度、親との関係性を見つめ直していくといいんですね。

ほんとうは、こうしたいのに」という自分が心の奥にあるのかもしれません。

れるかもしれない」ってものがわかってくると、いいんですね。

ショックな出来事があってから、好きがわからなくなった

何がしたいのかわからないと感じているときのもう一つのケースに、自分の感情がわからなくなっていることがあります。

このところ、日々が味気なくて、何も感じない。
以前は面白いこと、興味があること、これやってみたいと思うことなどもあったけれど、そういえばここのところずっと面白いものなんて感じたことがない。
味気ない、色がない、好きとか、これやりたい、ここ行きたいといったものもない。

例えばこんな感覚があるのだとしたら、自分の感情がわからなくなっているのかもしれません。
実は人は、自分でも知らない間に「感情を切る」ということをしてしまったりするんです。

失恋をした、仕事で大きなトラブルがあって大きな失敗感を味わった、人に裏切られた、ものすごくつらくてしんどい出来事があった、家族の中で大きなトラブルがあったなど、つらいことが起こったときに、つらさや悲しみ、しんどさ、失敗感、罪悪感などを感じるものです。
その感情が癒えていないと、自分の中にしんどさや悲しみ、失敗感など感情は残ってしまいます。
けれど、それらの感情を感じていたら、日常を過ごすのがとてもしんどくなります。
だから、それらの感情に蓋をしたり、感情の線を切ってしまったりということをするんですね。

これは、そのときに生きていくために、日常に戻るために必要だからしたことなのですが。
感情に蓋をしたり、感情を切ってしまったりということを何度もしていくうちに、何も感じなくなっていくんですね。

感情は「悲しさだけを切り離す」ということはできないんです。
そのため悲しさ、しんどさなどの感情に蓋をして抑え込んだ分、楽しさや喜びなどの感情も一緒に蓋がされてしまいます。
その結果、「このところ、何も感じなくなった」「とても味気ない毎日が続いている」ということが起こってしまうんですね。

これが好き、これが嫌い、これしたいなども感情なのですが、感情を抑え込んで感じなくなっていると、好き、嫌い、やりたい、楽しそうといった感情も抑え込まれてしまいます。

その結果、「何がしたいかわからない」という感覚を抱くようになっていることもあるんですね。

人それぞれいろんな事情があって、
自分の気持ち、これが好き、これしたいなどの気持ちを知らず知らずのうちに抑え込んでいることは、けっこうある話なんです。

いま「自分が何をしたいのかわからない」「やりたいことがわからない」と感じて、どうすればいいんだろうとあれこれ調べているのは、ある意味、これまでとは生き方を変えていくタイミングに来ているといっていいのかもしれません。

これまではある意味で、他人軸な生き方をしなければならなかったのかもしれません。
自分がどうしたいかよりも、親の期待に応えたり、自分のことは横に置いて誰かの面倒をみたり、自分の意志は横において、親や上司の言うことに従ってきたり。

だけど、この生き方でいいんだろうか。
そう感じているとしたら。
「ほんとうは、もっとこうしたい」という気持ちが、心の奥にあるのかもしれません。

感情を解放していく

自分の中の、これしたい、これが好き、こうしたい……というものを取り戻していくには、どうすればいいのか。

方法の一つとしては、子どもの頃や思春期に閉じ込めてしまった気持ちを見つけて、それを開放させてあげるといいんです。

「言われてみれば、ロボットみたいに何も感じないな」
「心が動くようなこととか、よくわからないな」
「感情と言われも、なんだかよくわからない」
「イライラすることはしょっちゅうだけど、それ以外はツーって無感覚な感じがある」

などの場合は、かなり強く蓋がされている可能性があります。

子どもの頃から、わがままを言ったことがない。
子どもの頃、家の中が大変で、わがままが言えるような状況ではなかった。
これまで生きてきた中で、ものすごくしんどいことが起こったことがある(ものすごくしんどいことを乗り越えてきた)。
あるときから「これが好き」「これ楽しい」とかいう感覚がなくなった。

など、なんらか思い当たるところがある場合、
もしかしたら、かなり強く自分の感情を抑圧してきたかもしれません。

感情の抑圧(感情に蓋をすること)は、自分では意識しないうちに起こっています。

内面に抑圧している感情は、「感じること」で解放していくことができます。
感情の解放が起こると、「しんどい感情を抑える」ということをしなくてすむようになります。

抑えていたしんどい感情を解放すればするほど、軽くなった感じがしたり、バイタリティが戻ってくるような感じがするかもしれません。
というのも、「抑え込む」ためにもエネルギーって使うんですよね。
イメージとしては、下方向に抑え込むようなエネルギーの使い方です。

感情を解放すると、下方向に抑え込むことに使っていたエネルギーを、使わなくて済むようになります。
その分、エネルギー、バイタリティが戻ってくるような感覚がするんですね。

