どんな仕事人生を生きたいか。どんなことに時間と労力を注ぎたいですか?

中村陽子/心理カウンセラー

半沢直樹シリーズが始まりました。
実は、半沢直樹を見たことがなかったので、前作シリーズをいっき見。
半沢直樹はかなりおおげさに描かれているとは思うものの、組織の論理に自分を合わせて生きなくてはいけないのって、ほんとうに大変と思いながら見ていました。

コロナの影響もあり、働き方への価値観が大きく変化しつつあります。
以前は当たり前のように乗っていた満員電車も、どうして毎朝こんなにも体力を消耗しなきゃいけないんだろうと疑問に思うようになりました。
テレワークで仕事をするようになったことで、会社で時間を過ごすことが当たり前だったころには気づかなかったことに、いろいろ気づくようになりました。
「な~んだ。半分の時間で同じだけのパフォーマンス、出せるじゃん」なんてことを感じた人もいるのではないでしょうか。

そんなところに、半沢直樹。
このシリーズには、旧来型の組織の中で、自分を押しころして組織の論理に合わせる生きる人たちがたくさん登場します。1作目はトンデモ上司の元で超理不尽な目に遭いながら、それを打破してきた半沢直樹。
2作目では、親会社からの理不尽な要求と戦うことが想定されます。今作の親会社のやり方、無茶苦茶すぎますよね。親会社だからって、そんなことしていいのかーって。怒って当然ですわ。

にしてもです。
旧来型の組織の論理の中で、組織のルールやら上司やら規則やら……合わせなきゃいけないことが多すぎますよね、めっちゃ大変ですよねと半沢直樹を見ながら思うわけです。

周りに合わせる生き方

半沢直樹的な旧来型の組織の中で「周りに合わせる生き方」や「優等生的な生き方」をしているとき、他人軸でいる時間が圧倒的に長くなります。

会社(上司・同僚)から認められているか、受け入れられているか、認められるような振る舞いができているか、周りを嫌な気分にさせていないか、認められるような成果が出せているか、期待に応えられているか……。

仮にその会社の中でやりたいことがあったとしても、他人軸的なことに使う労力のほうが圧倒的に多すぎて、それだけでヘロヘロになってしまいます。
でも。他人軸でいなくても、ほんとうはいいのかもしれないんですね。

他人軸になっているとき、多くの場合、「これをしないと、人から(周りから)どう思われるだろう」という発想になっています。

これをしないと、ちゃんとやってないと思われるんじゃないか。
これをしないと、能力がないと思われるんじゃないか。

これをすることを期待されているよね。だからやらなきゃいけないよね。
これをしないと誰かに迷惑がかかるよね。だから自分がやらなきゃいけないよね。
こんな発想が土台になっていたりすることが少なくないんです。

だけど、この状態で仕事をするのって、つかれます……。
やらされ感ハンパないし、自分へのだめ出しもしがちだし、周りがどう思っているかに神経と労力をつかわなきゃいけないし。
消耗してしまいますよね。

一方で。同じ組織で同じ仕事をしていても、自分はこれがやりたいからやっている、周りの人たちもそれを理解してくれていると思える状態で仕事ができているとぜんぜん疲れ方が違うようなんです。

自分の意思でこれをやっている。
こう思える状態で仕事ができると、ぐっとラクになるんです。

自分がこれをしたいから、している。
自分はこれをやる意味があると思っているから、やっている。
そうやって「これをやること」の主導権を自分に取り戻せるといいんです。
そして「やる」「やらない」の選択を自分で決めていいんだと思えると、いいんです。

これまで、周りのことを考えてこうしたほうがいいだろうと思って動いてきたこと、きっとたくさんありましたよね。
そのすべてを自分がやらなきゃいけないと思うと……。ほんとうに疲れ果ててしまいます。
やらなくていいことも、あるのかもしれない。
自分にも選ぶ余地を与えてあげてもいいのかもしれない。
周りのことに目配りしてるだけでなく、自分の気持ちももっと大切にしてあげてもいいのかもしれない。
いったん、そう思ってみるんです。

