婚活で見直したい「紹介」という出会い
婚活での出会い。
婚活サイトや結婚紹介所など、結婚相手と出会うための場はいろいろありますが。
実はもうひとつ、お相手との出会いでよく聞くのが「紹介」です。
友達からの紹介、知人からの紹介、親や親せきからの紹介。
紹介を介して、出会って結婚した話を意外と耳にするんですね。
婚活サイトや結婚紹介所が、専門会社を通しての出会いだとしたら。
紹介は、昔ながらの人を介しての出会い。
これが意外とばかにならないわけです。
というのも。
専門会社を経由しての出会いは、あまりに出会う人たちの幅が広すぎてしまうんですね。
その幅の広さに、圧倒されてしまうことが起こることがあります。
けれど紹介は。
日ごろお付き合いのある人たちの人脈です。
つまり「日ごろ付き合いのある人たちと、なんらかの共通項目がある人たち」との出会いになることが多いんですね。
リケジョ研究職の→友達の→知り合いの男性は、リケダン研究職。
茶道が趣味の母親の→友達の→息子さんは、どこか似たにおいのする人だった。
みたいな。
専門会社を通した出会いよりも、なんらかの共通項を感じやすい出会いになることも起こりやすいわけです。
(もちろん、そうじゃないこともありますが)
しかもその数って、意外とバカになりません。
ある一人の人を思い浮かべてみてください。
例えば、同僚の男性。
この男性の後ろに、彼のネットワークが存在します。
大学の同級生、高校の同級生、仕事関係の人、社会人になってからの知り合い、彼の妻の知り合い……。
10人どころじゃないですよね。50人?100人?もっと??
もちろんその中の「独身男性」となると、数は絞り込まれます。相当。
だけど、もしかしたら、未来のパートナー候補がその中にいるかもしれないわけです。
紹介が訪れるタイミングとは
で。この紹介がふと訪れるタイミングってどんなときかというと。
「なんとかしてあげなきゃ」と目の前の相手が思ったときなんです。
「紹介して」がうまくいかないときとは
紹介というと。
「だって、これまでだってさんざん。誰かいい人がいたら紹介してくださいよって、言いましたよ」
という声が聞こえてきそうです。
わかります、わかります。
ほんとそうですよね。
私なんぞも、その昔、「いま、婚活中なんですよー。誰かいい人いたら紹介してください~」って言っていたこともあります。
だけどこのときの
「いま、婚活中なんですよー。誰かいい人がいたら紹介してください」からの紹介は、あった試しがありませんでした。
というのも、このときの言い方って。たぶんかなり軽いんです。
いい人いたら紹介してくださいよ~。
かなり軽いため。
聞いている方も、軽く受け止めるんじゃないかと思うんです。
言ってる本人の心の内側では、ホントになんとかしたいと思っていたとしても。
いい人いたら、紹介してくださいよ~。
から相手に伝わるのは、軽めな「お願いしますよー」なんです。
もしかしたら「お願いしますよー」のエネルギーも、乗っていないかもしれません。
果たして、どんなエネルギーを載せてその言葉を言ってただろうかと思うと……。
「もうほんとに、この状況がいやなんですよ。もう誰かなんとかしてくださいよ」
というエネルギーだったかもしれません。
(これで、相手が動こうって気になるかというと…。なりませんよね……)
ふだんは見せない弱さを、ふと見せたときに……
一方で。
実際に紹介をしてもらったり、紹介するよと言ってもらったこともあります。
それはどんなときだったかというと。
ふだんは見せていない弱さが、ちらりと出たときでした。
例えば。
大学の同期会があるのを知ったんです。
たまたま初めて開催された同期会でした。
あまりに一人ぼっちだったので、出かけていきました。
誰一人、知っている人がいませんでした。
誰一人、知っている人がいない中で、よほど心細げだったのだと思います。
逆にいうと、それがよかったのかもしれません。
一次会が終わり、二次会にも行きました。
そこで、数人のグループの人たちと知り合いになりました。
大学時代の仲良しグループの男性たち数人。
その人たちが「新年会やるんだけど。来る?」と言ってくれたんです。
たぶん、よほど心細そうで、ひとりで寂しそうに見えたのだと思います。
ふだんの「自立系一人で何でもできます私」ではなく。
なんか心細そうな私。
そして、新年会にお邪魔しました。
そこで、いろいろ身の上話をしたような気がします。
