私が生まれてきた目的は……

中村陽子/心理カウンセラー

子どもは、親を助けるために生まれてくる――。
そんな話を聞いたことがある人も、いるかもしれません。

ちょっと不思議な言い方なので
ホント? どういう意味?って思うかもしれません。

私ももともとは、こう聞かされても
「何の話ですか? まったくわかりませんけど??」と思うタイプでした。

だけど、家族の物語を紐解いていくと
本当にそうだよな、と感じることにいっぱい出会うようになりました。

生まれてくる前の父と母の物語。
それらを紐解いていくと、わかることがあったりするんです。

ある女性の出生にまつわる物語です。

その女性は、再婚同士の両親のもとに生まれた女の子です。
お父さんには前妻がいましたが、子どもを妊娠中、突然亡くなったそうです。
お母さんは働かない元夫と離婚。1960年代の離婚は、ものすごく肩身の狭い思いをしたそうです。

そんなふたりがお見合いで出会い、
結婚前提でお付き合いをはじめて、すぐにその子を妊娠しました。

そして、結婚式をあげました。

出産時、なかなか生まれてこなかったそうです。
田舎の病院だったため帝王切開もできないなかでの難産。

それでも、無事に生まれてきた。
その瞬間、親を助けた子なんです。

無事に生まれてきたこと、ただそれだけで、お父さんを助けたのです。
前の妻を子どもと一緒に亡くしてしまった……そんな体験をもつお父さん。
新しい子は、無事に、生まれてきてくれた。
それだけで、お父さんはどれほど救われたことでしょう。
お父さんの人生に、再び、明かりが灯ったのです。

お母さんにとっても、同じでした。
離婚してしまった、親を悲しませてしまった…。
「女として終わってしまった」と悲しみ、一時は自分の人生に絶望してしまったお母さんでした。
まさか、この手に赤ちゃんを抱ける日がくるとは…。

この子が生まれてきてくれただけで、お母さんの人生も救われたのです。
私が生まれてきたわけは

この子は、生まれてきたことで、親を救いました。
十分に、十分すぎるほどに。
だけど、この子がそれに気づくのには40年以上かかりました。

気づくまでの間、長い間、自分を責めていました。
親を悲しませてばかりだった。
親のためにも、本当はもっと立派にならなきゃいけなかったのに。
ぜんぜんできていない……。
そんなふうに思って、ずっと自分を責めていました。

責める必要なんて、これっぽっちもなかったのに――。

この子は、子どものころ、お父さんのことを不思議に思っていたといいます。
何が不思議かって、お父さんの話す言葉に、感情の起伏がなかったんです。

お父さんの口から「今日はこんなことがあったんだよ~」という言葉が出てきても
楽しい、うれしい、おいしい、疲れた、大変、怒っている……
それらの感情が、言葉にまるで乗っていなかったそうです。

お父さん自身、子どものころからそうだったのかもしれないし、
妻と子どもを亡くしてしまったことで、感情が表に出なくなってしまったのかもしれないし。
それは、わかりません。

そんなお父さんの子だからこそ――。
この子は、幸せになるために生まれてきたんですね。
たくさんの喜びや楽しさ、充実感を、
お父さんの分と生まれる前に天に召されたきょうだいの分まで味わって、幸せになること。
それが、この子の生まれてきた目的です。

結婚に失敗しちゃったと絶望した体験を持つ……お母さんの分まで
ダンナさんに愛されて守られて幸せになること。
それが、この子の生まれてきた目的です。

子どもたちは
生まれてきたこと、ただそれだけで、親を幸せにしているはずなんです。
でも、それに気づくのに、時間がかかっちゃうんですよね。

気づくまでの時間の中で
たくさん自分のことを責めちゃったり
できていないことばっかり目に付いちゃったり
まだまだな自分は、修行しなきゃいけないって思っちゃったり
するんですよね……。

でも、ほんとうは……
お父さんやお母さんよりも、幸せになること。
お父さんやお母さんの分まで、幸せになること。

子どもはどうやらそのために、生まれてきているようなのです……。

気づくのに、長い時間がかかっちゃったりするんですけどね。
その間、かなりの回り道もしちゃったりするんですけどね。
そのぶん、人生をいろいろ味わえた。

気づいた時点から、幸せになるために生きれば、それでいい。
気づいてよかった。

最近、そんなふうによく思うんです。

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この記事の執筆者
中村陽子/心理カウンセラー
中村陽子/心理カウンセラー
4500件以上の個人カウンセリングを行う。婚活がうまくいかない、片思い、異性とお付き合いしたことがない、出産タイムリミットへの焦りなど、女性の生き方のお悩み、人生やり直したい、何がやりたいのかわからないなど自己実現のお悩みを数多くお伺いしています。
私自身、30代後半に子どもがほしいと結婚し、39歳で離婚して、40代前半は諦め&人生迷子のどん底期を味わい、45歳から「50代、60代でも花開く人生」をつくりはじめて、今にいたります。 自分らしい生き方のお手伝いしています。
ツイッター@nakamurayoko70
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