「やりたいことをやる」「自分らしく生きる」ができないのは〇〇のせいだ!の心理

中村陽子/心理カウンセラー

いま、やりたいこと、やってますか?
やりたいことがわからないのは、ぜーんぜんOKなんです!

やりたいことをしましょう~。
やってみたいな~を、しちゃいましょう。
好きかもなことに、手を伸ばしちゃいましょう。
ちょっとでもやりたいなと感じたこと、楽しいこと、しちゃいましょ。

やりたいことを我慢していると
うっぷんが溜まる⁉

やりたいな、やってみたいな、ほんとはやりたいなということをせずに、
我慢の毎日を送っていると……。
うっぷんが溜まります。
だんだん、不機嫌になってしまうんですね。

例えば。
温泉に行きたいとしますよね。
温泉でぼーっとリフレッシュしたいと思っているのに、なかなか行けないとします。
すると、うっぷんが溜まってきます。

時間が取れないのは、〇〇のせいだ。
やりたいことを自由にできないのは〇〇のせいだ。
そんな思いがどんどん膨らみ、さらにうっぷんが溜まります。

こうなってくると、気分は最悪です。
「やりたいことができないーっ。できないのは〇〇のせいだ」と、腹まで立ってくるんですね。

〇〇のせいで、△△できない
この考え方が不自由を生み出している⁉

こうなると、いろんなことが「〇〇のせい」に思えてくるばかりではなく、どんどん身動きが取れなくなってしまうんです……。

で。実は……
この「〇〇のせい」が、自分の動きを止めてしまっている落とし穴でもあるんです。

「〇〇のせい」というのは、「自分以外のなにかのせい」ということ。
「自分以外のなにかのせい」で、「私は~ができない」となってしまうと……。

「〇〇のせい」←これが、変わってくれない限りは、自分の動きがとれないのよ!
ということになります。

「〇〇のせい」の「〇〇」は、他者。
自分以外の何か。
けれど、自分以外の何かを変えることって……できないんです。
(だから、身動きが取れなくなるわけなんですが)

だとしたら。
そうなんです!
自分の考え方、ものの見方を変えることが、必要になってくるんですね。

「〇〇のせい」に思えていたけれど……。
あれ? 私のものの見方、考え方が「身動きのとれなさ」をつくりだしているのか?

そんなふうに思うこと。
これ、すっごく大事なんです。

自分らしさを生きるうえで、とっても大事な視点です。

「自分だけ幸せになれない」のワナ

でね。ここでもう一つポイント。
「〇〇のせい」と感じているとき、その裏には、自分を責める気持ちが働いています。

「~しなきゃいけないのに、できていない」
などの自分を責める気持ちが「〇〇のせい」の裏には、あるんです。
(いわゆる罪悪感とかね…)

さらに、そこを掘り下げていくと
「ほかの人が大変そうなのに、自分だけ~するなんてできない」
「自分だけが、幸せになるわけにはいかない」
という思いが、隠れていることも多いんです。

みんなは大変そうなのに、自分だけが自分の好きなことしちゃいけない。
(だから、自分もみんなと同じように大変な状態でいなくては……)

本当に不思議なんですが。
人の心って、そういう思いがあったりするんです。

そして、この落とし穴にはまって
「自由に生きることなんてできない」
「好きなことして生きちゃダメ」という人生を歩んでしまったりするんですね……。

そうなると。
私は幸せになっていいという許可を出す。
私はやりたいことをやって、幸せになっていいという許可を出す。
というのが必要になってくるんですね。

何度も繰り返して言ってみてくださいね。
私は幸せになっていい。
私はやりたいことをやって、幸せになっていい。
私はやりたいことをちょとずつ見つけていけばいい。

どんな気持ちがしてきますか?