また、蓋をしなくて済むようになった分だけ、楽しい、うれしい、面白い、興味あるといった感情も戻ってくるようになります。

感情の解放は、カウンセリングを使ってみるのがおすすめです。
感情は感じることで癒されていくため、カウンセリングでは心理セラピーやイメージセラピーという手法を用いて、感情を癒していきます。

しんどい感情を長い間持ち続けてきた人がカウンセリングで心理セラピーを行ったあと、すごく楽になった、軽くなったと感じることが多いようです。

好きなもの、気になるものの探し方

自分は何が好きで、何がしたくてという自分の欲求にずっとフタをしてきたとしたら、
「なんかしらないけど、気になる」「興味がひかれる」「好きかもしれない」「惹かれるかもしれない」 を見つけたらいいと言われても、すぐには浮かんでこないかもしれません。

自分の欲求にずっとフタをしてきたので、これまた当たり前なんですね。
そのため「好きなことなんだろう」「何をしてるときに自分の心が喜ぶんだろう」「どういうものに惹かれるんだろう」というのを、ちょっと時間をかけて探してみようをやり続けてみるといいんですね。

例えば。
自分のために1日1つ「いいね」を与えてあげる。
・今日はコンビニでスイーツを買った
・今日は入浴剤を入れてお風呂に入った
・ランチ、何食べたいか。自分の気持ちに聞いてみた
・マンガをダラダラ、思う存分読んだ
・食べログでおいしいラーメン屋さんを探して、行ってみた
・気持ちのいい場所を探して、公園を散歩してみた

小さなことでいいので、やり続けてみます。
すると「自分の心が喜ぶ」という感覚がわかってきたりします。

これおいしい。
ここ気持ちいい。
こういうことをするのって、楽しいかもしれない。

そんなふうに、自分の心が喜ぶ感覚がわかってきたりします。

さらにおすすめは、楽しんでいる人、やりたいことをやってる人に触れてみることです。
ライブが好きで楽しんでる友達、旅行にあちこちでかける友達、温泉好きの友達、最近習い事にハマっている友達など、なんか知らないけど楽しそうな人、やりたいことをやってそうな人っていませんか?
そんな人の近くに行くと、「へえ、こういうことしてるんだ」「こういうこと楽しいんだ」「なんか楽しそうでいいな」という空気感に触れることができます。
場合によっては、自分もそれやってみようかなと感化されて、ちょっとやってみたりするかもしれません。

本屋さんに行くのもおすすめです。
本屋さんって、いろいろなタイプの人のいろいろな欲しいものややりたいことが、本という形で置いてある場なんですね。
そこで、本屋さんに行って、「なんか気になる本ってないかな~」と思いながら歩いてみます。
これまで役に立つ本、仕事のための本などばかり読んできているとしたら、「今日は役に立つかどうかは置いておいて、気になる本を手に取ってみよう」って思ってみるのがおすすめです。

本屋さんを歩いていて、ちょっと気になる本。それをまず手に取ってみます。
手にとってパラパラめくってみて、気になるものがあったら買ってみます。
そして、読んでみて、あ、これ面白いとビビビっきたらそこを深掘りしてみてもいいかもしれないし、違っていたらまた別の本を探しに行けばいい。

気になる本、ないかな~と思いながら本屋さんを歩いているだけでも、けっこうアンテナが立ったりします。

習い事や講演会、ワークショップなどに行ってみるのもいいかもしれません。
いまは、習い事やワークショップがオンラインで受けられるものも多いため、気になるものがあったらちょっと覗いてみる、試してみるということがしやすくなっています。

タイトルが気になって、講演会を聞いてみたら。すごく心に響くものがあった。
前からちょっとやってみたかったメイクレッスンをしてみたら、楽しかった。

違っていたら違ってたでいいと思いながら、気軽に手を伸ばしてみるといいかもしれません。

やってみたいことに手を出してみよう

好きなこと、やってみたいことにしばらくの間あれこれ手を出してみることを続けてみるといいかもしれません。

・やってみたいかも
・これ好きかも
・ちょっと興味あるかも
にどんどん手を伸ばしてみても、違ったということもいろいろあるかもしれません。

あれこれやるうちに、好きなことアンテナができてくる

ちょっとでもやってみたかったこと、興味のあることに手を出していくうちに「好きなことアンテナ」の感度がよくなっていきます。
「あ、これ面白いかも」が出てきたら、どんどんやってみる。
自分の心が喜ぶことなら、なーんでもいいんです。

自分の心が喜ぶこと。どんどん、していくといいんですね。

これを続けていくうちに、「自分の気持ち」「自分の好き」「自分にとって心地いいこと」「自分の心が喜ぶこと」の感覚がどんどんわかってくると思います。
自分の心が喜ぶことをやっていく中で、自然と自分らしいエネルギーも出るようになっていきます

