幸せになる許可は、何度でも出してみよう

中村陽子/心理カウンセラー

自分の目の前の問題に取り組み始めると、
次々にいろいろな気づきを得ていくことが、とてもよくあります。

「もうこの夫とは、別れたほうがいいんじゃないかとよく思う」
「結婚したいと思っているのに、自分には無理なんじゃないかと感じてしまう」
「仕事を辞めたけれど、いったい自分が何をしたいのかよくわからない」

いま、目の前にある問題・課題は人それぞれ違ったりするものです。
けれど、カウンセリングで目の前の問題・課題に取り組めると、母親のこと、父親のこと、きょうだいのことなどの話になっていくんですよね。

それは、いまの自分のものの感じ方、考え方の土台になっているのが
母親、父親、きょうだいとの関係性の中で培われたもの、であることが多いからなんです。

子どもにとっての「世界」とは、家庭です。
小学校に上がり始めるくらいから、世界には学校も加わってくるものですが、それまでは圧倒的に、「家庭・家族」が子どもにとっての世界です。

そのため、母親、父親、きょうだいたちといった家族の関係性の中で自分の感じ方、考え方の土台が作られていくんですね。

カウンセリングで自分の問題・課題に取り組み始めたばかりのころは、
「親にこんなことされた」「うちの親、こんなふうに厳しかった」などの話になることが多いんです。
それが、だんだんとプロセスが進んで、自分自身の癒しが進んでいくにつれて気づいてくるんです。

「あれ? 私が大変さを背負うことになったのは、誰かを幸せにしたかったからなのかもしれない……」と。

例えば。私の場合。
母親の長男的な役割をしてきが気がするんです、子どものころ。
「うちのお母さんは、お母さんの面倒をみてくれる長男がほしいんだ」と思っていたふしが、あるんですね。

だから、「親に家を建ててあげられるくらいにならなきゃ」という思いを、ずっと持ち続けていました。
そして、親に家を建ててあげられる自分になれていないことを責めていました。

大人になってから、頭では、親はそんなこと求めてないとわかるようになってからも「ぜんぜん、できてないじゃないか(立派な稼ぎを得られていないじゃないか)」と自動的に責めてしまっていたんですよね。

無意識レベルで、長年、いろいろなものを背負っていた気がします。
だけど……。
こんなふうに、何かを背負ってしまう原点を辿っていくと
「親を笑顔にしたい」という子どもの想いがあることが多いのです。

子どもはいつだって、親を幸せな笑顔にしたいって思っているもの。
親を笑顔にするためには、どうしたらいいんだろう。
自分が○○しさえすれば、お父さんとお母さんは仲良くなってくれるんじゃないか。
そんなふうに、子どもは考えるんです。

そして、背負ってしまうんですよね。何かを……。
何かを背負った結果、けっこう大変な道のりを歩くことも少なくないのだけれど。
だけど、別の道もあるんです。

それは、自分が笑顔になることで、周りも笑顔になるという道。
自分が笑顔な姿を見せることで、自分の大切な人も笑顔にすることができるという道。
自分の幸せは、自分の大切な人たちの幸せになるんだ。
そんな思いが腑に落ちたら、ぐっと何かが変わっていきます……。

いままで背負ってきたものを下ろしても、いいのかもしれないな。
そんな思いに、ようやくなれるのかもしれません……。

だからこそ、
幸せになる許可は、何度も何度も出してみるといいんです。

癒しがずいぶん進んできた。
幸せになる許可も、出してきた。

だけど、また節目が来たかもしれないな。
次のステージが近づいてきた気がするな。
そんなときは、また幸せになる許可を出してみるといいですよ。

こんなアファメーションはいかがでしょう。

私は幸せになっていい。
私は幸せになることを許可します。
私が幸せで笑顔になることは、周りの人を幸せにします。
私は幸せになることを選びます。
私が幸せになることを選びます。

この記事の執筆者
中村陽子/心理カウンセラー
中村陽子/心理カウンセラー
4500件以上の個人カウンセリングを行う。婚活がうまくいかない、片思い、異性とお付き合いしたことがない、出産タイムリミットへの焦りなど、女性の生き方のお悩み、人生やり直したい、何がやりたいのかわからないなど自己実現のお悩みを数多くお伺いしています。
私自身、30代後半に子どもがほしいと結婚し、39歳で離婚して、40代前半は諦め&人生迷子のどん底期を味わい、45歳から「50代、60代でも花開く人生」をつくりはじめて、今にいたります。 自分らしい生き方のお手伝いしています。
ツイッター@nakamurayoko70
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