父との関係

婚活で「男性を好きになれなかった」のは、お父さんに怒っていたから

中村陽子/心理カウンセラー

「彼氏がほしい」
「結婚したい」
そう思っているのに、なかなか恋愛が進まない。

婚活で男性と会ってみるけれど、好きになれる感じがしない。
付き合う瞬間に、不安や違和感がすごくなる。
「この人と一緒にいて大丈夫かな」
そう思ってしまう。

今回ご紹介するのは、34歳のLさん。
恋愛経験のなかったLさんでしたが、男性を遠ざけていた原因は・・・
お父さんとの関係にありました。

男性を好きになれない

Lさんは、恋愛経験がありませんでした。

小学校の低学年までは、好きな男の子もいたけれど
それ以降は、片思いもない。


大学を卒業して就職すれば変わっていくのかなと思っていたけど、気配もなく。

25歳を過ぎから、このままではまずいかもと、マッチングアプリに登録。
男性と話すことに慣れようとしました。

でも、自分の気持ちが追いつかない。
すごくもやもやする。

異性として好きになれる感じがしなくて、マッチングアプリはやめた。

それでも28歳のとき
「とりあえず付き合ってみよう」と思い、ある男性と交際をはじめたけれど
体を触られた瞬間、ゾワっとして、居心地が悪くなって。

「友達としてしか見られない」と相手に伝えて、終了。

その後も、何度か男性とお付き合いしようと試みるものの

付き合う瞬間に、不安や違和感がすごくなります。

「この人と一緒にいて大丈夫かな」
そんな思いがわいてくる。

相手が生理的に合わない人なのか。
何が原因なのか、わからなさすぎて。

結局、きちんとお付き合い経験がないことがコンプレックスになっていました。

ゆくゆくは、できたら結婚したい。
そう思っているのに、進めない。

男性への不信感が強い。
好きになれない。

せめて、居心地がいいとか安心感があるとか、苦じゃないとか・・・
と思うけれど、それすら難しいーー。

なぜ、このパターンができあがったのか

「男性は傷つけてくる存在」という根深い不信感

彼女の父は、昔気質で「父が一番」という家でした。
怒ると怒鳴るし、あれこれ口うるさいタイプの父。

お父さんに怒られるたびに

「ありのままの自分では、愛されない」
と感じていました。

自分なりに頑張っても、
うまくいかないと「努力が足りない」と決めつけられる。

「お父さんはなんで、私を傷つけることをわざわざ言うんだろう。
傷つけて、楽しんでるのかな」

そう思っていました。

兄が2人いました。6歳、8歳離れています。
兄の反抗期には、不機嫌をぶつけられたといいます

Lさんが、小学生の頃
反抗期が長かった次男から、「ブス」「太ってる」と悪口を言われたといいます。

こうした体験を通して、彼女の中には怒りが溜まっていったのです。

「私はいい子でまじめにしてるのに、なんでこんなこと言われなきゃいけないんだろう」
そう感じていました。

母から聞いた男性へのネガティブな話

さらに、母から聞いた話も、影響していました。

母の父(祖父)は、浮気性で、愛人をたくさんつくるタイプ。婚外子もいたといいます。
近所の親戚の噂話をお母さんがよく話していました。
「旦那は離婚したいといって出て行っちゃったのよ。
男は責任を取らないから。そういうのがあったときに逃げるのは、男だよ。気をつけなさいよ」

母から「男の人はこういうところがあるよ」とネガティブな部分の話を聞くたびに
男性への不信感が強くなったといいます。

男性に対する根深い不信感

こうしてLさんは、男性に対する根深い不信感を心の中に積み上げていったのです。

「男の人に傷つけられたくない。男の人は傷つけてくる存在」
「男性は、私が思うようには、愛してくれなさそうだ」
「男はお金やチャンスがあったら、浮気するんだろうな」
「男性は最初はやさしいけど、どんどんそうじゃなくなっていくんだろうな」

男性を見るときに
「最初から、疑いの目を向ける」
そんなマインドを強めていったのです。

小学校の4、5年生くらいからは、男の子の嫌な部分ばかりを見るようになりました。
きょうだいや親戚など、身近な男性についても、嫌な部分ばかりを見るようになりました。

