本音を言えなかった私が、38歳で結婚できた理由
Mさんから、結婚報告をいただきました!
夏に入籍して、一緒に暮らし始めました。
いま、彼との穏やかな毎日を過ごしています。
カウンセリングを受ける前は「自分はどうして結婚できないんだろう」って思ってました。
カウンセリングを受ける前の私は「生きづらい」という感覚に覆われていました。
私は恋愛経験が少なく、お付き合いしたのは36歳のときに半年ほど一人だけ。
婚活で知り合って、結婚前提にお付き合いを始めた彼でした。
けれど、うまくいかずに別れることになってしまって。
別れた後、元彼のLINEを毎日見返しては、「あの時こう言えばよかった」と自責の念に苦しんでいました。
そのあと、婚活をしてみたものの「いまのままの自分では、きっと同じことの繰り返しになる」と感じて、「根っこから自分を変えないといけないんじゃないか」と思って、中村さんのところに行きました。
私の問題は何だったのかーーカウンセリングの中で気づかされたんです。
それは「自分の本音が言えない」「人の顔色をうかがってばかり」という、根深い癖でした。
恋愛でも、その傾向がはっきり表れていました。
元彼との関係では、自分がどう思っているか、何をしたいのかが言えなくなってしまう。
代わりに「彼はこう思うだろう」「彼が喜ぶ彼女ってこうかな」というイメージを自分の中で作りあげて、そのイメージに自分を寄せていたんです。
だから、一緒にいても本当の自分が出せず、愛想笑いをしていたり、無言で買い物に行ったり。
会うたびに疲れてしまって、家に帰ると「ほっ」とする――
そんな関係でした。
自分の気持ちをちゃんと言わないから、コミュニケーションもぎくしゃくして。
彼も私も楽しくない。
そして最終的に、別れてしまったんです。
カウンセリングでは、そういう自分のパターンを深く理解することができました。
「なぜ本音が言えないのか」
「なぜ相手の顔色をうかがってしまうのか」
それが、小学生のころのできごとがきっかけだったとわかりました。
仲の良かった女の子たちの中で、仲間はずれになったんです。
それ以来、「相手にどう思われるか」をすごく気にするようになってしまっていたんです。
カウンセリングを何回か重ねる中で、その古い思い込みが外れていくのを感じました。
「何か言ったら嫌われるんじゃないか」という怖れが減っていった。
その結果、まずは職場の人間関係が変わりました。
以前は壁を作って、最低限の会話しかしていなかったのに、雑談ができるようになって、自分のちょっとダメなところも見せられるようになった。
なにより、周りの人がやさしくなったように感じました。
ずっと人に見せられないって思っていた、心の中にあったブラックな自分や
子どもの頃に抱え込んだ「私がダメだから嫌われちゃったんだ」という思い込み、仲間外れにされた悲しい気持ち、みじめな気持ち・・・
これらを抱えていたから、生きづらかったんだなってわかります。
そしていつも周りに気を遣って
自分がどう思われるかを気にしていました。
人と一緒にいることを、楽しんだり、安心したりすることが
あの仲間外れの体験以降、できなかったんだと思います。
だから、婚活もうまくいかなかったんだと思います。
そして、心が整った夏頃、相談所を移籍することにしたんです。
「いまの自分ならきっと大丈夫」と思えたので、婚活を再開しました。
すると、9月に新しい相談所に登録して、10月には夫に出会ったんです。
正直、「え、こんなに早い?」という感じでした。
でも彼と会ったとき「安心感」を感じたんです。
話しやすいな、素の自分でいられるな――そういう感覚です。
これまでは、いつも「自分はどう思われてるんだろう」という心配がありました。
だけど、彼とはそれがなかった。
一緒にいて落ち着く感じ。
カウンセリングを受けていなかったら、いまも元彼との別れを悔やんで、答えをネットで探し続けていたんじゃないかと思います。
そして、いまの夫には出会えていなかった。
「本当にあのとき、カウンセリングを受けてみてよかった」と心から思えます。
自分の心と向き合うことに、ちょっと抵抗を感じることもあるかもしれません。どうしようって迷う気持ちも出るかもしれません。
だけど、迷っているなら受けてみたらいいと思います。
自分がこんなふうに結婚するなんて 昔の自分からは想像できない未来でした。 結婚できるイメージがぜんぜんなかったし、家族以外の人と一緒に住んで楽しくいるイメージも描けたことがなかったんです。
それが、自分の心と向き合い、心を解放していったら
想像以上の未来が待っていました。
いま、本当に幸せです。
(Mさん・38歳)
「生きづらさ」の正体は、未完了の感情だった
Mさん、おめでとうございます!
Mさんが抱えていた「生きづらさ」。
実は、生きづらさを抱えているシングル女性は多いんです。
でも、その「生きづらさ」の原因は何なのか。
Mさんが感じていた生きづらさの根っこにあったのは
「自分の本音を言ったら嫌われる」という強い思い込みでした。
そしてその結果、「自分自身を抑えること」が当たり前になっていた。
私たちは、過去に「嫌なこと」があったとき
そのときの「嫌な気持ち・感情」を心の中に閉じ込めたまま
生きていることが少なくありません。
「子どもの頃のことだし」とか「もう昔のことだし」と
それらを「終わったこと、克服したこと」と思っていたとしても
実は、そのとき閉じ込めた「嫌な気持ちや感情」が心の中に残っていたりするんです。
その多くは、ネガティブな気持ち。
人に知られたくないような、ネガティブな気持ちです。
昔のことだったとしても、「いまでも思い出す何か」があるとしたら
そこには、なんらかのネガティブな感情が残っていることが多いんですね。
そして、そのときの自分に心の中で×印をつけていたりするんです。
×印をつけたままの自分が心の中にいるから、自分のことをいいものと思えず
どこか作った自分でいることが、少なくないんですね。
未完了のネガティブな感情を抱えていることが
もし、自分を不自由にしているとしたら。
もし、自分をいいものと思えない原因になっているとしたら。
どう思いますか?
