だめな自分、いやな自分を受け入れるということ
「こんな自分、だめ」が
心のクセになっていませんか？
私たちはついつい「こんな自分は、いちゃだめ」という自分を否定してしまいます。
誰かのことを嫉妬してしまう自分
あの人たち、許せないと思ってしまう自分
私のこと、なめてるでしょと思ってしまう自分
私ばっかり我慢してると思ってしまう自分
怒っちゃう自分
人に当たっちゃう自分
人を嫌っちゃう自分
うまくできない自分
そういう気持ちが出てくると、「こんな気持ちを持つ自分って、心が狭い」とか「こんな気持ちを持つ自分って、最悪だ」「情けない」とか思って、そういう気持ちが出てきたことを、かき消そうとします。
こういう気持ち、持っちゃダメ。
こういう気持ちを持ってる自分、だめ。
こんなふうに思ってしまうものです。
だけど。
だめなこと、ないんです。
どんな自分もいていいんです。
どんな気持ちもあっていいし、どんな感情が出てきてもいい。
いいんです。
いて、いいんです。
こんな自分、だめーーーー
と思わなくて、いいんです。
でも、反射的に思っちゃうんですけどね。
こんな自分、最悪って。
こんなドロドロした思いを持ってる自分、最悪って。
だけど。
いいんです。どんな気持ちも、あっていいんです。
ドロドロを持ってる自分も、いていいんです。
それが人間なんです。
古事記、知ってます？
日本の神様について書かれた本なんですが。
これがまた、ドロドロなんです。
女の神さまが、超ドロドロ。
うわっ、ドロドロじゃんって思わず言いたくなるほど、ドロドロ。
聖書、知ってます？
神様めっちゃ怒るんですよ。
地上を水浸しにして、ノアの箱舟に乗らない人は助からないくらい。
めっちゃ、怒るんですよ。
神様だって、怒るし、ドロドロな面があるんです。
だから、いいんです。
どんな気持ちがあっても。
どんな自分がいても。
いい自分もいるでしょ。
だめな自分もいるでしょ。
いやな自分もいるでしょ。
ぜーんぶ、いていいんです。
「こんなこと考えちゃう自分、だめ」
「こんな気持ちになっちゃう自分、だめ」
と思う人って、どんな人だか知ってます？
ピンポーン。
そうなんです。心やさしい人なんです。
「こんな気持ちになってる」だけなのに、「こんな自分、だめ」と責めている。
つまり、やさしいからなんです。
だけど、そんなふうに言われても、そうは思えないですよね。
そうですよね。
だから。
まずは、どんな気持ちがあってもいい。
どんな感情が出てきてもいい。
どんな自分も、いてもいい。
否定をしない、変えなきゃって思わない。
変えなくていいんです。
なくなれーって、思わなくていいんです。
そう思ったのには、なんらかの事情があるはずだから。
そんな自分になったのにも、なんらかの事情があるはずだから。
そう言われたって、どうすればいいんですか？って思いますよね。
じゃあ、その気持ちの横に、いてあげる感じです。
「わたし、最悪。怒っちゃうから」
そう思ってる気持ちの横に、そっといてあげる感じです。
なんも言わなくていいし、なんもしなくていい。
怒っちゃうか～って思いながら、そっとその横にいてあげる感じです。
そっと、横にいてあげる。
いいも、悪いも言わなくていい。
そっと横にいてあげたら、そのうちに、「違う気持ち」が出てくるかもしれません。
そしたら、「そっか～、そう思っちゃうか～」と思いながら、その気持ちの横にいてあげる。
できればね。
自分じゃなくて、誰かに、聞いてもらうといいかもしれません。
いやな自分、自分ではどうにも受け入れられないものだから。
誰かに受けとめてもらうといいんです。
これまでずっと、否定してきたんじゃないかと思うんです。
「こんな気持ちを持っちゃう自分」が出てくるたびに
「こんな気持ち持っちゃう自分、だめ」って。
それ、つらくなかったですか？
「こんな気持ち」が出てくるのはしょうがないのに、そのたびに「こんな自分はだめ」って思うの、つらくなかったですか？
だけど。
だめって思わなくていいんです。
それだけ、ちょっと心の片隅に、覚えておいてくださいね。
そして。
私でよかったら、いつでもお話聞かせてくださいね。
自己否定しちゃうとき、モヤモヤな気持ちをラクにするコツ
