ほんとはやりたいこと、好きなこと、ほしいもの…心の大事なパーツを取り戻そう【コラボトークその2】
11月15日(日)開催の
ワクワク人生の鍵は「隠れた自分」にあった! 自分らしさを取り戻すレッスンに向けて。
お届けしている近藤あきとし×中村陽子のコラボトークの第二弾。
第一回は「自分らしさ」に自分らしく生きるモトがたくさん詰まっている理由という話でしたが。
今回もまた、深い話になっていきました。
なぜ、もともとの自分を隠すようになるの?
前回は、つくった自分で生きていることって多いけれど、それは「もともとの自分」を封印して隠してしまうからという話でした。
だけど、どうしてもともとの自分を隠しちゃうんでしょうね。
もともとの自分=本来の自分を出しているときに、「これを出しちゃだめなんだ」と感じた体験があることが多いですよね。
もともとの自分でいるときに、
親から「なにやってるの、やめなさい」と言われたとか
友達から「〇〇ちゃん、ヘン」と言われたとか。
子どものころのできごとをきっかけに、
「この自分を出しちゃだめなんだ」と思った。
そしてそうじゃない自分(周りからいいと言ってもらえる自分)をつくるようになったということが多いですね。
「もう二度とこんな思いを味わいたくない」という思いから、もともとの自分を隠して、仮面の自分をつくってしまうんです。
そっか~。
子どものころ、歌を歌うのが好きでちゃぶ台の上に乗って歌っていたら、お母さんから叱られて。「こういうのが好きな自分、出しちゃいけないんだ」と思ったり。
なんらかのできごとがあったことで、封印しちゃったわけですね。
「本来の自分をだめと言われた」と感じた体験があって、それ以降、変わっていったということはほんとうに多いです。
お母さんに「いい」と言ってもらえなかったことが原因になっていることも。
かわいいものが好きな子が、お母さんに「これかわいいでしょ」「これいいでしょ」と一生懸命見せるんだけど。
お母さんは「ほんとね、いいわね~」ってぜんぜん言ってくれない。
そしたら「私がおかしいのかな?」「これいいでしょ~って言う、私のほうがおかしいのかな?」と思うようになって。
自分の感覚を「よくないもの」と思うようになってしまった、ということも。
そうなんだよね。
子どもにとっては親からの情緒的な反応って、とても大事だからね。
子どもが「これいいでしょ」と言ったときにお母さんから「いいね」と返してもらったり、「楽しい」「うれしい」って言ったときに「そうね、楽しいね」と返してもらったりすることで、子どもは「自分はこれでいいんだ」と思えるからね。
お母さんが鏡のように返してくれるから、基本的な安心感が育っていくんです。
逆にそういった情緒的な反応がないと、これでいいんだと思えなくなってしまうこともあります。
もともとの自分が出てくるたびに「こんな自分、出てきちゃだめ」と自分を叩いちゃうことも。
それって、本来の自分らしさのはずなのに。
それが出てくるたびに、自己を叩かなきゃって思ってたとしたら。
しんどいですよね(><)
ほんとうは「だめ」って思わなくても、ぜんぜんいいもののはずなのに。
もっともっと表現して、いい部分のはずなのに。
ほんとにもったいないです。涙
そうだよね。
自分らしさを否定せず、OKを出していけるようになれるとほんとにいいよね。
だからこのワークショップでは、
こんな自分はだめと思っちゃったのは、いつからなんだろう。なんでなんだろう。
そんなことを思い出しながら、もともとの自分を受け入れる体験をしてもらえたらいいなって思っています。
男性が感情に、うとくなってしまった理由
自分らしさを封じ込めてしまうことについて。
男の子特有のケースってあるんですか?
