復縁したいなら彼に罪悪感を抱かせないのが大事な理由

復縁のために知っておきたいこと
復縁を願っているとき、心の中は「彼のこと」でいっぱいになっているものです。心の中の「彼の割合」が大きければ大きいほど、「とにかく戻ってきてほしい」「不安で不安で仕方ない」「このしんどさは、彼が戻ってきてくれないと埋まらない」という気持ちになりますよね。
だけど……。
ほんとうに復縁を望むなら、知っておきたいことがあるんです。
それは何かというと……。
「私の不安」を彼に埋めてもらおうとすると、彼の心が離れて行ってしまうことになりかねないということ。
私のいまの気持ちを、彼を取り戻すことで埋めたい。
そう思いますよね。わかります。
だけど、「彼を取り戻すことで、私のいまの気持ちのつらさ、不安、焦りをなんとかしたい」という気持ちを持ったままだと、復縁がうまくいかないとしたら。
彼がどんどん離れていってしまうとしたら……。
どう思いますか?
「私の不安(つらさ、焦燥感、満たされなさ)を彼に何とかしてほしい」を抱えたまま、彼とよりを戻そうとしても……残念ながらうまくいく確率はとても低いんですね。
いま、つらいかもしれないけれど。でも、大事なことがあるんです。
それは
いまは、いったん彼を自由にすること。
その間に、自分を取り戻していくこと。
それが復縁のチャンスが残す方法なんですね。
まずは別れを切り出したときの男性心理を知り、離れている間に何をするといいのかについて考えていきましょう。
別れたいと言ったあと
彼は罪悪感を感じている
復縁したいなら、男性心理を知っておくことは大切です。
こちら側は復縁したい気持ちでいっぱいですよね。
でも、男性心理はちょっと違うようなんです。
実は。
別れを切り出した彼の心理は
「ごめん。今の俺には彼女の気持ちに応えられない」という思い(罪悪感)で、いっぱいなんです。
女性からの「私を捨てないで」「ひとりにしないで」という思いが伝ってくるたびに、彼の罪悪感は刺激されます。
罪悪感を刺激されるのって、つらいんです。
特に男性は、罪悪感を感じやすい生き物。
だからこそ、罪悪感を感じさせられる状況を避けたくなるのです。
(※ここ、ものすごく大事です)
罪悪感を刺激されればされるほど、距離を置きたくなるし、関係を断ちたくなってしまうのです。
これが復縁のときに大事な男性心理なんですね。
男性は、罪悪感を感じたくない。
なぜなら、男性は罪悪感が超苦手。
罪悪感を刺激されるほど、距離を置きたくなる。

気持ちに応えられない男性心理
男性心理の基本なのですが。
男性は、お役に立ちたい生き物なんです。
女性を喜ばせたい、役に立っていると思われたい、女性を笑顔にしたいんです。
けれど、別れたいと言ったあとに、彼女が「いやだ、別れたくない」と言う。
「私はあなたがこんなにも好きなのに、どうして別れたいっていうの」と泣かれる。
そんなとき、彼はどんな気持ちになるでしょうか。
彼側の心理は、どんな気持ちでしょうか。
「彼女の気持ちに応えられない」とき、彼もつらいんです。
「俺では、彼女の気持ちを満たすことができない」と感じたときの「不甲斐ない俺」に出会うのが嫌なんです。
女性が感情のままに「どうして別れるっていうの。そんなこと言わないで」と彼を追いかけたら、どうなるか……。
「彼の気持ち」を想像してみると……
「彼女をこんなふうに泣かせてる俺、最悪だ」
「彼女のこんな姿を見たくなかった(俺のせいで、こんな姿にしちゃってるんだから)」
付き合い始めたころの彼女は、キラキラしていたのに。
俺のせいで、こんなにボロボロになってしまっている――。
俺が別れるって言ったせいで、彼女を泣かせてしまっている――。
別れ際に彼女にすがられたとき、男性はこんなふうに感じてしまうんです。
そんな姿にさせてしまった俺、つまり彼自身のことが嫌になっちゃうんです。
だから、思うんです。
「もうオレと一緒じゃないほうが、いいよ」って。
ほんとは女性を笑顔にしたいのに、自分のせいで泣かれてしまう…。
男性にとって、それはとてもしんどいことなんです。
だから、人によってはバサリと切り離します。
距離を取ります。
泣かれたり、責められたり、しつこく迫られたりすればするほど……
「もう会わないほうがいいよ」と言いたくなるんです。
別れについて、もめればもめるほど
彼女の印象は悪くなります。
なぜなら、男性の罪悪感を刺激しまくるわけですから。
「自分はひどい男だ」を彼に感じさせまくってしまわないように
別れたいと言われたとき、それを受け入れていったん距離をとることが大事なんですね。
ここが、復縁のカギを握るポイントなんです。
彼に罪悪感を感じさせないために、いったん彼から離れる。
ここが、復縁のチャンスを残すポイントなんですね。
復縁のチャンスを残すために大切なこと
復縁のチャンスを残しながら、時期を待つ。
いったん、自分のほうが引いて、時期を待つ。
それが、大事なんですね。
「距離を置きたい」という彼の希望を聞き入れて、
「わかった。すごく悲しいけど。
でもあなたのこと大好きだったよ。
あなたと一緒にいられて幸せだったよ」と
彼への感謝を伝えつつ、さっと身を引く。
すると、復縁のチャンスが残るんです。
チャンスの時期って、来たりするんです。
ほとぼりが冷めた頃に、「彼女どうしてるだろう」って思うような時期がきたりするんですね。
けれど、別れるときに泣かれたり、責められたりしたら彼の感じる罪悪感の量が大きくなります。
すると、ほとぼりが冷める時期がこなくなるかもしれない……ということが起こるんです。
このためにも、別れるときにしつこくしないことが大切なんですね。
そして、彼と離れている期間に、自分を取り戻すんです。
自分を取り戻す?