どんな生き方がしたい?と自分に問いかける

自分らしいエネルギーが出るようになったら、かなりいい感じになっているはず。
何がしたいかわからない、という感覚をもう感じなくなっているでしょう。

面白いこと、心地いいこと、好きなことにどんどん手を伸ばしてやっていくことで、自分の心とつながりはじめます。好き、面白い、心地いい、気持ちいいなど、「自分が感じていること」を軸に、何かを選んだり、何かをしたりということが、できるようになっていくんですね。

自分が感じていること、自分の感情、自分の気持ち、自分の心とつながったうえで、自分で何をするかを選べている。
自分らしくやっている。自分らしくいられているという感覚がつかめていると思います。

あとはどんどん、自分の好きなこと、気持ちいいこと、心地いいこと、やりたいと思ったこと、目に飛び込んできたことなどなどをやっていけば、いきいきとしたエネルギーで自分がいられているのを感じられると思います。

ときどき定期的に
やりたいことなんだろう?
どんなふうに自分を生かしたいだろう?
自分が気になるもの、何だろう?

を考えてみてもいいかもしれません。
夢やビジョン、自分のしたい生き方を描いていく作業です。

このとき、「できる、できないを横に置いて考える」のがポイントです。
なぜかというと「できる、できないの罠」が本来の自分の可能性を狭めていることが多いからなんですね。

できるか、できないかとか、どうやればいいかといった枠組みで考えると
「過去の自分」「過去のできない」をもとに、発想してしまいやすいんです。

過去の自分ができたことは、思い描けるけれど
ちょっとムリそうだなというのは、排除してしまう。

こんなマインドがあると、「ほんとうはやりたい」と思っているものがあったとしても
「いやいや無理でしょ」という気持ちにかき消されてしまうんですね。

そのため、できる、できないをいったん横に完全に置いたうえで。

やりたいことがあるとしたら。
これができたら、自分の心が喜ぶだろうなと思うことがあるとしたら。
ほんとはこれをやっていけたら、いいだろうな。

こんなふうに生きられたら、すごくいいだろうな。

そういうものって、何だろう?と自分に問いかけてみるといいんですね。

ひとりでノートに向かって行うこともできますが、
誰かの手を借りてみるのもおすすめです。

ひとりでノートに向かって書こうとしても、「うーん」といって出て来ないことも
人から質問されて、それに答えていくことで、「あ、こんなこと思っていたんだ」というものが出てくることってけっこうあるからなんです。

質問する人のエネルギーに引っ張られて、「あ、こんなこと思ってたんだ」というのが出てくることってけっこうあったりするんですね。

どんなふうに生きたいか。
何をしたいのか。
誰のために、何がしたいのか。
誰とどんなふうにいたら、幸せを感じられるのか。
といったことは、すぐにはピンとくる言葉やイメージが出て来ないかもしれません。

それでも、何度か繰り返しそんなことを問い続けることで、だんだんと見えてきたりします。
3か月後、半年後、1年後で、出てくるイメージが変わっていくことも多いんですね。
たとえば、より具体的になったり、こっち方向だと思ってたけどちょっと違ってたなと修正が入ったり。

それでも、どんなふうに生きたいんだろう、何がしたいんだろうと自分に問い続けることで、だんだんとイメージが見えてきたりします。
焦ることなく、続けてみる。
そうすることで、だんだんとしっくりくるイメージが見えてきたりするんですね。

それに、いま思ったことと、3か月後に思うこと、1年後に思うことが違ってもぜんぜんOKなんです。
それでも、問い続けることの意味はあります。
それは、自分の人生は自分でつくっていっていいんだということを、自分に教えていく工程なのかもしれません。

いま、自分一人で考えていても見えてこない。
いろいろ考えてみたけど、さっぱり浮かんでこない、わからない。

だとしても、大丈夫です。
なんかこのままじゃいけない気がすると感じているということは、あなたの中に本当は注ぎたいエネルギーや情熱があるということ、形にしたい何かがあるということですから。

それを一緒に見つけていきませんか?
よかったらお手伝いさせてくださいね。

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この記事の執筆者
中村陽子/心理カウンセラー
中村陽子/心理カウンセラー
4500件以上の個人カウンセリングを行う。婚活がうまくいかない、片思い、異性とお付き合いしたことがない、出産タイムリミットへの焦りなど、女性の生き方のお悩み、人生やり直したい、何がやりたいのかわからないなど自己実現のお悩みを数多くお伺いしています。
私自身、30代後半に子どもがほしいと結婚し、39歳で離婚して、40代前半は諦め&人生迷子のどん底期を味わい、45歳から「50代、60代でも花開く人生」をつくりはじめて、今にいたります。 自分らしい生き方のお手伝いしています。
ツイッター@nakamurayoko70
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