子どもどうする?

子どもを産みたいかわからなかった私。心に聞いてみたところ・・・

中村陽子/心理カウンセラー

個人セッションの感想をいただきました。
いいなと思う男性とあと一歩のところまでいくんだけど、なぜかなかなか結婚にいたないのがお悩みのEさん。

「どんなお相手が自分にとって合うんだろう。自分はどんな人がいいんだろう」について個人セッションで話していたら・・・。
「子どもについて」のセッションになっていきました。

子どもを産みたいのか?
陽子さんのセッションで現れたテーマ。
アラフォーの私にとって、正直向き合いたくないテーマでした。

どうしても産みたいなら、是が非でもさっさと結婚していたと思います。
そこまで興味がなかったのが、正直なところ。

自由がなくなる。
やりたいことが出来なくなる。
そんなイメージが強くありました。

特別に子どもが好きなわけでもありません。
でも、産まない(産めない)と結論づけるのは怖いのが本音。  

セッションの中で、祖母たちのことを思いました。
私は、祖父母や両親から受け継いだものを残していきたいと言いました。
イメージの中で祖母は、産んでも産まなくても、どちらでも良い。好きなようにしなさいと言ってくれました。

陽子さんが、私が自分らしくいられる場所はどこかとたずねてくれました。
なぜかインドの風景が浮かんできました。
今までの旅で、1番印象に残っている場所です。
生と死の行き交うガンジス河のほとり。

河を眺めていると、どこからか声が聞こえてきました。

「つべこべ言わずに、経験してみなさい」
「子どもを産んで、また戻ってきなさい」

思いがけない言葉でした。  

自由がなくなるのが怖い。
でも、きっとやり方はある。

出来るかなんて、分からない。
まだ相手も見つかっていないのに。  
でも、初めて腹落ちした気がしました。

(Eさん・39歳)

感想、ありがとうございます!

人の心って不思議で。
頭であれこれ思っていることと、心の深い部分にあることが
違っていることは、よくあるんですね。

頭であれこれ思っていることと、心の深い部分にあることが
一致していれば
いま思い描いている方向に、すんなり進んで行けたりするんです。

だけど
頭であれこれ思っていることと、心の深い部分にあることが
相反することをそれぞれ描いていると
どうするといいんだろう?とぐるぐるして
なんかわからないけど、進めなくなってしまうんですね。

Eさんは「自分にはどういう人がいいんだろう」をテーマに話し始めたのですが。
「どういう人がいいのか」を描くためにも
自分の心の中の想いとつながることが大事だったようなんです。

自分の心の深いところにつながって、自分の気持ちを聞いてみる。
すると、そのときの自分にとって大事な答えが返ってくる。
Eさんがしたのは、そんな体験だったんですね。

子どもを産むか、産まないか。
どっちがいいとかは、ないんです。

心の中のマインドが
まだまだ自分のことをしたほうがいいんじゃない?
子どもを持つことをなんか嫌だ
と思っていることもあれば

場合によっては
身体が「しないほうがいいよ」と止めていることもあります。

だから
どっちがいいとかは、ないんです。

ただ
「こうしたいんだな」とか
「こうしないほうがいいんだな」とか
自分が納得して腑に落ちれば
先に進むことができるんですね。

Eさんは、セッションで、自分の心の深いところとつながってみて
自分なりの腹落ちがあったようでした。

Eさんがその体験の中で感じたことを伝えてくれたとき
なんか、鳥肌が立ちました。
だから、Eさんの深いところから湧き上がってきたものだと感じました。

これからどんなふうになっていくのか。
楽しみです。

この記事の執筆者
中村陽子/心理カウンセラー
中村陽子/心理カウンセラー
4500件以上の個人カウンセリングを行う。婚活がうまくいかない、片思い、異性とお付き合いしたことがない、出産タイムリミットへの焦りなど、女性の生き方のお悩み、人生やり直したい、何がやりたいのかわからないなど自己実現のお悩みを数多くお伺いしています。 30代後半に子どもがほしいと結婚し、39歳で離婚して、40代前半は諦め&人生迷子のどん底期を味わい、45歳から「50代、60代でも花開く人生」をつくりはじめて、今にいたります。 自分らしい生き方のお手伝いしています。 ツイッター@nakamurayoko70
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