婚活で「お付き合いしてください」と言ってもらえました!
結婚相談所で婚活していたA子さん(30代後半・女性)。
ある男性と半年デートしたもののうまくいかず、その後、別の男性とデートしたものの断られ。
ズシンと凹んでしまって、仕事も手につかない……。
A子さんから、そんなご相談をいただいたのが4カ月前。
そして。
「いいかもと思っていた男性から、正式なお付き合いを申し込まれました!」とご報告いただきました。
よかったです~
ご本人の許可を得て、A子さんのストーリーを書かせていただきます。
自分の体験が、誰かの役に立つのならとおっしゃっていただきました(ありがとうございます)。
A子さんは、男性に対しての苦手意識がずっとあったといいます。
お付き合いした人はいたけれど、長く続かなかったんだそうです。
「僕といても、楽しくないんじゃないの」と、相手から言われてお別れをすることになる。
そんなことが、多かったといいます。
A子さんは、小さいころにご両親が離婚。
それ以来、お父さんと話したことも、会ったこともありませんでした。
いま、どこにいるのかもわからない。そんな状態でした。
お父さんが家を出ていった日、「お父さんのこと、もう話しちゃいけないんだ(お母さんが悲しむから)」と思ったといいます。
「お父さんには、もう会えないんだな」と幼心に思ったそうです。
そして、お父さんへの思いを封印しました。
一度だけ、聞いたことがありました。
「私のお父さん、どんな人だった?」と。
でも、そのときのお母さんはイライラしているように見え、「嫌なこと、思い出させちゃってごめん」と再び心の奥深くに封印してしまったようでした。
何度目かのカウンセリングで、お父さんの話になりました。
ずっとずっと「お父さんの話はしちゃいけない。誰にも言っちゃいけない」と思ってきたそうです。
覚えていることを、最初は、たんたんとお話していたんです。
こういう理由で、お父さんとお母さんは別れることになったらしい。
そんなことを、お話していました。
ふと、こんな言葉がA子さんの口から出てきました。
「いま、何しているのかなって。ときどき、考えることがある」
ずっとずっと、心配していたんです。
「お父さん、何してるのかな? ちゃんと元気でいるのかな?」
A子さんの心の中に、お父さんが家を出たあの日から、ずっとずっと「お父さん、大丈夫かな? 元気かな?」と心配し続けている小さな女の子がいたのです。
その小さな女の子の思いに触れたとき、A子さんの中にあったお父さんへの思いが、いっぱい溢れ出てきました。たくさんの涙とともに。
「知らなかった。私、こんなにもお父さんのこと心配してたんだ」
シングルマザーとして、A子さんたちを育ててくれたお母さん。
そのお母さんへの思いも、お話ししてもらいました。
お母さんの期待にそうように、いっぱい頑張ってきたこと。
お母さんの期待に、そえなかったと思っていたこと。
お母さんの負担が重くならないようにと、いつも気遣っていたこと
お母さんのために、つらかったこと、大変だったこと、ずっと言わずにいたこと。
お母さんを心配させないようにと、ずっとずっと頑張ってきたのに、自分のことを「できない子」と思っていました。
お母さんが望んでいるような私になれなかったからと、「だめな私」と思っていたんです。
ものすごくやさしいお母さん思いの女の子。
ものすごくやさしいお父さん思いの女の子。
なのに。
ずっと一人で抱えてきた思いを、たくさん話していただきました。
心を軽くすると同時に、「こんなにも心やさしい私」に気づいていただく時間でもありました。
お父さんとの心のつながりを取り戻していく時間でもありました。
そして……
前回のカウンセリングで「ちょっといいなと思った男性がいるんです」と言っていたお相手から
「正式なお付き合いを申し込まれました!」
(カウンセラーのひとり言:だと思った~。だって、とっても愛情深く、ピュアでかわいらしいですもん)
もちろん、まだまだ疑う気持ちは出てきちゃうし、素直になれない私も出てきちゃうそうです。
その気持ちをちょっとずつ、彼に伝えられるといいですよね。
「あのね。私、男の人と心の距離を近づけようとするとね、素直になれない自分が出てきちゃうの」って。
あなたから付き合ってくださいと言ってもらえたこと、本当はうれしいの。
そんなふうに見えないかもしれないけど、本当はうれしいの。
素直な本心を言おうとすると、ちょっと怖くなっちゃうみたいなの。あなたのこと好き。
そんなふうに彼に、伝えていけるといいですよね。
それが、絆をつくるということだから。
応援してます、いつも、いつでも。
彼からの愛情をたくさん受け取っていってくださいね。