婚活、結婚したい

彼氏ができない、真剣交際に進まないのは、過干渉の母の影響?

中村陽子/心理カウンセラー

過干渉の母親の影響で、恋愛を遠ざける?

過干渉の母親の影響を受けて育つと、なぜか恋愛や結婚と縁遠くなることがあるようです。

恋愛や婚活がうまくいかないというお悩みの中で「なぜか相手との距離を縮められない」という話をよく伺います。

彼氏がほしいと思っていて、いい感じになるのだけれどお付き合いするところまで至らずに終わってしまう。

婚活でいいなと思う相手と出会い、いざ真剣交際に進もうとなると「本当にこの人でいいんだろうか、やっぱり好きじゃないのかもしれない」という気持ちがして、終わってしまう。

そんなふうに「もう少しでうまくいきそう、距離が縮まりそう」な地点から、なぜか先に進めないパターン。

また、片思いばかりが続いていたり、なかなか男性を好きになれなかったり。

これらの背景に「親密感の怖れ」があることがあります。

母をうざいと感じる分、恋人を遠ざけたくなる

母親が過干渉だった場合。
恋人ができたら、また同じことが起こってしまうのではないかと感じてしまうことがあるんです。無意識的に。

人との心理的距離というものがあります。
一番近い位置にいるのが母親で、その次が父親、きょうだい、おじいちゃんおばあちゃん……となっていくのですが。

この心理的距離において
「恋人」の位置は、母親と同じか、母親より近い距離ということになるんですね。

この心の距離は、意識して計っているものではなく、無意識的に感じている心の距離です。

で、彼と親密になっていくとき、つまり彼との距離が近づいていくときに、母親との間で感じていた「嫌なこと」があると、近づこうとしている彼に対しても防衛的になってしまうんですね。

たとえば。
お母さんが過干渉で、なにかと「これはだめ」「あれはだめ」と口うるさく言ってきて、もし自分が言うことをきかなかったらヒステリックに怒りだしていたとします。

思春期以降、中学生になっても、高校生になっても「ああしなさい、こうしなさい」「友達の○○さんと付き合うのは、お母さんはどうかと思うわ」「あなたはこの色の服が似合うわよね」「友達と原宿に行くなんて、とんでもない。あなたはそんなことしないでちょうだい」など、あれこれお母さんから干渉されていたとします。

なんとか反抗期にうまく反抗出来て、「お母さんの言うことばっかり聞いていられないのよ!」と親離れができていればいいのですが、お母さんがヒステリックにコントロールしてきたり、自分が反抗したらお母さんがかわいそうな気がしてしまったりして、お母さんのコントロール下にい続けなくてはいけなかった場合。

自分の気持ちを押し込めて、自分のしたいことも閉じ込めて、お母さんに従うしかないということが起こります。

自分の意志や気持ちがわからなくなってしまうほど、
自分を閉じ込めてしまうこともよくあるんですね。

お母さんとの関係で、「自分を生きることのできないしんどさ、窮屈さ」を味わったとしたら。

「あんな思いは、もうしたくない」と感じてもおかしくありませんよね。

この「あんな思いは、もうしたくない」が恋人をつくろうとしたときに、無意識的に生じるわけなんです。

心理的な距離感が

恋人の位置=お母さんの位置なので、

恋人をつくるために、相手との関係を近づけようとしたときに自動的に「あのときの自分を生きられない感じ」「あの窮屈さ」を感じるため、「嫌だ」「(相手に)近づいてほしくない」と感じて、お付き合いする前に相手のことが嫌になってしまったり、本当にこの人でいいのかなと感じたりして、恋愛や婚活がうまくいかないという現象になっていることがあるんですね。

あの窮屈さを二度と味わわないために、相手を近づけない。
そんなことが無意識的に起きていることがあるようなんです。

ひとり暮らしをしていても、心の中に母がいる

もうひとつ。

社会人になって、一人暮らしを始めて、お母さんと距離を置けるようになっていても、心理的にはお母さんの影響下にいることもあります。

これは、自分の中に「内面のお母さん」がいるような状態です。

社会人になって、そこそこいい年になった娘に、お母さんがうるさく言って来なくなっていても、「内面のお母さん」があれこれ指図してくる。

そして、恋人や結婚相手を選ぼうとしたときに無意識的に「お母さんの気に入る相手だろうか」「この人を選んだら、お母さんはなんというだろうか」と気になってしまうわけなんです。

自分の気持ちを抑えて、相手に合わせる
だから、人といるのがしんどい

さらに。
お母さんが過干渉で、コントロールがきつく、言うことをきかなくてはいけない状態が続くと、子どもは「自分の気持ちを言っても聞いてもらえない」「自分の気持ちを持っていると邪魔になる」ため、知らず知らずのうちに「自分の気持ちを抑えること」が当たり前になるんですね。

そのため、人との関係において「自分の気持ちを抑えて、相手に合わせる」ことをするようになります。

仕事や友達との関係でも、いつも「自分の気持ちを抑えて、相手に合わせる」ことをしているのに、家でもそれをしないといけないとなると……。

「自由がない」「気疲れしてしまう」ように感じることも、恋愛や結婚を遠ざける要因になっていたりすることもあるんですね。

お母さんとの間に、境界線は引けていますか?

