人生やり直したい・停滞感

もう頑張れないとき。人生の転機を呼び込むチャンスにする

中村陽子/心理カウンセラー

もう自分の人生は終わっちゃったような。
もうこんな年だし、という諦めの感覚。
もういまさら無理……という諦め感。

つらいというより、諦めの感じ。

もう頑張れない。
何のために頑張るのかわからない。

燃え尽きて、もうモチベーションが出てこない。

先が見えない。自分には何もない。
そんな感覚。

先が見えない……と、今は感じるかもしれません。
でも、抜けることはできるのです。出口はあるのです。
ここを抜けた先に、新しい世界、幸せが待っているのです。

いまの燃え尽きそうな感覚、すべてを諦めたくなる思いがあなたに語りかけているのは、「生まれ変わりたいのかもしれない――」ということ。

いまが、生まれ変わりのとき、なのです。

心のエネルギーが切れていませんか

心がロボットみたいになっていて、「やらなきゃいけないから、やってる」。
だけど、やっても、やっても、やっても……心が満たされることはない。
「満足した」とか「やってよかった~」という気持ちが味わえない。
昔は、「やったぞ~」とか「できたぞ~」とか味わえていた気がするのに……。

この状態のまま続けていると……心が燃え尽きてしまうのです。

なぜ燃え尽きてしまうのか……。
燃料切れなんです。心のエネルギーが切れつつあるからなんです。

もともとは、やる気や夢、これが好き、これがやりたいという気持ち、やさしい思いや愛情……をいっぱい持っていたのでしょう。だけど、いつの間にか「こうしなきゃいけない」という気持ちからやるようになった。その結果、心のエネルギーが枯れてしまったんですね。
(仕事でも、生き方でも、恋愛・夫婦関係でも起ります)

「これをしなきゃいけないから」
「こうすることを、求められているから」
「だって、こうするものだから……」
「やらなきゃいけないことだから、やっている」

そんな気持ちのまま、何かをしても……そこに充実感や達成感を感じることができないんですね。

いま必要なのは、
「やらなきゃいけないから」とか「こうすべきだから」という考え方を手放したい。
そう、思ってみることかもしれません。

そして、「自分はこうしたい」という心の想いで動けるようになりたい、と思ってみることです。

大事なのは、「動機」です。
義務や役割、ルールなのか。
「こうしたい」「こうしてあげたい」という心からの想いなのか。
そこなんです。

こんなにも頑張り続けたのには、理由がある

もし義務や役割、ルールに縛られているとしたら……そこには何かの理由があるはずなんです。

心をすり減らしてまで、自分にムチ打って「こうしなきゃいけない」とやり続けなければいけなかったほどの「何かの理由」があるはずなんです。

「本当はこういう状態になりたかったのに、なれなかった」という思いかもしれません。
「本当は期待に応えたかったのに、できなかった」という思いかもしれません。
「面倒をかけたくない」という思いかもしれません。
「本当は助けたかった、自分がなんとかしてあげたかった」という思いかもしれません。

もしくは
「絶対に、負けたくない人がいる」と心の中で、誰かと戦っているのかもしれません。
「あの人のようにはなりたくない」と思った誰かがいて、「自分はちゃんとやらなきゃ」と思い続けてきたのかもしれません。

もしかしたら、心当たりはありませんか?

だけど……。
これらは、「心から、したいこと」では、ないのかもしれませんよね。
「こうしなきゃ、いけない」とやってきたけれど、もう、しなくてもいいのかもしれません。

自分のために、生きてもいい。
ここからは、自分の人生を生きていい。

燃え尽きが表しているのは、そういう意味なのかもしれません――。

気持ちを整理することで、先に進めるようになることはとても多いんです。
これらは、過去の「未完了の思い」です。
「未完了の思い」がある地点で、時間が止まっているのかもしれません。心の一部がね。

だけど、先に進んでもいいんです。
未完了の思いを整理して、あなたの人生を先に進めていいんです。
大変だったでしょ、いままで。

義務や役割、ルールではなく、「自分がやりたいから、やっている」と自分の人生を取り戻すことは、「果たせなかった何か」を越えて、よりよい果実を手にすることにつながっているのです。

いままでのやり方と動機でやり続けるのは、もう限界――。
それが、燃え尽きが教えてくれること。

やり方を、変えればいいんです。
そのお手伝いができたら、うれしいです。

心の奥にある、諦めてしまった思いは何でしょう?

あなたは、諦めてしまったのでしょう。
何かを、諦めてしまったのでしょう。
それを見つけていきましょう。

それこそが、あなたの本当にほしいものかもしれません。

「自分の心が望んでいるのは、こういうことだったんだ」
「これを大事にしながら、生きていきたかったんだ」
それらを手にしてみたい、とまずは思うこと。

「自分の心が望むもの」を求めていく過程で、いろいろな疑念が出くるかもしれません。
それらが、あなたがいままで抱え続けてきた「未完了の思い」です。

心の中に疑念が出てくるたびに、「本当に、これを持っていなくてはいけないのか」と問い直す。
そして「もう、持っていなくていい」と思ったら、一歩、進んでいけるのです。

「自分の心が本当にほしいものを、手にしてみたい」と、一緒に進んでいきませんか?

大変な思いをして、何かを得ようとしなくていいんです。
そのやり方ではない、もっと別のやり方があるかもしれないんです。

別のやり方とはたぶん、もっとラクな道です。

自分を苦しくするやり方、やめてもいいんです。
そこで、頑張り続けなくてもいいんです。

もっとラクに、楽しく、わくわくしながら、自分の本当にほしいものを手にしてみたい。
そう思って、いいんです。

あなたが本当にほしいもの、取り戻してみませんか?

もしかしたら「誰かのために」、ずっと生きてきたのかもしれません。
そこにあるのは、とてもとてもやさしい気持ち。

でね。
自分にも、やさしくなっていいのかもしれない。
いまが、その時期なのかもしれません。

「自分らしさ」を一緒に見つけていきませんか?
充実感、満足感、達成感を味わいながら生きることのできる道です。
その道は、あなたが心の奥で願っている「本当は幸せにしたかった誰か」を幸せにする道にもつながっているでしょう。

お手伝いします。
新しい生き方を手にしてみませんか?

この記事の執筆者
中村陽子/心理カウンセラー
中村陽子/心理カウンセラー
4500件以上の個人カウンセリングを行う。婚活がうまくいかない、片思い、異性とお付き合いしたことがない、出産タイムリミットへの焦りなど、女性の生き方のお悩み、人生やり直したい、何がやりたいのかわからないなど自己実現のお悩みを数多くお伺いしています。 30代後半に子どもがほしいと結婚し、39歳で離婚して、40代前半は諦め&人生迷子のどん底期を味わい、45歳から「50代、60代でも花開く人生」をつくりはじめて、今にいたります。 自分らしい生き方のお手伝いしています。 ツイッター@nakamurayoko70
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