「未完了の思い」を手放して、よきものを招き入れるには

中村陽子/心理カウンセラー
昨年末に、かなり真剣に断捨離をしました。
これまでずっと手つかずだった、本棚も思い切ってバリバリ断捨離しました。
いらないものを手放して
必要なものだけの本棚にしたら……。
これまでずっと手つかずだった、本棚も思い切ってバリバリ断捨離しました。
いらないものを手放して
必要なものだけの本棚にしたら……。
本を手にする機会がぐんと増えたんです。
4、5年前に買った本を手にして読んでみたら……
あらあら不思議。
「この本、今の自分に必要なことが、めっちゃ書いてあるんですけど~」
手にする本、手にする本、すべてに
「今の自分に必要なことが、書いてある!」
と感じるんですね。
そして、本を読みながら
毎日ちょっとずつ、自分がバージョンアップしているのを感じています。
いらないものを手放して必要なものだけにしたら、
新しい何かが入るスペースができた。
そんな感じなんです。
よき流れを止めている、未完了の思いを完了させる
心も、同じようなことが起ります。
未完了の思いを手放せば手放すほど
新しい何かが入るスペースができるんです。
未完了の思い――
悲しかったこと、悔しかったこと、しんどかったこと
失敗しちゃったこと
誰かに悪いことしちゃったこと
どうしてこんなことになっちゃったの!と思ったこと
あのとき、ああすればよかったと思ったこと
たとえばそんな未完了の思いを完了させて
手放していけると
自分の心の中に、新しい何かが入るスペースが生まれるんです。
そこに
希望、感謝、歓び、情熱、満ち足りた気持ち、愛……が入ってくるスペースが生まれます。
するとね、「あれ? ちょっと私、変わったかも」と感じるようになります。
なんかラクになったかも
なんか心が温かくなったかも
なんか朝きちんと起きたいって思えたかも
なんか楽しいこと、したくなってきたかも
なんか自分のことを、いいものな気がしてきたかも
未完了の思いを完了させていくこと。
それが、手放すということです。
その悲しみ、もう持っていなくてもいいのかもしれません。
その悔しさ、もう持っていなくてもいいのかもしれません。
未完了の思いを手放していきませんか?
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