もう一度、自分の人生を取り戻すために
いまの自分の状況に、ぜんぜん満足できない。
満足もなにも、いまの自分には何もない。
もうこんな年齢になってしまった。いまさら、取り返しもつかない。
どうにもならない、どうしようもない。
だけど、しんどい。
もし、そんな思いを抱えているとしたら。
それは、「いまの自分にOKが出せないこと」の苦しさかもしれません。
人は、葛藤を抱えることがあります。
葛藤というのは、引き裂かれた想いです。
いまの自分に対して、「そんなんじゃだめだ、だめだ」と言っている自分がいる状態。
それがつらいのです。
たぶんそれは。
昔、「こうなりたかった自分」がいたのでしょう。
「こうなりたかった」という思いが強すぎて、「なれなかった、なれなかった」と責めているのです。
「本当は、ならなきゃいけなかったのに」と責めているのです。
「こうなりたかったのに、なれなかった」
「本当だったら、こうなってなきゃいけなかったのに」
という思いは、「もう、そう思わなくていいんだよ」と自分で自分を許さない限り、なくなることはありません。
自分で「もう、そう思わなくていいよ」と思うまで
「こうなりたかったのに、なれなかった」
「本当だったら、こうなってなきゃいけなかったのになれてない」
を持ち続けてしまうんです。
これは、本当にしんどいことです。
なぜなら、いまの自分を認めることができないからです。
いまの自分だって、いろいろやってきた。
いまだって十分いろいろやっているはずなのに。
そう思うことができなくて、いまの自分を全否定してしまう。
「たいしたこと、やってない」と思ってしまう。
だけど。
いまの自分だって、ここまでくるのにベストを尽くしてきているはずなんです。
「こうなりたかった自分」から見たら、ぜんぜん大したことやっていないように思えるものだけど。
それでも、いまの自分だって、自分なりのベストを尽くしてきたはずなんです。
その「やってきたこと」に目を向けてほしいんです。
じゃないと、「やってきたこと」の価値がゼロになってしまいますから。
ゼロじゃないのに。いままで自分なりにやってきたのに。
昔。
なりたかったものがありました。
だけどずっと、なれなかったと思って生きてきました。
それにはなれなかったけど。
代わりに見つけたものがありました。
だけどその道も、途中で退場になりました。
自分のことを負け犬だと思ってしまったようで、
負け犬として生き続けた時期がありました。
負け犬感。
かなりしんどかった、気がします。
だって。
もうそのルートを歩くことはできないのに。
「なれなかった自分は、負け犬」と思い続けなきゃいけなかったから。
過去に戻ることができないのは当たり前だけど。
先に進むこともできない。
自分の未来をイメージするなんて、ぜんぜんできなくて。
終わっちゃった感満載で、宙ぶらりんのまま生きていた気がします。
ずっと
「本当はならなきゃいけなかったのに、なれなかった」思いが心の奥にあって。
「こうならなきゃいけなかった自分」と「いまの自分」を比べて、「ぜんぜんだめだ、ぜんぜんだめだ」と叩いていました、自分で。
そんなに叩かれたら、頑張れなくなります。
当たり前です。
自分で自分に、パワハラしてるのと、同じだから。
少しでも頑張れなくなると、「頑張ることさえできない自分って、ダメだ」とまた叩かれます。自分に。
もうだめ、ヘトヘト。
燃え尽きます。
だって、叩かれて叩かれて叩かれて。
だけど何をやっても、満足してくれないから。
そんなこと続けてたら
燃料、なくなります。
もう頑張れなく、なります。
ここまで頑張れなくなっても――。
「本当なら、こうなっていなきゃいけなかったもの」に、こだわり続けなきゃいけないものなのでしょうか?
そろそろその道から、降りてもいいのかもしれません。
「降りていいよ」と自分に言ってあげても、いいのかもしれません。
ヘトヘトになる道を、ずっと行くこともできるけど。
そうじゃない道を選ぶことも、できるのかもしれません。
そうじゃない道とは……。
「自分の心が本当に喜ぶこと」を選ぶ道です。
それは、自分の心を取り戻すこと。
目の前に選択肢が出てきたときに
いつも「自分の心が喜ぶほう」「自分の心が満たされるほう」を選ぶんです。
そんな選択、すぐにできるようにならないかもしれません。
だとしたら、こう思ってみてもいいのかもしれません。
「自分を生かす道を歩きたい。
だから、自分の心が喜ぶほう、自分の心が満たされるほうを選んでみたい」と。
自分の人生を自分の手にして、いいんです。
だって、自分の人生だから。
自分の人生を取り戻すことは
自分を生かす最大の道だから。
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