自分らしく生きる

走り続けてきた優等生の私が、自分のために生きるために

昔、自分を生きているようで生きられていない時期がありました。
それは、ずっと長く続いていました。

そのころは、走っても走ってもぜんぜんどこにもたどり着けなくて、そもそも何を目指して走っているのかわからないまま、走っていました。

なさねばならないことが、あるような気がして。
そこにまるで到達できていない気持ちに追われ、「ぜんぜんだめだ。イケてない」という思いを抱えて、ずっと走っていました。

だけど自分では走っている感覚はぜんぜんなかったんですね。

ちょっとでも気を緩めるとだめな人になってしまう気がして、いつもMAXまで自分を追い立て続けてやっと「まあ今月はがんばったほうかな」と思えるような感じ。

やってもやってもぜんぜんOKが出せなくて、まだまだだと自分を駆り立てて、ヘトヘトなのが当たり前の日常。

なにに追われていたのかな?
こうならなきゃいけないはずの自分(だけどぜんぜんなれていない自分)に追われていた気がします。

何者かにならなくてはいけないのに、ぜんぜんなれていない。
そんなふうに思っていました。

頑張り屋さんの女性から、同じような声を聞くことがあります。
いまのままじゃ、まだまだぜんぜんなんです。
あれもできてないし、これもできてないし。

そうやっていつも自分を追い立てることが癖になっている。
そんな頑張り屋さんの女性たち。

だけどこの生き方を続けていると、「ガス欠になってきた」「もう走れないよ」っていう時期がやってきます。
あたりまえですよね。
走れなくなって、いいんだと思うんです。
もしガス欠になりつつあるのだとするならば、これからの生き方を変える転機がやってきているのかもしれません。

いま、何に向かっているのか……。
焦燥感に突き動かされながら、何に向かっているのか。
自分でも、ちゃんとは説明ができない……。
もしそうならば、こんな問いをしてみるといいかもしれません。

誰のために、何者かにならなきゃいけないと思っているんだろう。
誰のために、頑張ってきたんだろう。

誰かのために頑張ってきませんでしたか?

子どものとき母親を見ながら、「お母さんは、幸せそうじゃない」「満足そうじゃない」ということに胸を痛めていた――。
そんな話をカウンセリングの現場では、ほんとうによく聞きます。

お母さんがいつも、お父さんの愚痴を言っていた。
「どうしてお父さんと結婚しちゃたんだろう。ほかにもいい人がいたはずなのに」
「こんな人と結婚するんじゃなかった」

お母さんがいつも、人生の不満を言っていた。
「お母さんには、ほかに夢もあったのに」

お母さんが大変そうだった。
なんか犠牲的に生きているように見えて、ぜんぜん幸せそうじゃなかった。

母が満たされていない感じを振りまいていたり、大変そうだったり、母親の生き方が犠牲的に思えたりすると、それだけで子どもは胸を痛めてしまうものです。

そして、思うことがあるんです。
「自分が、お母さんを満たしてあげなくちゃ」
「お母さんを助けてあげなきゃ」

だけど、「自分がお母さんを満たしてあげなくちゃ」と子どものときに思ったことは覚えていないことが多いんです。

覚えていないのだけど、
親の期待に応えなきゃとか、助けなきゃと思い続けたり
お母さんの満たされない気持ちを自分の中に取り込んで
子どもである自分が、お母さんの果たせなかった夢を果たそうとしたり。

無意識にある思いなので
「なぜだかわからないけれど、○○な気持ちや行動に駆り立てられる」という形で出てくることが少なくないんですね。

例えば。
A子さんはずっと長い間、「娘の私が立派になって親に家を建ててあげなくては――」という気持ちが心の奥にあったといいます。

お母さんからいつも、お父さんの愚痴を聞かされて育ったんですね。
「うちのお父さんは頼りない。もっと広い家に住みたかった。でもうちのお父さんじゃだめ。どうして結婚しちゃったんだろう」
「A子ちゃん、代わりにあなたがお母さんのために家を建ててくれるわよね」

そして気づくと、思うようになっていたんです。
「自分がお母さんに家を建ててあげなくては」
それはまるで、自分が男になってお母さんを満足させてなくてというような…。

だけど一方で思っていたんです。母が重いって。
そして思春期に、お母さんの期待がつらい、応えられない!と反発し、距離を置くようになりました。

なのに。心には残っているんです。
お母さんの期待に応えられなかったという気持ちが。
「本当だったら、応えてあげなきゃいけないのに。
できていない、できていない……」

こんな思いを心の奥に持ち続けていることもあるんです。
大人になる過程で「親の期待に応えなくていい」と思って物理的な距離を取りながらも、心には「ほんとうは応えなきゃいけなかったのにできなかった」という気持ちが残っていて、自分の生き方を知らず知らずに引っ張っている。
そんなこともあるんです。

ほかにも
助けたい人がいたのに、助けられなかった。
子どものころにお兄さんを亡くした。そのお兄さんの分まで自分が立派にならなきゃいけない。
障害をもったきょうだいがいる。そのきょうだいの面倒をみられるように、自分がならなくてはいけない。

ほんとうは○○しなきゃいけなかったのに、裏切ってしまった。
だからそのつぐないを、ずっとし続けなきゃいけない。

心の奥に抱えている思いが
生き方に大きな影響を与えていることって、あるんです。

子どものころの「ほんとは○○しなきゃいけないと思っていた自分」が心の中にいて、「だって○○しなきゃいけないでしょ」と言い続けている。
そして走り続けている……。

頑張ってきた自分がどれだけ頑張ってきたか。
ちゃんとわかってあげていますか?

