失恋、復縁

復縁したいあなたが知っておいてほしいこと

中村陽子/心理カウンセラー

彼から距離を置きたいと言われた。
彼にふられてしまった。
夫が家を出て行ってしまった。
どうすればもう一度、元に戻れるんだろう。

こう思っているとき、とてもしんどい気持ちを抱えているものです。
自分を見失ってしまい、とても不安になってしまうんですね。

相手のことを「ここが自分のホームだし、よりどころ」と思っていた。
相手が私のいうことを何でも聞いてくれることに、ちょっと安心しきっていたところもあったかもしれない。
その相手からいきなり、距離を置きたい、別れたいと言われたことで、自分を見失ってしまうのです。

彼の気持ちを取り戻したいという気持ちばかりがどんどん膨らんでいく。
だけど、こちらからは何もできない。
だから、つらいし、不安でいっぱいになってしまうんです。

彼に別れを切り出されたあと、距離を置かれたあと。
原因探しをしてしまうんですよね。

あれをしたのが悪かったんじゃないか
これをしたのが悪かったんじゃないか
自分があんなこと言っちゃったからだ
どうしてあんなことしちゃったんだろう

何が悪かったんだろう。自分の何がいけなかったんだろうって。
原因探しをしてしまうんです。

「何が悪かったんだろう」を何度も何度も、自分に問い続ける。
何が悪かったんだろう、どうしてあんなことしちゃったんだろう。
そうやって、自分のことを責めてしまうのです。

昔を振り返っては
彼への態度で、自分のいたらなかったところを探したり
あんなこと言っちゃったからだと思ったり
あのときああしておけばよかったと後悔したり。

次から次へと、なんであのとき気づかなかったんだろう、あのとき気づいていられればよかったのにと、後悔ばかりになってしまったりするんです。

だけど、自分を責めないでほしいんです。
まず、いまは自分の気持ちをいたわること。
彼に別れを告げられてつらい気持ちを、いたわってあげることなんです。

もし、「こんなことになっちゃったのは、自分があんなことしたからだ」と後悔しながら自分を責めているとしたら。

きっとそこには「そうせざるを得なかった事情」があると思うんです。

「あんなことしちゃった。どうしてあんなことしちゃったんだろう」って。
たくさんたくさん、自分を責めていないでしょうか。
もちろん「あんなこと」はしないほうが、よかったのかもしれない。

だけど、「あんなことをしちゃう」のにも事情があったと思うんです。
どうして彼のことを試すようなことばっかり、しちゃったんだろう。
そう思うなら、彼を試さなきゃいけないくらい愛されることに自信のない自分がいたのかもしれません。

どうして彼に自分の不機嫌をぶつけちゃったんだろう。
そう思うなら、彼にわかってほしいのに言えないままでいたことがいろいろあったのかもしれません。

どうして彼の気持ちをわかってあげられなかったんだろう。
そう思うなら、彼の気持ちをわかろうとする心の余裕がなかったのかもしれません。

たくさんたくさん、どうしてあんなことしちゃったんだろうは出てくるかもしれません。
だけどそれぞれに、そのときはそうとしかできなかった事情があったのだと思うんです。

だからいったんは、そうするしかできなかったんだよねと自分に言ってあげてほしいんです。
どうしてうまくできなかったんだろうと自分を責めるのではなく、そのときの自分はそうするしかできなかったんだよねと自分に言ってあげてほしいんです。

それにたくさんの後悔が教えてくれることは、「もっと上手に彼を愛したかった」という気持ちが、あなたのなかにたくさんあるということ。

もっと上手に愛したかった、もっと彼の気持ちをわかってあげたかった。
それは、彼への愛ですよね。
それだけ愛情深い自分がいるからこそ、上手に愛せなかったという気持ちがこんなにも出てくるんですよね。

上手に愛せなかった自分を責めてしまう、叩いてしまうということを、いま、心の中でしていませんか?

後悔という名で、自分のことを「なんであんなことしちゃったんだろう」と叩き続けていませんか?

自分をたくさんたくさん叩いてしまうことを、知らず知らずの間にしていることが多いんです。
自分のこれまでをすべて否定してしまうくらいに、叩いてしまうことさえあるかもしれません。

実は、罪悪感と愛の分量は同じなんです。
自分のことを責めて、叩いてしまう気持ちと同じ分量だけ、彼への愛情があるんです。

なんでもっとうまくできなかったんだろうと思う気持ちと同じ分だけ、もっとうまくやりたかったという気持ちがあるんです。
それだけ、彼への愛があるということなんですよね。

だけど自分を責めて、叩いている間は、幸せの方向に進むことができなくなってしまうんです。
もっとうまくやりたかった気持ちが大きければ大きいほど、どうしてうまくできなかったんだと自分を責めてしまうけど。
だけど、それを続けている間は、幸せの方向に進むことができなくなってしまうんです。

そして。
「どうしてもっとうまく彼を愛せなかったんだろう」と自分を責めている分だけ、執着になってしまうこともあります。
うまくできなかったことを、もう一度、やり直させてほしいって。
自分を責めている分だけ、執着になってしまうことがあるんです。

だけど執着は、自分と相手を縛り付ける思いです。
縛り付けることからは、ほんとうのつながりは生まれません。
ほんとうのつながりをもう一度つくるチャンスを得るためにも、執着は手放したほうがいいんですね。

執着を手放すためにも
「どうしてあんなことしちゃったんだろう」と自分を責めるのではなくて。
うまくできなかった自分、失敗しちゃった自分をいたわってあげてほしいのです。

うまくできなかった。失敗しちゃったと思っている自分の気持ちに、そのまま寄り添ってあげてほしいんです。
叩くんじゃなくて、つらかったねって寄り添ってあげてほしいんです。
失敗しちゃったと思っている自分を、やさしく抱きしめてあげてほしいんです。

いたわりの言葉、やさしい言葉をかけてあげるとしたら、どんな言葉をかけてあげたいでしょうか。

彼をもっとうまく愛したいという愛情深いあなたが、自分の愛の大きさに気づいて自分を取り戻せますように。
よかったら、いつでもお手伝いさせてくださいね。

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この記事の執筆者
中村陽子/心理カウンセラー
中村陽子/心理カウンセラー
カウンセリングサービス所属。3500件以上の個人カウンセリングを行う。
婚活がうまくいかない、片思い、異性とお付き合いしたことがない、出産タイムリミットへの焦りなど、女性の生き方のお悩み、人生やり直したい、何がやりたいのかわからないなど自己実現のお悩みを数多くお伺いしています。
元女性誌編集者として1万人超の働く女性のお悩みを調査。自分らしい生き方のお手伝いしています。
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