「本来の自分を出せない」ままでは
人と一緒に暮らすと疲れそう
よく「家に帰ってひとりになると、ホッとする」という話を聞きます。
「婚活はもちろん、人に会ったあと。家に帰ってひとりになるとホッとする」
これは、人と会っているとき
周りにすごく気を遣っているタイプの人から、よく聞く言葉なんですね。
周りに気を遣い、空気を読もうとしながら過ごしている。
つくった自分で、人から嫌われないようにと振る舞っている。
無意識的に、それが癖になっていることってあるんです。
だけど、そのくらいいつも人に気を遣っているとしたら。
なかなか「誰かと一緒に暮らしたい」と思えないんです。
疲れちゃうから。
過去の自分を「こんな自分はダメ」と
思っている分だけ
「つくった自分」を演じてしまう
Mさんの場合、
「自分の本音を言わない」「本来の自分を出さない」というパターンが
婚活の中であらわれていたんですね。
無意識に「こういう女性だったらいいんじゃないか」というイメージを作りあげて
そのイメージに自分を寄せてしまう。
だけど「これをやり続けたら、きっと疲れちゃう」と思う。
だから、なかなか人を好きにならない。
そして過去のネガティブな気持ちを持ち続けている分
自分のことをいいものと思えない。
そして、嫌われないようにしなくてはと思って、つくった自分で相手と接する。
自分を見せられない
↓
だから疲れる
↓
だけどつくった自分をやめられない
というパターンから、抜け出せずにいたんですね。
そこから抜け出す鍵は
子どもの頃や思春期に閉じ込めた「ネガティブな感情」を癒していくことだったんです。
カウンセリングで、Mさんは昔に起きた嫌だった出来事を振り返っていきました。
そして、ずっと心の中に閉じ込めていたあの頃の嫌だった気持ちを癒していたのです。
「あのころ言うことができずに閉じ込めていた想いを癒していったことで、心がすっきりして軽くなりました」とMさんはいいます。
カウンセリングを重ねていく中で
自分につけた×印もだんだん外れていったといいます。
「こんなふうに思う必要、なかったんだ」と思うことができたんですね。
すると、職場での人間関係が変わっていったといいます。
「それまでは、職場にいても『周りから、何か言われないようにしなくては』と気を張っていました。
だけどいまから思うと、周囲に壁を作って一人で仕事を抱え込んでいたんですよね。
どこか常に『周りに責められないように、ちゃんとやらなきゃ』という気持ちがあったんだと思います。
それがだんだんと変わっていって。
職場の人たちと雑談ができるようになったり、私ができないことがあっても周りはそれを責めてくるわけじゃないんだと
思えるようになっていったんです。
そしたら、それまで仕事に行くのが嫌だったのに
職場に行くのが楽しくなっていったんです」
自分の心の中の「嫌われるんじゃないかという怖れ」が減った分だけ
周りといい関係をつくれるようになっていったんですね。
自分の心が変わったら
いい出会いに気づけるようになった
それは婚活でも、いい形となって現れていったんですね。
カウンセリングを受け始めてから、しばらくの間は自分の心と向き合うことに専念し
それが落ち着いて、自分が変わってきたなと思い始めたころ
「結婚相談所を移籍したんです」とMさんは言っていました。
そして、結婚相談所を移って再会した婚活で
1カ月も経たないうちに、いまの旦那さまと出会ったのだそうです。
心の内側が変わると、出会ったときの「感じ方」が変わります。
以前のMさんは「嫌われないようにしなくては」という気持ちが根底にありました。
けれど、自分の心と向き合ったあとのMさんは
「この人と一緒にいると、心地いいな」
「楽しいな。この人の前だと、自分のままでいられるな」
と、お相手と一緒にいるときに感じる感覚が変わったんですね。
「嫌われないように」から「心地いい安心感」へ。
自分が自分を受け入れた分だけ、人と一緒にいる時に感じるものも変わったんですね。
もしかしたら過去の婚活でも
自分に合う男性と出会っていたのかもしれません。
けれど、「嫌われないようにしなきゃ」という視点では
自分に合う男性に出会っても、それがわからないんですね。
そのくらい、心の状態によって
出会いが実るのか、実らずに終わってしまうのかという差になるんですよね。
10月に出会い、12月に真剣交際に進んだといいます。
彼との関係では「自分を出していくこと」をテーマにしていたMさんは
「私に合った、ちょっとゆっくりペース」で彼との心の距離を縮めていきました。
そして、真剣交際から8カ月後に入籍。
こうしてMさんは次のステージへの扉を開いていきました。
婚活をする中で、自分の心と向き合ってきた。
心が変わると、こんなにいろいろ変わるんだと実感した。
そしてその変化は、これからも続けていくつもりといいます。
結婚したいまも、「こんな自分になれたらいいな」と新たな目標ができたといいます。
これからが楽しみですね。
末長くお幸せに〜。