だけど。
もうそろそろ、自分を解放してあげてもいいのかもしれません。
「○○しなきゃいけないのにできてない」という生き方から自分を解き放ってもいいのかもしれません。

誰のために何者かになろうとしているんでしょう。
誰のためにずっと頑張ってきたのでしょう。
これまでどれほど、頑張ってきたのでしょう。

誰かのために何者かになろうと、頑張ってきた。
そこには誰かのためを想う気持ちがあります。
「できてない」「果たせていない」ほうを見るのではなく、誰かのためにこんなにヘロヘロになってでもなんとかしたかったその想いのほうを見るんです。
見るものは、想いそのものです。

誰かのために頑張ってきた。
その頑張りをちゃんと見てあげていますか?
鞭打ったり、していませんか?
鞭を打っているとしたら、どうして鞭を打たなきゃいけないんでしょう。

頑張ってきた自分。
その自分がどれほど頑張ってきたか。その頑張りをちゃんと見てあげてほしいんです。

そして、その自分の声をちゃんと聞いてあげてほしいんです。
もうこれ以上、頑張れないかもしれない……。

自分にも○○してあげる

大切なのは、自分を数に入れること。
誰かのために頑張ってきた人は、自分を数に入れていないことが多いんです。

自分を数に入れるってなに?
誰かのために生きるだけでなく、自分のためにも生きるということ。
誰かのことを満たしたいと思うだけでなく、自分のことも満たしたいと思うこと。
誰かにラクになってほしいと思うだけでなく、自分のこともラクにしてあげたいと思うこと。
誰かに笑顔になってほしいと思うだけでなく、自分のことも笑顔にしてあげようと思うこと。

誰かに幸せになってほしいと思うなら、自分のことも幸せになってほしいと思うこと。

これまで誰かのために頑張ってきたのなら
自分も数に入れてみてほしいんです。
自分の心の奥の気持ちもちゃんと聞いてあげてほしいんです。
そしてよかったら、私にも聞かせてほしいんです。

自分とつながる。自分の心の声を聞く

自分を数に入れるやりかたが、もしわからないなら。
心地いいことを与えてあげようって、思ってみてもいいかもしれません。

温泉とか、マッサージとか、自然の中のコテージに泊まるとか。
自分を心地いいところに連れて行って、その中でゆったりと休ませてあげるんです。

2泊3日とか、3泊4日とか。
出来る範囲でちょっと無理して、自分のために休みを取ってみる。
そして日常から離れてみる。
そんなことをしてみても、もしかしたらいいかもしれません。

もしちょっと無理して自分のために休みを取ることができたら。
そのときは、自分のことをめちゃめちゃほめてあげてくださいね。
えらい、よくやったって。

散歩したり、ぼーっと風景を眺めたり。
マッサージしてもらったり、瞑想してみたり。
そのときの気分で、心地いい時間を過ごしてみる。
気持ちいい時間を過ごしてみる。

夜空を眺める、温泉に入る。なんでもいい。
自分が気持ちいいな~という時間を過ごしてみてください。

なーんもしなくて、いいんです。
自分と向き合わなきゃとも思わなくていいんです。
ただ自分を誰かにあずけたり、自然の中にあずけたり、心を解放したりする。そんな時間を過ごしてみる。

そして聞いてみるんです。
ほんとは、どんな生き方したい?
どんな生き方ができたら、うれしい?
どんな状態になったら、心地いい? 心が喜ぶ?

そんなふうに、自分に聞いてみてあげるといいかもしれません。
すぐに出てこなくても、ぜんぜん大丈夫です。
自分を心地よくする時間を取っているうちに、そのうち出てくるかもしれませんから。

カウンセリングも、話したいことをただ話してみる。
なんの目的もなく、ただ話したいことを話してみる。
そんな時間にしてもいいかもしれません。

自分とつながる。
誰かのために何かしなきゃのマインドの奥にいる「自分」とつながる。

自分とつながり、自分の声を聞く。

そんなことができるようになってくると、だんだんと見えてくるかもしれません。
こういうことを大事に、生きていけたらいいな。
こういうことをしてるとき、自分の心は喜ぶんだな。
だんだん見えてくるかもしれません。

誰かのために「○○しなきゃいけない」と思い続けてきたその先を、一緒に見つけていきませんか?

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中村陽子/心理カウンセラー
中村陽子/心理カウンセラー
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