何が好きかがわからなくなってしまっていることは、多いんじゃないかな。
男の子はしつけの段階で「男の子なんだから、泣かないの」と言われて、自分の感情を抑圧してしまうことが多いんだよね。
だけど感情を抑圧した分、自分の好きなこともわからなくなっちゃうんです。
泣いちゃだめと言われて、悲しみやみじめさを感じないようにするわけだけど。感情って、なにかひとつを抑えてしまったら、ほかの全部も抑えることになってしまうから。
好きとかうれしいとかも、わからなくなってしまうんです。
ある一つの感情を抑え込んでしまったせいで、うれしい、楽しい、これが好きといった感情も、全部抑え込んでしまう……。
感情って一枚板だから。
そういうことが起こってしまうんです。
男性は、感情に疎いというけれど。
それはこのあたりにルーツがあるわけか~。
男はつらいよですね。涙
好きなこと、やりたいこと、ほしいもの――
心の大事なパーツを取り戻す
隠してしまった自分(封印してしまった自分、切り離された自分)があると、自分ではどうにもならない行動が出てしまうこともありますよね。
もともとの自分を封印してつくった自分で生活していると、満たされなさを抱えてしまうことが。
ほんとにしたいこと、ほしいものを「これがしたい」「これがほしい」と思うことさえ禁じている状態だから、どうしても満たされなさを抱えてしまいます。
すると、満たされないものの代わりに、別のものに手を出して埋めようとしてしまうんです。
こういう行動って、みんな何かしら思い当たるところがあるんじゃないかな。
ほんとうにほしいものとは違うなってどこかで気づきながらも、代わりのものを追い求めてしまう。
わかりやすい例が、過食。
満たされないものを、食べることで満たそうとしてしまうんですよね。
私は若い頃、ひどい過食だった時期があって。
まさに冷蔵庫を丸ごと食べる勢いで。
食べちゃうたびに自己嫌悪に陥るんですが。
あるとき、「淋しい女は太る」という本を読んで。
「そうか、私はさびしいのか」って腑に落ちた。そしたらそこから過食がおさまっていったという体験がありました。
不思議なんですけど。
自分の中の満たされない思いを代わりのもので満たそうとすることって、社会的な地位、誰もがうらやむようなパートナー、お金、誰かに勝つことなど……人によってあらわれ方はいろいろ違うものだけど。
みんな何かしら持っていたりするものなんですよね。
だいぶ深い話になりましたけど。
隠してしまった自分(切り離された自分、封印された自分)って、見つけてもらいたがってるんですよね。
見つけてもらうために、問題や問題行動を起こしていたりするんです。
自分でもよくわからないけど、泣いてしまう自分が続くことってありますよね。あれも、見つけてほしがっている自分がいるサインな感じがあるんですよね。
隠れてしまって声を上げられない分、
問題、問題行動、自分でもよくわらず泣いてしまうことなどを通じて「見つけて~」って言っている。
だからこそ、もともとの自分を取り戻すことって大事なんだよね。
もともとの自分を取り戻すことは
一番やりたかったこと
ほしかったもの
好きだったこと
を取り戻していくことでもあるんです。
これが好き、これが楽しい、こういうことにわくわくする、ほんとうはこれがほしいといったものが、もともとの自分の中に眠っているから。
ほんとうにほしいものを、ほしいと思っていいんだ。
好きなものを好きと言っていいんだ。
ということでもあります。
自分は何をしているときに幸せを感じるのか、心が満たされるのかを知っていくことにもつながるんです。
もともとの自分を取り戻すことは、
心の大事なパーツを取り戻していくような。
そんなところがあります。
そうなんです。
ワークショップではほんの一部分になっちゃうかもしれないけど。
隠してしまった自分を見つけ、取り戻すってこういうことなんだという体験してもらえればなって思ってます。
つづく……。
ということで、次回もまたお楽しみに~。
第一回はこちら「自分らしさ」に自分らしく生きるモトがたくさん詰まっている理由
\ただいま絶賛準備中!/
頭をかきかきしながら、がんばってまーす。
いいワークショップになるように、
近藤カウンセラーとふたりでいろいろ深めて、準備中です。
今回は、みなさんの自分らしさをサポートするためにたくさんのゲストカウンセラーも駆けつけてくれてます。
みなさんのご参加をお待ちしてます。
ぜひぜひいらしてくださいね~。