もし、恋愛がうまくいかない背景に、過干渉のお母さんの影響を感じているとしたら……。

いったん、ちゃんと「お母さんから離れること」をしてもいいかもしれません。

ひとり暮らしをして物理的に離れていたとしても、心理的になんらかの過干渉のお母さんの影響を感じているなら、心理的にはまだ癒着している状態かもしれません。

そのため、いったんちゃんと「お母さんから離れること」をするといいんですね。

お母さんから離れるといっても、お母さんに「離れますと断言する」などをする必要はありません。

自分の心の中でしっかりと、
お母さんと離れることができればいいんですね。

癒着というのは、お母さんと心理的にくっついている状態です。
過干渉のケースでは、お母さんの価値観や考え方に侵食されていることもよくあります。

これは自分の考えなのか、お母さんの考えなのかがわからなっくなってしまっているくらい、一体化しているともいえるんですね。

つまり、お母さんと自分との間に境界線がない状態なんですね。

本来は

私は私だし、お母さんはお母さん
それぞれ別々で、考え方や価値観や個性や生き方はそれぞれ違っていていいはずです。

けれど、お母さんとの間に境界線がないと
「お母さんの顔色を見ながら、お母さんの機嫌がわるっくならないように、お母さんのいうことに従わなくてはいけない」ような感覚がしてしまうんですね。

カウンセリングでは、このお母さんとの間に境界線がないところに、境界線をつくっていきます。

お母さんはお母さん、私は私。

と、境界線をつくって、離していくんですね。

この段階で、お母さんに怒りが出てきてもぜんぜんいいんです。
それは、離れるために出てきている怒りだからです。

人によっては、お母さんと心理的な距離を離すことができただけで、恋人ができたりすることもあるし、付き合っていた彼と結婚できたりすることもあります。

ただし、お母さんとの心理的な距離を離したままの状態だと、心理的に「お母さんと絶縁しているような感じ」になっていることも少なくないんですね。

そのため、お母さんと自分との間に境界線を引いて、心理的にいったんお母さんから離れたあと(数カ月~数年かかってもぜんぜんOKです)、今度はお母さんと対等の視点から、お母さんを理解していけるといいんですね。

いったん離れたあとに、なぜ対等の視点でお母さんを理解できるといいのか。
それは、絶縁状態になったままだと罪悪感を抱えてしまうこともあるからなのですが、もうひとつは、「女性である自分」のとらえ方に関係しています。

というのも、過干渉でコントロールのきついお母さんにさんざん浸食されてきたと思っているとしたら、お母さんのことを「あんなふうにはなりたくない対象」として見ていることが少なくないからです。

だけど、心理的にはお母さん=大人の女性のモデルでもあるために、お母さんを「あんなふうにはなりたくないモデル」として否定してしまうと、自分が大人の女性になろうとしたり、母親になろうとするときになんらかの心理的な抵抗が出ることがあるからなんですね。

また、お母さんの愛情=うざい、重いと感じたままだと、自分が誰かに愛情を注ごうとするときに「私の愛情、迷惑なんじゃないか」と感じてしまうことも起こるためです。

お母さんの影響を強く受けていたとしたら

もし、
お母さんとの間に心の境界線を引けていないかもしれない。
一人暮らしはしているけれど、お母さんの影響が心の中に残っているかもしれない。

もしどこかそう感じるとしたら。
一度、お母さんとの心理的距離が取れているかどうかについて、考えてみるのもいいかもしれません。

なかには、カウンセリングの心理セッションをする中で「心の中のお母さんは、自分とぴったりくっついていた」と気づくことも、実は少なくないからです。
そのくらい、距離を取るのが難しいのがお母さんという存在なのかもしれません。

自分の気持ちがわからない。
というくらい、自分を抑えて生きてきた人も少なくないかもしれません。
ずっと抑えてきた気持ちが、たくさんあるかもしれません。
ほんとうは自分を生きたい、という気持ちも心の奥から聞こえてくるかもしれません。

お母さんとの間の境界線を引くときに、第三者がいたほうが引きやすいんです。
だって、自分で離れることができていたら、きっともっと前にお母さんとの間に適切な距離を取れていたはずだから。
そのくらい、自分ひとりでは難しいんです。

カウンセリングでは、カウンセラーという第三者がいる中で、お母さんとの間に境界線を引いていきます。
境界線が引けただけで、「なんか肩が軽くなった」と言っていた人もいました。

お母さんと適切な距離を取れるようになることで、恋愛や婚活がうまくいくようになるだけでなく、自分らしいいきいきさも発揮できるようになることが多いんですね。

お母さんから心理的に離れることで
ずっと抑えていた自分らしいエネルギーを発することができるようになるんですね。

お母さんの影響のもとで、自分を抑えてきたあなたが
自分らしい生き方、自分らしい幸せを手にすることができるよう応援しています。

いつでもお手伝いさせてくださいね。

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この記事の執筆者
中村陽子/心理カウンセラー
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4500件以上の個人カウンセリングを行う。婚活がうまくいかない、片思い、異性とお付き合いしたことがない、出産タイムリミットへの焦りなど、女性の生き方のお悩み、人生やり直したい、何がやりたいのかわからないなど自己実現のお悩みを数多くお伺いしています。 30代後半に子どもがほしいと結婚し、39歳で離婚して、40代前半は諦め&人生迷子のどん底期を味わい、45歳から「50代、60代でも花開く人生」をつくりはじめて、今にいたります。 自分らしい生き方のお手伝いしています。 ツイッター@nakamurayoko70
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