男性心理

別れる男性が、彼女・妻に決して言わない本音とは

中村陽子/心理カウンセラー

男性が、彼女や妻に決して言わない本音があります。
別れを考えている男性は、なおさら言いません。

夫も、彼も、婚活男性も、この一言を口にしないまま、どんどん諦めていってしまうんです。

何を?
目の前の女性との関係を……。

婚活男性なら、「この女性はナシだな」と思い
彼なら、「彼女とは無理かもしれない」と思い
夫なら、「妻にはもう望まない」……と思って、諦めていくのです。

そして、場合によってはひっそりと去っていってしまいます。
本音を言わないまま、目の前の女性の前から退場していってしまうんです。

忍耐強い夫でも、耐えられなくなって、離婚を切り出す――こともあります。

彼らは怒りながら、言うんです。
「もう、お前とは無理だ」って。

だけど。
本音は言ってないんです

妻や彼女に「別れてほしい」と告げた男性から、よく聞く言葉があるんです
ここまでストレートな表現はしないけど、彼らが言っているのはこういうことです。

彼女は、僕を見てくれなかった。

これが本音。
とてもシンプルです。

彼らは、こんな言い方をします。

「婚活で女性と会っても、本当に僕のことを見てるのかなと感じることがよくある。誰にでも通用するメールを送って来られると、『きっと誰でもいいんだろうな』と感じる」

「付き合っている彼女は、結婚したいと言う。でも、彼女は結婚がしたいだけなんじゃないか。結婚できるなら、相手は誰でもいいんじゃないか」

「妻は、俺のことを金(カネ)としか思ってない

「あいつは俺のことなんて、どうでもいいんだ。俺に関心がないんだ」

こんな言葉を耳にするたびに、「さびしいよ」って。
俺なんて、必要じゃないんだろ」って。
心の声が聞こえてくる気がします。

この一言が、言えればいいのにね。
僕のこと、ちゃんと見てくれている?

勤務先とか年収とかじゃなくて、僕をちゃんと見てくれている?
結婚のためじゃなくて、僕自身を、ちゃんと見てくれている?
大黒柱の僕じゃない僕も、大事に思ってくれている?

もちろん。
女性からしたら、「言ってよ」です。
そんなの、言ってくれたらいいのに。

でも、言えないんです
僕のことを、ちゃんと見て――なんて。

ぜったいに、言えない。

頼りになるタイプの男性ほど
ぜったいに、言わないんです。

どうやらそれが、男性心理というものみたい……

だから。
男性には「僕を見て」というマインドがあるのだと、知っておいてほしいんです。
子どもみたいだけど(笑)。

彼の中にいる少年のような僕も、見つけてあげられるといいですね。
そして
「よくやってるね」
「私はあなたの頑張り、見てるよ~」
「私はいつもあなたの味方だよ。どんなあなたでも、私はあなたの味方だよ」
って感じさせてあげてほしいんです。

「私はいつだって、あなたが好きだよ」
無条件の「あなたが好き」が、彼らを強くするんです。

彼らの中の「僕を見て」を女性がしっかり満たすことができたなら、彼らは「この女性を喜ばせよう」と一生懸命してくれます。

彼女のために、頑張って働く。
彼女のために、お土産を買ってくる。
彼女のために、僕のお気に入りの場所に連れて行く。

やり方が彼女の好みじゃないことも、多々あるけれど……

それでも
彼なりに一生懸命、彼女を喜ばせよう、彼女を守ろうとしてくれるんです。

彼の居場所を作ってあげてくださいね。
そしたら彼はがんばりますから、あなたのために。

今日はどうかこの一言を、心に留めてみてください。
男性はいつも思っているんです。
「僕のことを、ちゃんと見て」

もし、この一言が心のどこかに引っかかるなら、少し振り返ってみるといいかもしれません。
「私、彼のこと。ちゃんと見てたかな?」って。

彼に関心を向ける。
それだけで、ふたりの関係がぐっとよくなっていきます。
心のどこかで覚えておいてくださいね。

 
彼に心から愛される女性の3つの秘訣~男性心理より~
【男性心理】男は黙って、彼女・妻に理解してもらいたがっている
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この記事の執筆者
中村陽子/心理カウンセラー
中村陽子/心理カウンセラー
4500件以上の個人カウンセリングを行う。婚活がうまくいかない、片思い、異性とお付き合いしたことがない、出産タイムリミットへの焦りなど、女性の生き方のお悩み、人生やり直したい、何がやりたいのかわからないなど自己実現のお悩みを数多くお伺いしています。 30代後半に子どもがほしいと結婚し、39歳で離婚して、40代前半は諦め&人生迷子のどん底期を味わい、45歳から「50代、60代でも花開く人生」をつくりはじめて、今にいたります。 自分らしい生き方のお手伝いしています。 ツイッター@nakamurayoko70
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