自己実現、やりたいこと

直観でピピピッに手を伸ばすのが、いまの自分に必要なものに出会うコツ

中村陽子/心理カウンセラー

自分の直観って、自分にとって大切なものを教えてくれています。
これ、必要でしょというものを、直感が教えてくれる。
そんなところがあるようなんですね。

年明けから読んでいる本があります。
以前、気になって買ったまま、本棚に並べれていた本です。
これ買ったのいつだろう?1年前?もっと前?

ウエイン・ダイアーという人の自叙伝なのですが
買ってみたら分厚くて(581ページ)、本棚に眠ったままになっていました。

お正月にふと、手を伸ばしてみたのがこの本だったんですね。
ダイアーさんが、どのような道筋を辿ってダイアーさんになっていったのかがよくわかり、なるほど~、そんなふうに発想していたんですね、そっかそっか~と赤線引きまくって読んでます。

で。この記事を書いているのは、この本が面白いですよ~というのがお伝えしたいわけではなく。

直感に従って、ピピピッと来たものに手を伸ばすのって、いいですよ~。
とお伝えしたいわけなんです。はい。

ピピピっときたものには、ピピピっとくるなんらかの理由があるわけなんです。だけどこのピピピッを「別に、いましなくてもいっか」とスルーしてしまうと、そのままどこかに消えてしまいます。
だから、ピピピッときた瞬間をとらえる。
それってけっこう大事なことだと思ってるんです。

今回、この本を買ったのは1年以上前。
自分の興味関心に従って、そのときピピピっと来たのものに手を伸ばしておいたというわけです。
買っても読まないかもしれないな~とか、考えず
ピピピっと思った瞬間に、手を伸ばしておいたわけなんです。

ピピピっと来るのは
「何か」があるから、それが気になるわけなんです。

そしてこのピピピって、自分にとって大切なものを知らせてくれるサインだったりもするようなんですね。

これ、いいよ~。
ここにいまの自分にとって大切なものがあるみたいだよ~。

なんか気になる。
なんか興味を惹かれる。
そう感じるものに、手を伸ばしてみる。
そうすることで、いまの自分に必要な気づきやヒントが得られることってほんとに多いんです。

さらに
ピピピっと感じたものに手を伸ばしていくことが、停滞していた人生を動かしてくれたり、人生の流れに乗せてくれたり……ということにもつながるんです。

直感のピピピッは、そのときの自分に必要なものを教えてくれるサインでもあるようなんですね。

というのも
気になるってことは、その対象に、気になる何かがあるということ。

例えば……
私の人生の転機を呼び込んでくれた一冊なんて、これですよ。

冒険家の関野吉晴さんのグレートジャーニーという旅のうち、子供向けにその一部をダイジェスト編集した本なんです。

関野さんの名前をもともと知っていたわけではぜんぜんなくて。
7年前に、なぜか気になるから手に取ってみた。そして本を開いてみた。
そしたら、「うわ~、この場所行きたい~」と思う1枚の写真があった。
そしたら、行きたい場所に行く許可を自分に出すことができた。
そしたら、生きたいように生きる道を歩き始めることになった。

当時は
自分のやりたい、こうしたい、面白がりたいという気持ちに超フタをしていたのですが、そのフタを開けるきっかけになったのが、本の中にあった一枚の写真で、それを見た瞬間「ここ行きたい~」という気持ちが蘇ったというわけなんです。

なんでこの本なの?というくらい、ふと気になったから手を伸ばしてみただけなんです。
だけど「なんか気になった」というあたりに、自分の心の奥にある想いが映し出されていたわけなんです。

自分の心の奥にある想いって、ふだんは気づかないものなんです。
頭で考えてあーして、こーしての範囲には入ってこないものだから。

だけど「なんか気になる、なんか惹かれる」という形で、心の奥にある想いって映し出されているんですよね。

だから
ピピピっ。なんか気になるな~には、手を伸ばしてみるといいんじゃないかと思っているのわけです。

本やセミナー
習ってみたいこと、学んでみたいこと
行ってみたい場所
観てみたい映画、見てみたい景色
ふと連絡を取りたくなった相手
などなど。

手を伸ばしたからといって
「あ、違った」ということは、ふつうに起こります。
やってみたけど、違った。
行ってみたけど、違った。

そのときは「あ、違ったな。これじゃなかったな」でいいですもんね。

それでも
出会ったもの
出会った場所
出会った人など
さまざまな出会いから、なんらかの気づきや学びって、いつだってあったりするのかもしれません。
小さな気づきや学び、発見って、実はあちこちに散りばめられていたりするものだから。

気になるもの、惹かれるもの、なんだろうって感じるものがあったときには……。
ちょっと手を伸ばしてみる。

最近、それって人生の流れに乗るためのやり方のひとつなんだよな~って感じるようになってきました。

自分にとって気になる何かがあるから、ピピピっと感じるわけだから。
それに手を伸ばしてみる。
そのときの気分を大事に、ピピピのままに、手を伸ばしてみる。
けっこう、おすすめです。


この記事の執筆者
中村陽子/心理カウンセラー
中村陽子/心理カウンセラー
4500件以上の個人カウンセリングを行う。婚活がうまくいかない、片思い、異性とお付き合いしたことがない、出産タイムリミットへの焦りなど、女性の生き方のお悩み、人生やり直したい、何がやりたいのかわからないなど自己実現のお悩みを数多くお伺いしています。 30代後半に子どもがほしいと結婚し、39歳で離婚して、40代前半は諦め&人生迷子のどん底期を味わい、45歳から「50代、60代でも花開く人生」をつくりはじめて、今にいたります。 自分らしい生き方のお手伝いしています。 ツイッター@nakamurayoko70
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