なりたい自分になるイメージの見つけ方

中村陽子/心理カウンセラー

なりたい自分のイメージ、持ってますか?

恋愛も、キャリア、生き方も 全体的になんか、ぱっとしない。
自分の人生、なんかぱっとしない。

もし、そんな気分が続いているなら……。
「3年後にどうなりたいか」を考えてみませんか?

なりたい自分になる!

いきいきした自分に、なりたいですよね。
楽しい毎日を送ってる自分に、なりたいですよね。
めっちゃ大好きなパートナーと仲良く暮らしてる自分になりたいですよね。

でも、「なんか、ぱっとしないな~」と感じているときって 「こういうふうに、なりたい~!」というイメージが、ないことが多いんです。

こういう毎日が送れたらいいな~。
こういう家に住んで、こんなふうに暮らしたいな~。
休日は、こんなふうに過ごしたいな~。
仕事を通じて、こんなものを生み出したいな~。

パートナーとは、平日の夜はこんなふうに過ごしたいな~。
休みの日は、こんなことして過ごしたいな~。

なりたい自分のイメージは、「目印」です。
あ、そっちの方向に向かっていけばいいのね~という「目印」になります。

なりたい自分のイメージがないと、どこに向かっていけばいいのかわからないまま毎日が過ぎていってしまいやすいんです。

3年後、どうなっていたいですか?

3年後、どうなりたいですか?

できるだけ具体的に「こうなりたいな~」をあれこれ考えてみるといいんですね。

例えば……
・彼氏と仲良くいたいな、結婚していたいな
・パートナーとは、こんなふうに仲良くありたいな

・仕事でこんなふうにイキイキしていたいな
・こんなものを世の中に送り出したいな

・こんなふうに暮らしていたい
・こんなふうに毎日を楽しめたらいいな
・友達関係、こんなふうになるといいな

など、できるだけ具体的に
「こんなふうになっていたいな~」をノートに書きだしてみます。

・どんな人たちと、どんなふうに生きていきたいか
・誰と、どんな暮らしがしたいか
・自分を、誰のためにどんなふうに役立てたいか
・どんな人間関係がほしいか
・どんな自分でありたいか

などについて、どんどん書き出してみるんです。

1回で書けなくてぜんぜんOK。
「すぐ書けちゃった~」という人は、ホントすごいです。

「書けないな~」なら、「そっか、いま、書けないんだな」でぜんぜんOKです。
イメージがないことに気づくのが、第一歩ですから。

なりたい自分のイメージが浮かばないなら

こんなふうになりたい。
ああいう暮らしがしたいな~。
あんな夫婦って素敵だな。

などのイメージが、そっか、自分にはないんだとわかったら。

それって大きな一歩です。
そっか、イメージがないならそっちの方向に行くはずもないもんねということがわかるからです。

イメージがないとしたら
・自分らしさがよくわかっていない
・単純にイメージがない
などが考えられます。

ひとつの方向としては
自分らしさって何だろう?
自分はほんとは、何をしてるときに面白さを感じるんだろう、ワクワクするんだろうということを、掘り起こしていくといいかもしれません。

もうひとつの方向としては
「いいな~、ああいうの」と感じるものを、どんどん見つけていくことなんですね。

身近な人から「あんなふうになりたい」を見つける

自分の中にイメージがないなら、「あんなふうになりたいな」「ああいう感じいいな」というモデル、素材を見つけていくといいんですね。

1.あんなふうになりたいというモデルを見つける

・この人すてきだな
・ああいう人、あこがれるな
・うらやましいなって思っちゃう
・嫉妬しちゃう

2.それらの人の中の「どんなところ」に惹かれますか?
どんなところを「いいな」とか「嫉妬しちゃう」と感じますか?

うらやましいなと思う人
○○さん……大人の女っぽいきれいさがある。あの女っぽさなら50歳になっても60歳になっても、その年齢らしく女であることを楽しめそう。

△△さん……あんなマネジメントができたらすごいと思う。一緒に仕事をする人たちの力を引き出して、チームの成果を上げているところがほんとすごい。

こんなふうに、すてきだなと思う人やうらやましいなと思う人のどんな部分に惹かれるのかを書き出していきます。

嫉妬の中に「なりたいもの」がある

嫉妬しちゃう人も、見方によってはモデルにすることができるんですね。
というのも嫉妬とは、「本当は自分もああなりたいけど、自分には無理」と思っているからこそ出てくる感情だからです。

自分には無理と思ってるから、嫉妬と感じてしまうけど。
「あの人に嫉妬を感じている部分って、私もほんとはほしいもの(なりたいところ)だったんだ」ということに気づいて、その気持ちを受け入れていくといいんです。

「自分には無理」って感じてたから、嫉妬してたんだ。
でも、人の中に見えているってことは、自分の中にもその要素を持っているということ。
無理ってことはないのかもしれない。
自分も、ああなりたいってことなんだ。
なりたいっていう気持ちを隠さずに、ああなりたいな~って思ってみよう。
というふうに、受け入れていくといいんですね。