そしたら、「紹介するよ」と言ってくれる人がいたんです。
会って2回目だけど。
もともと情に厚いタイプの人だったんですが。
その人の男気スイッチを、押したんだろうなって思うんです。
一人でなんでもできる私、強そうな私ではない
お正月も一人で心細そうな私、さびしそうな私を隠さずに見せたことが、「なんとかしてあげなきゃ」という男気スイッチを押したんだと思うんです。
紹介いただいた方とは、マッチングしなかったんですが。
でも、なんとしてあげたいと世話を焼いてくれたその気持ちがとてもとてもうれしかった。
ほかにも。
仕事で取材をしているとき。
たまたま、自分の話になったんです。
ピシッとパリッとした仕事モードの私から、ふと別の私が出たんだと思うんですね。
ひとりもので、よるべのない私。
いつもはピシッと強い自分を見せているけど、ほんとはひとりで生きていく自信がない私。
すると。取材先の方が言ってくれたんです。
あなたさえよければ、紹介するよ。
まあ、僕の知り合いだから年齢はちょっと上だけどね。
そんなこと言われたのが初めてで。
だって、仕事先の方ですよ。
ほんとうにびっくりしたけれど。その一言に救われました。
ピシッとした私ではない
か弱い私(女の子の私)
心細そうな私
さびしそうな私
それがふと見えた瞬間、「なんとかしてあげたい」「助けてあげたいな」という相手のスイッチを押したと思うんです。
お願い、助けてという心の声が伝わったとき
ほかにもこんな話があります。
友達の話です。
バリバリの自立系のリケジョ。男っ気なんて、まるでない。
女子っぽさなんてふだんまったく使っていない、見た目も地味系タイプ。
あるとき、職場でパワハラに遭って、それが本当に辛かったそうなんです。
そして。友達に泣きつきました。
本当に本当にしんどくて「もう嫌、私も誰かに守ってほしいっっっ。誰か紹介して!」と叫んだところ。
その心の叫びを聞いた友達が、そういえばひとり独身男性を思い出したといって紹介してくれた男性と、とんとん拍子に話が進み、結婚。
それまでだって、いい人がいたら紹介してと言ってたけど。誰も紹介してくれたことはなかったそうなんです。
だけどこのときは「なんとかしてあげなきゃ」というスイッチを、きっと押したんですよね。
本人に確認してないけど。40代後半にしてできた初めての彼だったんじゃないかな。
10人中10人全員が、「なんとかしてあげたい」となることはないでしょう。
だけど、そのうちの1人くらいは「なんとかしてあげたい」と動いてくれる人がいるかもしれません。
周りは、あなたを助けたいのかもしれない
ひとりのさびしさを見せたら、周りからかわいそうって思われるんじゃないか。
だから、ひとりでさびしい私を見せるわけにはいかない。
リア充じゃないじゃんって、思われないようにしなきゃいけない。
そんなふうに感じてしまうことってあります。
だけど。
そう感じているときって、周りの人たちを「自分をかわいそうに思う相手」として見ています。
だけど。
周りの人たちは、あなたを助けたい人かもしれないんです。
いつもはピシッとシャキッとした私ばかり見せているから。
周りに「オレの助けなんてぜんぜん必要ないでしょ」と思わせてるかもしれないけれど。
だけど。
周りの人たちは、もしなにかあったときには、あなたが助け手を必要としているのがわかったなら、そのときには一肌脱ぎたいって思ってるかもしれないんです。
あなたの中の心細げなあなたが見えたときには、「なんとかしてあげたい」って思うかもしれないんです。
心細いあなたを、ふだんは見せていないだけ。
私、だいじょうぶだから。
私、ひとりでなんとかするから。
そんなあなたには、人は手を差しだすことができないだけかもしれないんです。
人ってあたたかいなと思うんです。
めちゃ強く見せている私が、ほんとに困って弱さを見せたとき。
一肌脱いでくれたりするんです。
ふだんあなたがどれだけ頑張っているか、みんな見ています。
そんなあなたが助けを必要としているのならなおさら、
自分にできることがあるならしてあげたいと思ってくれたりするんです。
周りはあなたのことを助けたいと思っている。
あなたが助けを必要としているなら、自分にできることがあるならしてあげたいと思っているようです。
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