感情が共鳴してブルーになったときの抜け出し方 ~まずは発散!~
心の共鳴作用とは
人の心には、共鳴作用という働きがあります。
誰かが泣いているのを見て、もらいなきしたり。
イライラしている人の近くに行ったら、自分もイライラしたり。
感情の共鳴は、隣の席の人との間でも、テレビ画面越しでも起こります。
そのため、ワイドショーのコロナ関連の話題を見ていたら、なんか不安になってきた……。そんなときは、テレビの出演者が不安(怖れ)から発した言葉に敏感に反応し、共鳴したのかもしれません。
とはいえ感情の共鳴は、自分の中にもその感情があるから共鳴が起こるんですね。なので、テレビを見ていて不安感が上がってきたのだとしたら、自分の内面にある怖れを見るきっかけなんだと思って、そこをカウンセリングなどで扱ってみるのもいいかもしれません。
もう一つ。感情の共鳴は「どんな感情にフォーカスしてそれに共鳴するか」を選ぶことができるんです。自分が何にフォーカス(注目)をするのか。
テレビ越しに伝わってくる無念さに共鳴することもできれば、がんばろうという応援力に共鳴することもできます。
なにに共鳴するかは、自分が何に注意を払って自分の気持ちをそこにフォーカスするかによって、変わってくるのです。
例えば、電車の同じ車両の中で、沈んだ沈鬱な雰囲気の人もいれば、イライラしている人、ひとりでなんか楽しそうにニマニマ人もいるものです。
同じ空間の中でも、いろいろな感情が発信されているわけです。
いろいろな感情の中の、どの感情に自分は波長を合わせるのか。
それを選ぶことができるんです。
トレーニングみたいなもの、と思ってください。
もし、いつもイライラしている人に目がいくとか、重たい雰囲気の人に目がいくなどの場合、もしかしたら自分の中に同じような気持ちがあって、それを解消したいと思っているのかもしれません。
逆に、「楽しそうな人にフォーカスを合わせるようにしよう」と意識をすることで、自分の気分がいい状態をつくっていくこともできます。
これが、感情の共鳴の基本的な仕組みです。
ブルーな感情の抜け出し方
で、ブルーな感情に共鳴したときの抜け出し方です。
いくつかご紹介しますので、気になるものがあったら試してみてくださいね。
1.発散する
コロナ問題が出てくるようになってから。
溜まっている気がします。何かが。
コロナめ!
もぉぉぉぉーーーー。
早く収束してって祈ってるのに!!!!!
なんも言えない。
コロナめ!としか言えない。
悲しいとか、悔しいとか具体的な言葉にならなかったとしても……
どんな感情でも、感情は溜めないほうがいいんです。
上がってきたものを外に出ないように抑えると、なんとも気分が重くなります。
ザ・沈鬱……。
抑える下方向への圧力で、気分全体が、沈殿しちゃうんです。
うつうつ気分が起こる原因は、上がってきた感情を抑え込むからなことも。
怒りや悲しみやりきれなさなどを
抑え込む↓↓↓
下方向の圧力で、気分全体が抑え込まれてうつうつ沈殿してしまうことも。
だったら、感情を出したほうがいいんです。
レッツ発散!
コロナめ!
なんなんだ。もう、あーーーー!!!
感情は溜めずに出したほうがいい。
これ、ウツウツしないために大事なことなんですね。
けれど、怒りの感情は、人に怒りとともにぶつけないほうがいいです(特に当事者に)。
なので、もうほんと、腹立つよぉ!と、聞いてくれる友達に話してだよね~と言ってもらったり、カウンセラーに電話して聞いてーと言ったりするといいんですね。
言える相手がいないときには、ノートにひたすら書きまくります。
気が済むまで、思い浮かんだことを、うぉぉぉぉーーーとか、ぐぁーーーとか書きまくります。
考えず、深掘りもせず、出てきたものをノートに書き殴るのがポイントです。
で、これをやっていくと、だんだんスッキリしてきます。
抑えて沈殿していた気分全体が、生き返ってきたりします。
2.音楽を流しながら、共鳴&発散する
自分のいまの気分を代弁してくれるような曲をかけてみたり、発散系の曲をかけてみたり、神聖さのある曲をかけてみたり……。
音楽の力を借りながら、音楽の発している波長に自分を合わせていきます。
気持ちがうつうつと沈殿気味なら、発散系の曲をかけてもいいかもしれません。
歌詞がいまの気持ちにぴったりくるような曲でもいいかもしれません。
また、バッハなどのクラシックで、感情を洗い流してもいいかもしれません。
音楽が発している波長に自分を合わせていくことで、気分を変えていくことができます。
また、詳しい理論はわからないんですが。
感情もエネルギーなのだそうなんです。
感情が沈殿しているにしても、イライラしているにしても、エネルギーが自分の中にたまっている状態なわけです。
それを自分の中に溜めないで外に出してしまえばいいわけです。
なので、音楽をかけて踊るのもおすすめです。
発散系でも、なんでも、そのときにぴったりくる曲をかけながら、体を動かします。型なんてなくていいので、自由に踊ります。
発散系なら、エアギターをかき鳴らしてもいいかもしれません。
どんなやり方でも、とにかくすっきり~ってなればOK!