そうです。
彼が好きだった、いきいきしていたあなたを取り戻すんです。
別れている期間にしたいこと
まずはつらい、悲しい気持ちをノートに書きだす
いま、彼に別れをつげられて驚きのあまりボロボロな気分になっているかもしれません。
気持ちが乱れて、ぐちゃぐちゃしているかもしれません。
そのぐちゃぐちゃした気持ちを、否定しないでくださいね。
それらの気持ちが出てきて当たり前。そう思ってみてほしいんです。
そのうえで、ぐちゃぐちゃをそのまま吐き出します。
ノートを用意して、もやもやぐちゃぐちゃした思いを、そのまま書き出します。
なんでこんなことになったんだろう。
私があんなことしちゃったからだ。
なんであのとき、あんなこと言っちゃったんだろう。
そんな後悔かもしれないし
つらいよ、悲しいよ。さびしいよ。
ほんとに戻ってこないの。ひどいよ。
そんな恨みつらみかもしれません。
感情が上がってくるままに、気持ちが思い浮かぶままに、そのまま、ぐちゃぐちゃのままノートに書きだします。
書いているうちに泣けてくるかもしれません。
でもそれは感情をデトックスしている証拠なんですね。
1時間でも、2時間でも。
私自身の経験では、6時間書き続けたことがありました(しかも、海外にまで行って。笑)
昼から書き始めて日が暮れるまで書いていたら、さすがにすっきりした記憶があります。
2、3日、書き続けたところで、ちょっとすっきりするかもしれないし。
1週間、2週間を要するかもしれません。
1日1時間でも、30分でも。
もやもやが上がってきたら、書き出してみてください。
「こんなこと、書くなんて。私サイアク」などと考える必要は、一切ありません。
ひたすら、思うままに
「彼だって、ひどい。ほんとひどい」
うらみつらみ、なんでも、そのまま、書き出してみてください。
気持ちがすっきりするまで、続けてみてください。
すっきりしても、また出てきたら書いてみてみるといいんですね。
話を延々聞いてくれる人がいるなら、誰かに話して気持ちを受けとめてもらってみてください。
自分をやさしくいたわる
そして、自分のことをやさしくいたわるのも必要かもしれません。
彼に別れを告げられたあと、自分のことを「どうしてあんなこと言っちゃったんだろう」「私が悪いんだ」「私はどうして彼のことをあんなふうに怒っちゃったんだろう」と、自分をたくさん責めてしまいがちなんですね。
後悔の気持ち、出てきますよね。
その気持ち、ノートに吐き出してくださいね。
失敗してしまったことは、訂正すればいいだけなんです。
うまくいかなかった原因を探して、訂正する。
それだけで、いいんです。
(その方法は、のちほどお伝えしますね)
うまくいかなかった原因を探して、訂正していくための気力体力を取り戻す意味でも
自分にやさしくしてみてほしいんですね。
・スパや温泉にいって、体をやすめる
・マッサージをうける
・おいしいものを食べる
・心地のいいカフェにいく
・友達のだらだらしゃべる、友達に話を聞いてもらう
・ゆっくり寝る
・気分転換に小旅行に出かける
などなど。
自分にやさしくしていくといいんです。
そして、気力が戻ってきたら、
自分の好きなことって、何だっけ?と思いながら
自分にとって、楽しいことをしていきます。
自分が好きなこと、楽しいことをしている状態こそ
「彼が好きだった私」の状態だからです。
いきいきとした自分を取り戻していくんですね。
別れている間に、自分を取り戻す
そうやって、自分をいたわり、自分を取り戻すことをしながら
別れのショックが落ち着いたころに、少し考えてみるんです。
「失敗したことは、訂正すればいい」の訂正のために、振り返っていくんですね。
彼がなんでも受け入れてくれた。そのやさしさにあぐらをかいてしまったのは、どうしてだろう。
彼のことをあんなに責めたり、否定したりしてしまったのは、どうしてなんだろう。
彼に対して、不機嫌さをアピールしてしまったのは、どうしてなんだろう。
彼に「このくらいしてくれて当たり前だよね」と思って、ありがとうの気持ちを持てなかったのはどうしてだろう。
etc…
そんなふうに、自分のことをふりかえってきます。
思春期のこと、子どものころのことなど、根っこにある想いを見つけていきながら、それらを癒していくのです。
彼に怒ってしまうタイプの女性は、
心のどこかに「こんな自分なんて、愛されるわけがない」という想いを抱えていることがあります。