ここで、なんかもやもやっとした思いだったり、
後ろ髪を引かれるような思いだったりが出てきたとしたら、
そのあたりが、「やりたいことをやる」うえでの、心理的ブロックになっていそうですね。
そんなあなたに……カウンセリングもおすすめかもしれません

自分が幸せの見本になるという生き方

もうひとつ。今日お伝えしたいことがあるんです。
それは、新しい生き方のお話。
自分がしたいように生きることで、周りの人たちの見本にもなるという生き方です

例えば。
自分がしたい生き方が、あるとします。

会社員やりながら、フラダンスレッスンに毎週末通い、長期の有休を取ってハワイまで習いに行く。
めっちゃ楽しそう~という生活。

長期有休を取ろうとしたとき、「周りに申し訳ないな」って思うことは少なくありません。
で、「うちの職場は忙しいから、長期の有休なんてとれない」という気持ちになって、断念
と思ってしまいがちですが……。

そうはせずに。
「いま、フラダンスにハマってるんです。人生、これにかけてるんです。
 だから、有休取ってハワイに行ってきます!」と、旅立つとしますよね。

もちろん、「えー、あんなのあり?」と思う批判的立場のAさんもいるでしょう。
けれど、一方で「あり、なんだ。あのやり方、してもいいんだ」と思うBさんもいるかもしれません。

Bさんは「私も有休取っていいんだ」と思えて、自分のやりたかったこと。
「日本全国の温泉巡りのために、金曜日はお休みします~」と好きなこと人生へのチャレンジを始めるかもしれません。

自分が、自分のやりたいことをやって、自分らしく生きることで
「あんなやりかた、ありなんだ」と周りの人たちへの見本になることも、できるんです。

大変な状態に、自分も同じように居続けるのではなく
楽しい方法もあるんだよ~という旗振り役になるというやり方。

すてきでしょ。

そう思えてくると。
動けるようになるんです。

「ずっと『しなきゃいけない』に縛られて、身動き取れずにつらかったけど……。
 自分がやりたいこと、してもいいのかもしれない」って。

拍子抜けするくらいに、
「長年背負っていた『しなければいけない』は、なんだったんだろう」と思うことも。

ラクになれるといいよね。
自分の人生、楽しく面白く生きたいもんね

そうなんです。
温泉は、行きたいのなら、行ってよし!

 
自分の動きを止めている、ものの見方や考え方を探す。
何が蓋になっているのかを、探す。

 

そして、それらを手放していく。
幸せに、楽しい人生を送るために。

すると、自分の人生を自分の手に、取り戻していけます。

自分の生き方は、自分で決めていい。

自分らしく生きていい。
自分は楽しく生きていい。

 

そんな生き方にOKを出していきましょうね

あなたは、何をしたいですか?
あなたは、どんなふうに生きたいですか?
あなたは、何をしていると楽しいですか?
あなたは、どんな人と一緒に、どんなふうに暮らしたいですか? 生きたいですか?

一度、お話してみませんか?
人に話してみることで、
「あ、自分ってこんなことが好きだったんだ」
「こんなことを幸せに感じるんだ」
「こんなことをしちゃいけないって思ってたんだ」

いろいろ、見えてくるかもしれません。

自分らしい生き方を見つけて、そう生きることにOKが出せるように
あなたの応援団として、サポートさせてくださいね。

この記事の執筆者
中村陽子/心理カウンセラー
中村陽子/心理カウンセラー
4500件以上の個人カウンセリングを行う。婚活がうまくいかない、片思い、異性とお付き合いしたことがない、出産タイムリミットへの焦りなど、女性の生き方のお悩み、人生やり直したい、何がやりたいのかわからないなど自己実現のお悩みを数多くお伺いしています。
私自身、30代後半に子どもがほしいと結婚し、39歳で離婚して、40代前半は諦め&人生迷子のどん底期を味わい、45歳から「50代、60代でも花開く人生」をつくりはじめて、今にいたります。 自分らしい生き方のお手伝いしています。
ツイッター@nakamurayoko70
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