ワークショップにご参加ありがとうございました!(おうちでできるインナーチャイルドケアもご紹介)

thank you
中村陽子/心理カウンセラー

みなさま、こんにちは。
カウンセリングサービスの中村陽子です。

昨日、「子どもがほしくないとしたらなぜだろう?」というテーマのワークショップを開催しました。
ご参加いただいたみなさま、どうもありがとうございました!

ワークショップの一番のよさは……


今回のワークショップで、こんなお話をしました。

子どもがほしくないとしたら……。
という気持ちの代表的なものに
「自分の子どもに同じような思いをさせたくない」
「いいお母さんになる自信がない」
という気持ちがあります。

この思いを持っているのは、
自分が子どもの頃につらい思いをしたことが、(未来の)子どもに映し出されている
ために、こんな気持ちを持ちやすいんです。
そんなお話をしました。

ワークショップでは、自分の子どもの頃のことを振り返っていただきました。
グループのみなさんと自分のことを分かち合っていただき、ありがとうございました。
ワークショップの一番のよさは、グループワークだと思うんです。
自分と同じような気持ちを持っている人と出会ったり、自分とは違う背景や発想の人と出会ったりしながら、自分のことを語り、知ってもらい、ほかの人たちの話を聞き、心動かされ、ときには涙する。

グループのほかの人が、自分の話をしたり、また自分のインナーチャイルドに慈しみの言葉をかけたりするその姿を見ているだけでも、きっと心に響くいろいろな思いを味わったんじゃないかと思います。

ワークショップの一番のよさは
人と出会えること、人と心と心と通わすことができることなんだなと、今回も改めて気づかされました。本当にありがとうございました。

おうちでできるインナーチャイルドのケア

ワークショップでは、時間がなくてカットしてしまったのですが。
自分の子どもの頃の気持ちを癒していくのに、例えばこんな方法もあります。

私が自分でときどきやっているやり方なのですが。

子どもの頃のアルバムを使って、子ども時代の自分に慈しみの気持ちを送るやり方です。

子どもの頃のアルバムの写真。
一枚一枚を見ながら
かわいいね、大好きだよ、ありがとう。
と心の中で唱えながら、慈しみの気持ちをそのときの自分に送ります。

ごめんね、許してね。
という言葉を加えることもあります。
(ホ・オポノポノを子どもの頃の自分に向けてやってるんですね)

また、その頃の気持ちを 思い出したら
グループワークでやったように、つらかったね、寂しかったねなどの声をかけてあげてもいいと思います。
また、よく頑張ったね、ほんとによくやったねという承認の言葉や
そのころの自分が作ってしまった思い込や制限を解いてあげるための言葉も
送ってあげるのもいいかもしれません。

これをやってるとだんだん、以前はかわいく思ったことのない写真が
かわいいな~って思えてきたりするんですね。

写真の中には「あのころの自分、見たくない」と感じるものも、あると思うんですね。
そんなときは、ムリしなくて全然大丈夫です!
私も「この時期の自分は見たくないわ~」という写真、ありましたから。笑
癒しがすすむと、見れるようになっていきますので。
できる範囲で無理しないでやってみるというのがコツです。

もしやってみようかなと思ったら、試してみてくださいね。

もしかしたら、助けたかった気持ちありませんか

今回のワークショップを終わってみて。
あ、こんな話ができればよかったかもしれないなと思ったことを一つお伝えしますね。

子どもの頃のつらい思いって、「気持ちをわかってくれなかった」とか「寂しかった」とか「親が重かった」とか、いろいろありますよね。

で、どうしてこれを持つようになったんだろうと思うと……
そのうちの理由のひとつに、「親を助けたかったから」という気持ちがあることが多いんです。

たとえば。
親の期待に応えるのがつらかった、という経験をしてきたとします。
親の期待に応えるために、塾や習い事などの生活が当たり前になってしまって、自分が楽しむこと、自分の価値観をつくること、自分らしく生きていいんだと思うことなどがぜんぜんできなかったというしんどさを抱えているとします。

親の期待が重かった、というのはその通りなんですが。
だけど、どうしてそんなに期待に応えたかったんだろうと思ってみると。

「親を満足させたかった(自分の人生に不満げな親を見ているのがつらかった)」
「親を満足させたかった(母親のお父さんへの不満を、自分が頑張ることで埋めたかった)」
「親がいつも大変そうだった(だから自分だけが楽しいことをしてはいけないと感じた。自分も楽しむことを封印して、大変なことしなきゃと思うようになった)」