心の奥のほうに、自分でもふだんはぜんぜん意識しないような
「こんな自分なんて、愛されるわけがない」という想いです。
子どものころ、思春期、両親との関係……
どこかで「こんな自分なんて」と感じてしまったできごとがあったのかもしれません。
それらを癒していくといいんですね。
「こんな自分なんて、愛されるわけがない」という想いが癒されると、
雰囲気がほんとうに変わるんです。
それはきっと、彼と再会したときにも彼に伝わるはずなんですね。
復縁のチャンスが来たときに
「彼女、変わったな」と彼に思ってもらえることが、復縁のカギになります。
彼と別れている間に
「こんな私なんて、愛されるわけがない」という想いを癒す。
「彼女は変わった」と彼に思われるカギになる。
男性の愛情を受け取りやすい回路をつくる
彼とつきあっていたときに、彼がしてくれていたことに気づいていなかったかもしれません。
彼は、あなたに愛情をいろいろ送っていたけれど、それを受け取っていなかったかもしれません。
「私は男性から愛される」「男性からの愛を受け取っていい」
そんな感覚を持てるように
「男性からの愛情を感じやすい、受け取りやすい回路」を開いていくといいんですね。
そのために、自分の心の中を思い返して、「男性から愛された記憶」を探して行きます。
子どものころの写真のアルバムなどを見ながら、お父さんやいとこ、近所のお兄さんたちなど……
男性から愛された記憶を見つけていくのもおすすめです。
けれど、男性からの愛情は女性にとってはわかりにくいところがあるため、
できれば詳しい人の手を借りるといいんですね。
カウンセリングでは、お父さんとのエピソードなどを伺いながら
「実はこういうものも、男性からの愛情なんです」と実感していただくことがあります。
子どものころ、お父さんとほとんどしゃべったことがない。
お父さんはただ怖いだけの人だった。
お父さんとの記憶がほとんどない。
ある時期からお父さんが嫌いになり、口をきかなくなった。
などの場合でも
丁寧にひも解いていくことで、「もしかしたら、あれはお父さんからの愛情だったのかもしれない」と気づくことは少なくありません。
お父さんとの心理的な距離が遠い人ほど
お父さんとの関係を一度ふり返ってみると、その後の恋愛パターンが変わることが少なくありません。
男性からの愛情を受け取る回路とお父さんとの関係については、こちらの記事を読んでみてくださいね。
距離の縮まらない彼、向き合ってくれない彼とお父さんとの関係
お父さんとの関係を振り返ることは、「男性からの愛情の回路」をつくるのにおすすめ。
「男性の愛情」に気づけるようになると、恋愛もうまくいくようになる。
彼の気持ちを理解できる女性になる
そうやって、自分を取り戻し、「愛される回路」を開いていき
自己肯定感が上がっていくと……
彼のことを、ちゃんと見ることができるようになります。
彼の気持ちをわかるだけの心の余裕ができるからです。
彼は何が好きで、何が嫌いな人だったのか。
彼はどんな愛情表現をする人だったのか。
彼がわかってほしいと思っていたことは、何だったのか。
彼にとって大切なものは何だったのか。
付き合っていた頃を振り返りながら、これらを見ていくといいんですね。
男性の気持ちを理解してあげられる
男性からの愛情を受けることができる
男性に自信を与えてあげられる……
いい女になることでも、あるんです。
どうして恋愛がうまくいかなかったのかを振り返ることで、
自分の中の「恋愛がうまくいかない心理パターン」をあぶりだすこともできるでしょう。
すると、何度も繰り返していた「うまくいかない恋愛パターン」を、次の恋愛では繰り返さずにすむようにもなります。
例えば半年後に、復縁のチャンスが巡ってきた。
そのとき、彼と復縁するかどうかはそのときになってみないとわからない。
でも、この時期の過ごし方次第で、これからの恋愛がきっと変わります。
彼と復縁しなかったとしても、もっと自分に合った素敵な男性と出会って恋におちるかもしれないんです。
復縁したい気持ちをバネにして、自分を磨いていく。
もしかしたら今のこの問題は、あなたの新しい魅力を開いていくために訪れたのかもしれません。
いまの別れを、次のいい恋愛につなげるためにも
一度お話をしてみませんか?
新しいあなたになるためのお手伝いをさせてくださいね。