雑誌、インスタ、テレビから見つける

あんなふうになりたいな、あの人すてきだな、こんなカップルっていいな。
そんなモデルや、なりたいイメージの元になるもの。
いろいろなところから、探せます。

例えば、部屋の改造がしたいとしますよね。
居心地のいい、いい感じの空間を作りたいって思ったとします。
そのとき雑誌、インスタ、映画などなど「こんな部屋、いいな~」と思うイメージを、写真や動画などのビジュアル素材で見つけたりすると思うんです。

で「こんなテイストの部屋、いいな~」とピンとくるものを探すと思うんですね。

なりたいイメージも同じです。

・雑誌
・インスタグラム
・映画、テレビ、youtube
・ドキュメンタリー番組

なりたいモデル
こんなふうに暮らしたいな
こんなカップルすてきだな
こんなふうに仕事できたらすごいな
etc


なりたいイメージを探すつもりで、いろんなものに触れていくといいんですね。

気になる人(著名人なども含む)のインスタを見てみたり
インタビューを読んでみたり
テレビのドキュメンタリー番組を観てみたり。

いろいろ触れながら、「こういうところって、いいな」と感じる部分を探して行くといいんですね。

ネットの○○さんのインタビュー記事を読んで、「こんなところがいいな」「こういうところすごいな」と思った
というものを、ノートにメモ書きしていくといいかもしれません。

インスタの写真や、雑誌の切り抜きなど、自分のお気に入りのビジュアルを1枚の紙に貼り合わせてみるのも、おすすめです。

私が最近、ハマっているのがNHKオンデマンド。
プロフェッショナルにハマってまして。
「この人すごい~」「こんなふうになれたらいいな」「こういうとこマネしたいな」と思いながら見ています。

この人すごい、と思った番組は、2、3回繰り返して見ています。

素敵をたくさん見つけられる自分になる

なりたい自分のモデル探しをしていて、気づくことがあります。

以前の自分だったら「この人すてきだな」と感じなかった人を「すてきだな」と感じられるようになったりすること、実はけっこうあるんです。

それは、自分が変化しているということだったり
以前は「どうせ無理」という気持ちが邪魔して、相手のすてきなところを見ることができていなかったのが、自分が変化したことで「あの人のこういうところ、素敵。自分もああなれたらいいな」と思えるようになったりしてるっていうことなんですね。

あの人、すてきだな。
あんな暮らしって、すてきだな。
あんなカップルって、いいな。

こんなふうに、すてきなものを見つけられること自体、実はすごいことなんです。

同じものを見たとき。
癒しが進めば進むほど、以前の自分だったら気づかなかったことに、「それってすごいな」「そういうところってすてきだな」を感じられることも、いっぱい出てきたりするからです。

すてきなものを、いっぱい見つけられるってすごいことなんだ。
まずはそんなふうに思ってみるといいかもしれません。

素敵だな、と感じていたことは、のちのち変わるかもしれません。
自分の感覚が変わると、感じるものも変わるからです。
どんどん変わってOKなんです。

素敵な自分になることに許可を出す

そして「すてきな自分になっていい」「すばらしい自分になっていい」「なりたい自分になっていい」と、自分がすてきになることに許可を出していくといいんですね。

ある人の中に「あんなところすてきだな」を見つけられたとき、「私もあんなふうにすてきになっていい」と許可を出していくんです。

なっていいんですよ~、すてきな自分に。
していいんですよ~、すてきな暮らし。
実現していいんですよ~、充実した生き方。

実際にできるか、できないかはぜーんぜん、考えなくていいんです。

いいな、すてきだな、こういうところって素晴らしいなをたくさん見つけること。
そして、「自分もそうなっていい」と思うこと。

そんな積み重ねが、半年後、1年後、3年後の自分をつくります。

「こんなふうに自分を生かせるといいな」
「こんなパートナーシップをつくっていきたいな」
「こんな自分を表現したいな」

それらが見つかると、力が出てきます。
わくわくします。

なりたい自分になっていい。
どんどんすてきな自分になっていい。
そんなふうに言いながら、見つけてみてくださいね。

よかったら、いつでもお手伝いもさせてくださいね。

この記事の執筆者
中村陽子/心理カウンセラー
中村陽子/心理カウンセラー
4500件以上の個人カウンセリングを行う。婚活がうまくいかない、片思い、異性とお付き合いしたことがない、出産タイムリミットへの焦りなど、女性の生き方のお悩み、人生やり直したい、何がやりたいのかわからないなど自己実現のお悩みを数多くお伺いしています。
私自身、30代後半に子どもがほしいと結婚し、39歳で離婚して、40代前半は諦め&人生迷子のどん底期を味わい、45歳から「50代、60代でも花開く人生」をつくりはじめて、今にいたります。 自分らしい生き方のお手伝いしています。
ツイッター@nakamurayoko70
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