「こんな人と付き合っていくのって大変そう」
そう思って、身近な男子と、ほぼしゃべらなくなりました。

代わりに、芸能人やアイドル、推しを好きになる。

こんなマインドになっているとき
「こうなったのは、男が悪いんだ」と感じるものです。

お父さんが私をいつも否定するような態度をしてきたから
お兄ちゃんたちが、私に嫌なことを言ってきたから
学校の男子たちが、私に嫌なことを言ってきたから

だから、私は傷ついた。
だから、私は男性に不信感を持ってるんだ。

悪いのは、あっちだ。

だけど、こう思い続けるかぎり
自分を幸せにすることは、できなくなってしまう
んです。

ずっと男性を避けて生きる道もあるけれど
それが自分の望みでは、ないのだとしたら。

「悪いのはあっち」を手放していくことが大事、なんです。

なぜなら、自分のマインドの中で、すべては起こっていることだから。

自分のマインドの中で、「男ってこうなんだ」というストーリーを描いて
「男性をそういう人たち」と捉えて接しているのは、すべて自分。

ある太郎さんを見たときに
「ちょっと強面だけど、やさしくていい人だよ」とA子さんは感じる。
だけど、B子さんにとっては
「え? 太郎さん怖くない? 表情とか、やさしくないし」と感じる。

そういうことって、ふつうにあります。
つまり、どんな心のメガネをかけているのか、なんです。

「男性は信用できない」の裏に、「怒り」あり

実は
不信感、信用できないと感じているとき、その裏には「怒り」があります。
男子は私を傷つけてくる怖い存在、と感じているときも、その裏には「怒り」があります。

本人は「怒っている」とは、なかなか感じないものなんです。
(人の心って、そういうものだから)

けれどこの「怒り」を無意識的に持ち続けていることが
彼氏がなかなかできない原因
婚活で相手をいいと思えない原因
だとしたら。

どう思いますか?

「怒り」があるとき、相手からの好意(想い)を受け取ることができません。
「怒り」が、シャットアウトしてしまうんですね。

だから、「愛されていること」にも、気づけない。
相手が「おもいやりからしていること」があったとしても、気づけない。

自分のことをかわいがってくれたり、大事に思ってくれたり、愛してくれたりしているときもあったとしても。
「怒り」があると、自分に向けられている「相手の愛からの思い」に気づくことができません。
怒りが、「相手からの愛」を受け取らなくさせている。

異性に好意を持たれても、嫌だなと感じてしまうのは
このあたりが理由かもしれないんですね。

お父さんとの間の葛藤を癒したら
彼氏ができた

Lさんは、カウンセリングで自分の心と向き合って
子どもの頃に抱いたお父さんやお兄さんたちへの気持ちを癒していきました。

最初はたくさんの文句が出てきたけれど。
子どもの頃に抱いた「未完了の感情」を癒していく過程で

「私のことをぜんぜんわかろうとしてくれないお父さんにずっと怒っていたけれど、本当はお父さんのこと好きだったことを思い出しました。思春期ごろから、お父さんのことずっと嫌いと思ってたけど。嫌いになりたかったわけじゃないし、嫌いでい続けたかったわけでもないんだとわかりました」

と、お父さんへの気持ちを気持ちを癒していきました。
お父さんだけじゃなく、お兄ちゃんたちや同級生の男の子への気持ちなども含めて、子どもの頃に溜め込んだ気持ちを癒していきました。

そして数ヶ月後・・・。
「彼氏ができました。結婚前提でお付き合いしています」と報告をいただきました。

結婚相談所で、たくさんの人に出会っても「ぜんぜん相手を好きになれない」と悩んでいたLさんでしたが、子どもの頃から長い間、心の中にたまっていたモヤモヤを癒したら、Lさんのことを大事に思ってくれる彼と出会って、彼からの好意を受け入れることができ、お付き合いしているそうです。

Lさんは、カウンセリングを受けるまでの間、「自分はどこかおかしいのかな」と思っていたといいます。

男性を好きになれない。
みんなはふつうに恋愛して、結婚して、家族をつくっていくのに。
自分はそれができない。私がおかしいのかな、って。

Lさんの気持ち、わかる〜という方は少なくないのではないでしょうか。

婚活しても、相手を好きになれないのは
あなたがおかしいのではなく
相手の好意を受け入れることが、なぜかできない理由が心の中にあるだけかもしれません。

しかもそれって、自分では気づけないんですね。
一人で悩んでいると、同じところをぐるぐると回ってしまいがち。

今回のLさんのお話に何か感じるものがあったならーー
いつでもお手伝いします。
お話聞かせてくださいね。

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この記事の執筆者
中村陽子/心理カウンセラー
中村陽子/心理カウンセラー
4500件以上の個人カウンセリングを行う。婚活がうまくいかない、片思い、異性とお付き合いしたことがない、出産タイムリミットへの焦りなど、女性の生き方のお悩み、人生やり直したい、何がやりたいのかわからないなど自己実現のお悩みを数多くお伺いしています。 30代後半に子どもがほしいと結婚し、39歳で離婚して、40代前半は諦め&人生迷子のどん底期を味わい、45歳から「50代、60代でも花開く人生」をつくりはじめて、今にいたります。 自分らしい生き方のお手伝いしています。 ツイッター@nakamurayoko70
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