「この女性とずっと一緒にいたい」と思われる女性になる方法
男が惚れちゃう女といったとき、何をイメージしますか?
かわいらしさ、きれいさ、スタイルのよさ、甘え上手なところ……などなどをイメージするかもしれません。
でも今日は、「え? そんなカンタンなことでいいの?」という方法をお話をしますね。
「この彼女じゃないと、だめなんだ」
そう思われる女性になれたら、うれしいですよね。
だけど同時に、
「かわいい子じゃないとどうせだめなんでしょ」
「女性らしい人じゃないと、だめなんでしょ」
という気持ちも出てくるかもしれません。
これらは、女性が考える「男はきっとこういう女性が好きだよね」というイメージです。
そしてこれらのイメージにしばられて「私じゃだめなんでしょ」と思い込んでしまっていることも実は少なくありません。
かわいかったり、きれいだったり、○○だったりすれば愛されるという発想。
これは、受け身の発想なんですね。
「○○な要素」を自分が持っているなら、相手から愛されるはずという「愛される側になるには」という受け身側発想なんです。
受け身側発想があるということは……
そうです!
与える側発想もあるわけです。
与える側といっても、今回お話しするのは掃除や洗濯をしてあげるということではありません。
何を与えるのかというと……。
「彼を信じる力」です。
もっというと
「彼のよさを見て、それを信じる力」です。
誰しも、いろいろな面を持っていますよね。
いろいろな面の「どこ」を見てあげるのか。
それによって、相手が相手自身の一面に気づいていくということが起こります。
そして、「自分のこの部分を見てくれる、この人と一緒にいるのが心地いい」と感じる関係をつくることもできるんですね。
例えば……。
これは、ある架空の彼と彼女の物語です。
***
太郎さんは仕事のできる人でした。
だけど、仕事をしているときは厳しかったんです。
後輩に厳しく接すると同時に、自分にも厳しい人でした。
そのため、周りの人たちが気軽に近づいてくることはありませんでした。
太郎さん自身、自分のことを「みんなから少しこわがらている」と思うようになりました。
けれど太郎さんは、とても心やさしい一面を持っていました。
動物がとても好きで、自然をこよなく愛する人だったんです。
花子さんは、太郎さんにとても心やさしい一面があることに気づきました。
そしてことあるごとに、太郎さんにそれを伝えました。
「ときどき近所のネコにエサをあげてるよね。そのときの太郎さん、ほんとにやさしい顔をしてるね」
「ネコも太郎さんのことが好きだよね。やさしい人だって、すぐにわかるんだね」
「休みの日は一人でキャンプに行くんだ~。そっか、星空を見てるのが好きなんだね。太郎さん、ロマンチストなんだね~」
「目に映る風景がきれいに見えるのは、その人の心がきれいだからなんだよね」
太郎さんは、花子さんといるときは、自分のことを「心やさしい少年」のように感じることができました。
そして、花子さんといるときは、心やさしい一面を出すようになりました。
すると花子さんはますます「太郎さんは、やさしい」と感じるようになりました。
「太郎さんみたいにやさしい人なら、きっと会社でも後輩から慕われてるでしょ。
え? こわがられてる? そんなことないはずだよ~。
太郎さんのやさしさ、きっと知らず知らずの間に、みんなに伝わってると思うんだけどな。
こわがられてるとしたら、真面目過ぎる顔をしてるからだよ~。
ネコにエサをあげてるときみたいな気持ちで、周りの人にも接したらいいのに~」
花子さんは、いつもいつも、太郎さんの心やさしいところを見て、いかに心やさしいかを伝えました。
そんなふうに花子さんに言われているうちに、太郎さんは「そうかな?」と思うようになりました。
じゃあ、花子さんのいうように、ネコにエサをあげてるときと同じ気持ちで、周りの人とも接してみようかな。
太郎さんは花子さんに、心やさしいところを見てもらうたびに、「自分は心やさしいのかもしれない」と感じました。
花子さんに「心やさしい人」と見られることで、太郎さんの行動も変わっていきました。
すると……。会社で、周りの人との接し方が少しずつ変わっていきました。
周りの人も、「あれ? 最近太郎さんがちょっと違うぞ」と
太郎さんのやさしさがだんだんと伝わるようになっていったのです……。
***
これは架空の物語ですが……。
これと同じようなことは、日常の中でたくさん起きているはずなんです。
きびしい自分、心やさしい自分、やんちゃな自分、怠け者の自分、人を喜ばせたい自分……。
いろいろな自分がいるものだけど、
「どこ」を見てもらっているかによって、
表現する自分が変わるんですね。
太郎さんの心やさしいところを花子さんが見続けたことによって、太郎さんは心やさしい自分をどんどん表現するようになりました。
一方で会社では、厳しい自分を周りの人に見られ続けたことによって、厳しい自分を表現していました。
太郎さんにとって、心やさしい自分を見てくれる花子さんと一緒にいるとき、心やさしい自分でいられます。
それは、花子さんが見てくれるから。
花子さんと一緒にいるときの自分を「この自分、いいな」って思えます。
花子さんと一緒にいるとき、「この自分、いいな」と太郎さんは感じることができるんです。
花子さんと一緒にいるとき
太郎さんは自分のことを好きになれるんです。
「花子さんとずっと一緒にいたい」と太郎さんが願うようになっても、不思議ではありませんよね。
あなたが彼のどこを見てあげるか――。
それが、彼に与えてあげられるものなんです。
それが、彼へのかけ
がえのない贈り物になるんです。
どうです? 簡単でしょ。
彼のいまいちな面をみることもできるけど、
彼の「ここがいいよね」を見続けることもできるんですよね。
あなたはどんな女性になりたいですか?
この文章を読んで、「たしかにそうかもしれないけど。自分にはできない」と思ったとしたら。
それって「自分もほんとはそうしたい」という気持ちがあるということなんです。
自分もほんとはそうしたいかも、という気持ちがなければ
ふ~ん、そうなんだ。で終わったりしますから。
「たしかにそうかもしれないけど、自分にはできない」と感じているなら
そのくらい、ほんとは男性を愛したい自分がいるんだなってこと。
そうです。あなたの中に男性を愛したい気持ち、いっぱいあるのではないでしょうか。
いまはそれが、うまくいかなかったりするかもしれません。
でも大丈夫です。
まずは、自分の中にこんなにも愛したい気持ちがあるんだ~と気づくことから始めてみませんか。
うまく愛したいのに愛せない。
そう悩むこと自体が、愛したい証拠です。
そんなふうに、人を愛したい気持ちを持っている自分がちゃんといるんだ~ってことに
自信をもっていただきたいなって思います。
彼女がいたら、僕は百人力だ。
そんなふうに思われる女性に、きっとなれます。
距離の縮まらない彼、向き合ってくれない彼とお父さんとの関係