そして。
自分をいっぱいほめてあげることを習慣化してみるといいんですね。
周りがどう思っているかを察して先回りして動いていても、なかなかそれを周りにわかってもらえない、気づいてもらえない。
自分がこんなにもやっていることを、気づいてもらえない。
そんなことが続くと、どうして自分ばっかりこんなことをしなきゃいけないの!という気持ちにもなるものです。

だけど。自分がどれだけ目配りをしているかを周りに気づいてもらうことって、なかなか難しいんです。なぜなら、周りを察する能力があなたほど高くないからです。
自分がやっていることについて「周りの人もできて当然」と思ってしまうものですが……実はそうではなかったんですね。

周りの人と自分とは、同じじゃないんだ。
だとしたら、自分のようには気づかないものなのかもしれない。

もし、そう思えたら。ちょっとずつラクになっていくかもしれません。
でも、だからこそ。自分で自分のことをほめたり、認めたりすることがとっても大事なんですね。

日常のほんのささいなことでいいんです。
今日もよくやったわ~。こういうことを率先してやって、自分ってえらい。
○○さんのフォローをしておいた。私ってほんとよく気づく。すごいね。
こんなふうに、ちょっとしたことを自分でほめて、認めてあげるんです。
何かするたびに、えらい、すごい、よくやってるとほめフィードバックをする。そのくらい、自分を認める言葉をかけてあげてみてください。

また。
「やらなくていいもの」「やりたくないもの」をリスト化してみる方法もあります。
やりたくないと思っているのに、やらなくてはいけないからと思ってやっているものをリストアップしてみるんです。

やっていて楽しいもの、面白味・醍醐味を感じるもの、意味・意義を感じるものもリストアップしてみます。
そして、どんなところに面白味や意味を感じるのかを掘り下げてみるんですね。するとその中に「やっていて楽しく感じること」や「自分なりに大切にしている価値観」が見えてくるかもしれません。

やりたくないもの、やっていて面白いもの・意味を感じるものをリスト化することは、「自分はどんなふうに生きたいのか」を考えるときの材料にもなります。
やっていて面白いこと、やりがいを感じることって何だろう。
やりたくないものって何だろう。
嫌いなことって、何だろう。
知らず知らずのうちに没頭していることって何だろう。
何をしているとき、楽しいだろう。
どんなふうに生きたいのだろう。

というのも。
自分の生き方って、時間と労力を何に投じていくかによってつくられていくからです。

時間と労力を投じる先を、自分で選ぶことができます。
何に時間と労力を投じたいのか。それを自分で選んでいいんですよね。

働き方やライフスタイルに大きな変化の波が訪れているいま、自分の生き方、働き方をあらためて問い直すチャンスかもしれません。

すぐには見えてこないかもしれません。
何に時間と労力を投じたいかについて。
でも、自分と向き合い、内面を振り返っていく中で見つけていけるかもしれません。

これまで「自分はこれがしたい」「これをしているときにやりがいを感じる」といった自分の意思をついつい後回しにしたままやってきていたとしても、気づいたときがチャンスです。
自分の生き方を変えていくチャンスです。
自分の生きたい人生をつくっていっていくチャンスです。


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この記事の執筆者
中村陽子/心理カウンセラー
中村陽子/心理カウンセラー
4500件以上の個人カウンセリングを行う。婚活がうまくいかない、片思い、異性とお付き合いしたことがない、出産タイムリミットへの焦りなど、女性の生き方のお悩み、人生やり直したい、何がやりたいのかわからないなど自己実現のお悩みを数多くお伺いしています。
私自身、30代後半に子どもがほしいと結婚し、39歳で離婚して、40代前半は諦め&人生迷子のどん底期を味わい、45歳から「50代、60代でも花開く人生」をつくりはじめて、今にいたります。 自分らしい生き方のお手伝いしています。
ツイッター@nakamurayoko70
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