つまり。「親が重かった」というしんどさの裏側に「親を満足させたかった」「親を助けたかった」という子どもなりの愛があることが多いんです。

また
親が病気がちで、大変なのをいつも近くで見ていたという体験をしてきたとします。

すると子どもは、少しでも親をラクにさせてあげたい、どうすればラクになるんだろうと思うのだけど、何もすることができなくて。
その結果「親の大変そうな、しんどそうな気持ちを自分も一緒に味わうこと」をし始めることがあるんですね。
親がしんどそうなのを一緒に味わって、自分もしんどい思いを抱えるという形の助け方をすることがあるんです。
親を助けたいんだけど助けられないという無力感もたくさん抱えることになります。

親を助けたい。
だけど、それがうまくいかない。
(親がラクになってくれない、親が幸せそうになってくれない、親が満足してくれない)

そんなときに
親への文句が出るんですね。
ぜんぜん、ラクになってくれないじゃないか。
ぜんぜん、満足そうになってくれないじゃないか。
ぜんぜん、両親が仲良くなってくれないじゃないか。

だから、私は自由になることができないんだ。
あなたがラクにならない限り、私もラクになれないじゃないか。
って。

そんな心の叫び、ありませんか。

こんな気持ちがあると、こんな思いが出てきたりもします。
「私がこんなにしんどい気持ちを抱えたのは、あなたのせいだ」って。

だけど。
もしそう思っているのなら。
そのくらい、助けたかったんですよね。
そして、助けられなかったのがつらくて、痛かったんですよね。

家族の中に大変な誰かがいると
ほかの家族はその大変さを一緒に抱えることをします。
痛みでつながる、と言えばいいでしょうか。

だけど、そのやり方では。
残念ながら、助けたい家族をラクにすることって難しいんです。

しんどさの中から、誰かが抜けること。
そして、新しい風をその家族の中に吹き込むこと。
その新しい風とは、希望、軽やかさ、楽しさ……。

まずは自分がラクになって、楽しんで、ほしい幸せを手にしていく。
その軽やかな風や希望を、家族の中に持ち込んでいく。

それにより、家族の中にあったしんどさ、親の罪悪感が薄まっていくんです。

そのためにも。
助けたかった一心で、頑張ってきた自分に
「よくやってきたね」と、
たくさんのいたわりの言葉をかけてあげて
いただきたいなと思うんです。

大変だったね。よくやってきたね。
親がぜんぜんラクになってくれないのが、ほんとつらかったね。
だけど、いままでほんとによくやってきたよね。
大変だったよね。
自分にできることは、もう十分したんじゃないかな。
だからもう、助けなくていいんだよ。
背負わなくていいんだよ。

助けたい気持ちが大きいほど
助けられなかった無力感を感じてしまいがちだけど。

だけど、十分やってきたのではないでしょうか。
だから、まずは自分にいたわりの言葉をかけてあげてくださいね。

今回のワークショップで
気づいたこと、
2,3日してから出てきた気持ち、
知りたかったんだけど話に出てこなかったこと
疑問に思ったことなど
いろいろあるかと思います思います。

また
自分のケースはどうなんだろう。
自分の場合は、今回の話に当てはまらなかった
もうちょっと掘り下げてみたいことがあった
などもあるかと思います。

そんなときは、ぜひカウンセリングでお話を聞かせてくださいね。
参加いただいた方からお電話いただくのは、とてもうれしいので。
よかったら、いつでもお話を聞かせてくださいね。

今回、通信の不良で最後まで参加できなかった方も。
本当に残念だったのですが。
今回のテーマでなにか気になることがおありだったかと思うので
よかったらカウンセリングでお話聞かせてくださいね。

(電話カウンセリング45分。初回は無料でお試しいただけます)

ということで。
みなさま、ワークショップにご参加いただき
本当にありがとうございました!


8月20日(土)13時~15時のワークショップのお知らせです。
(すみません、まだタイトルを決めていないのですが)

今度のワークショップは
子どものいない生き方について、考えていきたい。
これから先、自分の愛情を何に注いでいくか考えたい
自分の中のグレートマザー(母力)を開花させていくワークショップです。
母親との関係を見つめ直したい、という人にもおすすめです。
(また告知文でご案内しますね)

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(12時~20時30分/月曜・最終日曜休み)

この記事の執筆者
中村陽子/心理カウンセラー
中村陽子/心理カウンセラー
カウンセリングサービス所属。3500件以上の個人カウンセリングを行う。
婚活がうまくいかない、片思い、異性とお付き合いしたことがない、出産タイムリミットへの焦りなど、女性の生き方のお悩み、人生やり直したい、何がやりたいのかわからないなど自己実現のお悩みを数多くお伺いしています。
元女性誌編集者として1万人超の働く女性のお悩みを調査。自分らしい生き方のお手伝いしています。
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