仕事しながら、まず1回やりたいことをやってみよう
自分なりにいまの仕事をがんばっていて、転職を考えているわけではない。
だけど、「ほんとは、やってみたいことがあった」という気持ちがときどき出てくることもある。
仕事の人間関係が悪いわけじゃないし、いまの職場そこそこ好きだし
だめなとこもいろいろあるけど、自分なりに会社の役に立ててるし。
だから、辞めたいとは思わないんだけど。
でも、「ほんとはこういうことができるといいんだけどな」と思うものもある。
例えば、洋服のスタイリングとかメイクとか、料理とか、マッサージとか……
「ほんとは自分の興味のあることで、誰かのために何かを提供したい」という気持ちが
どこかにあるのなら
それ、手を出してみるのもいいかもしれません。
誰かのために何かをしたい
誰かのために何かを提供したい
自分の中のそんな声に耳を傾けてみると、ほんとは心の中にあるやりたいことを
表に出してくることができるかもしれません。
例えば
人がきれいになっていくのを見るのが好きだから、メイクがしたい
疲れている人の疲れをちょっとでも取ってあげたいから、マッサージがしたい
ここでは気を遣わなくていいって思えるひと時を提供したいから、小料理屋がしたい
自分の好きなこと、興味のあることで
誰かのために何かしたいってこと、
けっこう持っていたりするものなんですね。
仕事を辞めてまで、それをすることはできないと思うと手をつけられない。
だけど仕事を辞めずに、まず1回やってみる。
するとそこから、意外と世界が広がったりするかもしれません。
というのも、
「まず1回やってみる」をしてみることで、
「いやいや、できっこない」という自分でつくった壁を超える体験をすることができるからです。
ほんとはやってみたいことに
あれこれ「やらない理由」「できない理由」をくっつけては
やらずにいること……
実は多いんです。
そのくらい、自分がほんとはやってみたいことに手を出すのって
躊躇してしまうものなのかもしれません。
だけど、よくよく考えたら
ほんとは、何でもできるはずなんです。
「いやいや、できっこない」という壁を自分でつくってしまっているだけで
ほんとは、できるはずなんです。
だから「まず1回やってみる」といいんです。
友達に声かけて、休みの日にまず1回やってみた。
まず1回やってみたら、意外とできた。
しかも、やってみたら面白かった。
面白かったから、2回目もやってみようか。
そうなったら、きっと世界は広がっていきます。
根拠なくできないって思っている、その思いを超えて
まず1回やってみることで、許可を出すんです。
自分がやりたいことをやる許可をです。
ちゃんとやろうとか思う必要はぜんぜんなくて
「やってみたいから、やっちゃった」くらいのノリで、やってみる。
やってみて面白かったら、またやってみようと思う。
またやってみたら、次はこういうふうに工夫したいなというアイデアがわいてきた。
3回目は、実はうまくいかなくて反省しちゃった。
それでも4回目をやってみたら、「あ、こうすればいいんだ」ってわかった……。
もしやってみて「面白かった」と思ったら
2回目、3回目、4回目……って続いていきます。
続いていく中で、「もっとこうしたい」「もっとこうすればいいのかもしれない」は付いてきます。
続けていく中で、どんどんできることは増えていく。
だから、やる前から「ちゃんとやらなきゃ」なんて思わなくてぜんぜんいい。
好きこそものの上手なれ、というけれど。
好きなら続く、やり続ければだんだん上達する。
ずっとやり続ければ、どんどん上達する。
ずっとずっとやり続ければ、できることがどんどん増えていく。
だから、実は大事なのは想いなんです。
「これやりたい」
「これが好き」
「これをやることで、こんなふうに誰かの役に立ちたい」
大事なのは、想いなんです。
想いって、つくることできないんですよね。
その人その人の中から、わき出てくるものなんです。
だから、想いのひとつひとつが、その人らしさそのものなんです。
想いが自分の中にあるのに、外に出さないのはもったいない。
だって、やり方や経験やスキルなんてあとからいくらでもついてくるのだから。
そんなこんなで、もし「ほんとはできたらいいんだけどな」と思っていることがあるのなら
仕事しながら、まず1回やってみませんか?