私は一時期、曲をかけながら踊っていました。
そうすることで、自分の中に感情エネルギーの通り道ができて、ネガティブな重たい感情を外に出したのちに、自分がもともと持っている自分らしさも表現できるようになるんですね。
人それぞれ「自分なりのオーラ(自分らしさ)」があるものです。
その自分らしさも表現しやすくなるといえばいいでしょうか。
実は「自分らしさを抑え込む圧力」をかけているんです、人って。
もともと持ってる自分らしさのエネルギーを抑え込んで、表現していないこと自体が、しんどさの一因であることは、ほんとに多いんです。
大事なのは、表現すること。抑え込んでいる圧力を外して、外に出していくことなんです。
さっきも、原稿を書くために久しぶりに曲をかけながら体を動かしてみたら……たまっていたものが抜けたみたいで、すっきり~。
溜めてしまった感情を解放する意味でも、自分らしさを表に出せるようになる意味でも、ふたつの意味でけっこう、おすすめです。
(もし興味のある方は、やり方についていつでも言ってくださいね)
3.元気な人の波長をおすそ分けしてもらう
この人は元気だ―。という人、いませんか?
そういう人から元気を分けてもらうのも、アリです。
この人がしゃべっているのを聞いているだけで、なんか元気が出てくる。
この人が笑っているのの近くにいるだけで、なんかほっこりしてくる。
この人と話をしていると、気分が沈殿してたはずなのに、思わずつられて笑っちゃう。
そんな体験、ありませんか?
それは相手が発している元気波長や能天気波長、ほがらか波長につられて、気づいたら自分もノーテンキなモードに入っていたという感じかもしれません。
これも共鳴の作用なんですね。
元気でほがらかだったり、軽やかだったりする波長に共鳴して、自分の気分も元気になっているんです。
一人でいると深刻な気分も、元気波長な人と話していたら「あれ?深刻にならなくてもいいのかも」ってなったりするものです。
ウツウツとした深刻な気分になっていたとしても、ついうっかり笑えた瞬間、その深刻さから抜け出すことができます。それが心の法則なんです。
カウンセリングでも、話し始めたときには深刻だったのが、気づいたら笑ってたとなったら、それまでハマっていたネガティブストーリーから抜け出せたってことなんですね。
私のカウンセリングは、「最近笑ってなかったのに、思わず笑っちゃった」と言っていただくことが多いんです。
深刻な気分も、こんな自分ってダメだよねと思っていたことも、「ついうっかり笑っちゃったら、それ以降気にならなくなって、気分が軽くなった」という形の癒しもあるんですね。
深刻な気分のときには、ネガティブ~なことばかり考え続けてしまう……ということが起こります。
だから、いったんネガティブループから抜けること。
ネガティブループをいったん終わらせるのが、とても大事なんです。
ネガティブループにいるときには、どんどん深刻に思えていたことも、いったんネガティブループから抜け出すと、違う考えが浮かびます。
だから、ループからいかに抜けるかが大事。
ネガティブループから抜けて、いい気分でいるほうが「未来もそんなに悪くないはずだ」って思えるから、結果的にそんな未来をつくっていくことができるんです(心の法則ってほんとにシンプルなんです)。
元気のおすそ分けをしてもらうのは、実際に、会って話したり、電話で話したり、その人が話しているのを聞きに行ったりしてもいいですし、元気なパワーを発している人の youtubeを見るのでもいいんです。
youtubeの神戸メンタルサービスchの代表・平準司動画は、元気になると思います。
神戸メンタルサービスch
また若手起業家のインタビューなどのyoutubeも、元気をもらえるものが多いです。
いま、ブルーになりやすい情報があふれています。
情報だけでなく、世の中全体の集合無意識もブルーになりやすくなっています。そのため敏感な人ほどすぐにブルーにハマるし、それほど敏感でない人もなんか調子が悪い感覚があるかもしれません。
そんなときは、自分一人の力でなんとかしようとしないで、いろいろなものの力を借りてみてくださいね。
友達でも、音楽でも、youtubeでも。
もちろん、カウンセリングでも。
みなさんとお話しできるのを楽しみに、 充電してお待ちしてます!
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