どんなふうに生きたいかは、いつからだって創っていける
人生100年時代になったといわれていますが、
わたくしごとではありますが、ちょうど半分を過ぎました。
お~~~、いつのまにやら50歳。
50歳になったいま、これからの人生にワクワクしています。
これからもきっと面白そうだぞ~って。
いまこんなふうに思えるようになったのは、谷の時期があったからなんです。これまで生きてきたやり方が、いきなり全部壊れてしまったように感じて身動きが取れなくなった時期と言えばいいでしょうか。
優等生をしていたのに、学校を辞めて途方に暮れた15歳。
天職だと思ってたのに、会社にいられなくなり失職した32歳。
子どもがほしかったのに、離婚した40歳。
インパクトの強いできごとのあと、それぞれ丸1、2年は引きこもりました。そこからだんだん外の世界との接触を取り戻し、その過程であれこれ手を出しながら、次に何をするかを選んでいく。そんなことをしました。
前回の谷の時期は、40~43歳くらいの時期で、いまこうして「50歳になったけど、楽しいです~」とか言えちゃってるのは、諦めていたものを取り戻したことが最大の要因だったんです。
諦めていたものとは、何かというと。
自分を誰かのために活かしたいという想い。
自分を誰かのために活かしたいんだけど、その道を見つけてはいつも途中で絶たれてしまってそれがつらかったというのが、私の人生ストーリーだったみたいなんです。
谷の時期も、平らな時期も、絶好調の時期もいつも心の奥にあったのは
自分を誰かのために活かしたいという想いでした。
いつも心の奥に流れている想いって、人それぞれ違うものなんです。
私の場合は、自分を誰かのために活かしたいという想いだったけれど。
誰かのそばにいてあげたい、かもしれないし
誰かのことをわかってあげたい、かもしれないし
誰かを美しくしていあげたい、かもしれないし
誰かのために居場所をつくりたい、かもしれないし。
人それぞれ、違います。
でも、きっとあるんです。心の奥にずっとある自分だからこその想い。
誰かとは
彼のため、家族のため、子どものため、仲間のため、女性のため、世界のため、地球のため……
人それぞれにとっての「誰か」がここにもあります。
自分にとって気になる人は誰・なにで、そのために何をしたいのか。
そのあたりが見えてくると、がぜん、やる気が出てきます。
人生100年っていうと、50歳でもあと50年もあるんです。
40歳なら、あと60年。
30歳なら、あと70年。
80歳でも、あと20年。
こうして数字で見ると、ちょっと気が遠くなりますね。
私は6年前に、「あのときやっておけばよかった」という後悔だけは絶対にもうしない、と決めたんですね。
それまでさんざん「あのとき、ああしておけばよかった」ばっかり、思ってきたからです。
あのときああしておけば、いまごろ、こうなってたはずなのに。と
何百万回、思ったことか。
だけど、ふと気づいたんです。
「あのときやっておけばよかった」をしなきゃいいんだと。
つまり、いま、始めればいいんだと。
いつからだって、人生をつくっていけます。
生き方変えたいと思いついた日が、スタートの日。
これやってみようと決めてやり始めても、最初の2、3年はなかなか積みあがっていかない感じがあるかもしれません。
だけど、想いをそこに注ぎ続け、やり続けたら確実に芽が出て、葉っぱがひらいて、茎が伸びて……花開きます。
自分の心の奥に耳を傾けて、心の声を聞く。
どうしたいって言っているのか。何を願っているのか。
心を掘り下げながら、同時に動きながら、自分の願いを見つけていく。
私の場合は、そんなスタートでした。
ほんとは、もっと何かをしたいのかもしれない。
ほんとは、誰かと一緒にワイワイガヤガヤしたいのかもしれない。
ほんとは、誰かと一緒に生きていきたいのかもしれない。
ほんとは、誰かを心から愛したいのかもしれない。
どんな願いを持っているでしょう。
心の奥の声、聞いてみませんか?