セルフワーク

自己否定しちゃうとき、モヤモヤな気持ちをラクにするコツ

中村陽子/心理カウンセラー

なんか気持ちがわさわさするときって、ありますよね。
そのわさわさした感じのままでいるのって、もやもやしてしまったりしますよね。

そこで今日は、「いやな気持ち」との付き合い方をご紹介します。

嫌な気持ち、自己否定が出てきたとき

なんか嫌な気持ちになってきたとき。その気持ちをどう扱っていますか?

例えば
あ、やっちゃった~。変なメール送っちゃったかもしれない。
そう思ったあとから、なんかいや~な感じの気持ちがしてきたとします。
あ~、う~~。

この「あ~、う~~」があるのがいやだな~と思うと、「なくなってくれればいいのに」って思ってしまうものです。

でも「なくなってくれればいいのに」が、実は自分を苦しめる要因なんですね。

「あ~、う~~」となっているということは、その手前で「やっちゃった~」「うまくいかなかった~」と自分のことを責めていますよね。
「やっちゃった~(だめだ、自分は)」と思うから、「あ~、う~~」となっているわけです。

さらに「この『あ~、う~~』がじゃま。早くなくなってよ」とやったら……。「あ~、う~~」さんはダブルとかトリプルとかで責められていることに。

実は、なんか嫌な気持ちになったとき。
その気持ちを「なくそうとする」のではなく、「そのまま寄り添う」ほうがいいんですね。

これ、不安な気持ちなども同じです。
「不安な気持ち、早くなくなってくれればいいのに~」と追い出そうとすればするほど、不安な気持ちってなくならないんです。

「なくなってくれればいいのに」も「追い出したい~」も、その気持ちそのものを否定してるってことだからです。

だけど気持ちって、否定されればされるほど、なくならないんです。

体の感覚を使いながら
気持ちに寄り添う

じゃあ、どうすればいいのか。
寄り添うことなんですね。

このとき、体の感覚を使ってみるといいんです。
いやな気持ちになっているとき、体の感覚を探してみます。

以下は、「いや~な気持ちに寄り添う」をブログ上で再現してみます。
こんな感じでやるのか~の参考にしてみてくださいね。

気持ちと体の違和感に、意識を向けてみる

「あ~、う~~」といういやな気持ちになってるとき、体に違和感があるところを探ってみます。
まず一呼吸してから。自分の体に意識を向けて
のど、胸、胃、下腹部あたりに、違和感がないか探していきます。

のどが詰まってる感じがする。
そう思ったなら、のどの詰まっている感じを否定せず、「詰まってるな」と感じます。
そして、「こんにちは」とやさしく声をかけます。

そうなんです。
あっちいけーじゃなくて。
こんにちは~なんです。

そして、そっと寄り添いながら、「う~ってなってるよね。どうしたの?」と聞いてみます。

う~さんは答えます。「自分が嫌い」

そしたら、また寄り添います。
「そっか~、自分が嫌いって思ってるんだ~」

否定せず、変えようとせず、あっちいけと思わず
「そっか~、そう思ってるんだね」と寄り添います、ただ隣にいるつもりで。

しばらく、否定せず、変えようとせず、なくなれ~と思わずに、ただ「う~」の隣にいると、それだけで喉のつまった感じや「う~」の硬さが取れていったりもします。

ずいぶん硬さがとれて、違和感が小さくなったのどの詰まり。
これで十分だと思えば、そこで終了です。

もしさらに深めていきたいなら、その感覚にぴったりとくる言葉を探してみます。
「のどがちょっと、塞がれている感じがするね」
そして、否定したり、変えようとせず、 塞がれている感じにそのまま寄り添います。

そして、聞いてみます。
「どうして塞がれているのかな?」

すると、のどの詰まりさんは言います。
「変なこと、言っちゃいそうだから」

そっか~。変なこと言っちゃいそうだから。のどを詰まらせてたんだね。

こうわかってしばらくしたら、のどの詰まりの感覚も、「あ~、う~~」という気持ちもラクになって、消えていきました……。

否定しない、変えようとしない
どんな気持ちにも居場所を与える

こんなふうに、否定しない、変えようとしない、邪魔者あつかいしないで、自分の体の感覚によりそう。
そして、体の感覚の中にある気持ちを見つけていきながら、その気持ちにもよりそう。

そうすることで、いやな気持ちや感覚を解放していくこともできます。

人はついつい、いつも逆をやってしまうんですね。
否定したり、なくなれと思ったり、変えようとしたり、邪魔者あつかいしたり。でもこれでは、なくならないんです。

否定したり、なくなれと思ったりすることは
「こんな自分はだめ。いなくなっちゃえ」と言ってみるようなものだから。
いなくなっちゃえ、と思われた自分の一部は、行き場を失ってしまうんです。

まあ、自動的に「こんな自分はだめ」とやっちゃうものなんですけどね。

そのため体の違和感を探して、寄り添っていくことで「こんな自分はだめ」のラク印をおされた自分の一部に、「いていいよ」と居場所を与えたり、「気持ち」を聞いたりしていくといいんです。

「気持ち」って、一枚一枚めくっていくと、だんだん出てくる気持ちが変わっていきます。そして下の方にあるほんとの気持ちに出会えると、「そっか、自分のこと責めなくてよかったんだな」と思えます。

不安も、一枚一枚めくっていくと、不安に感じている根っこに気づくことができます。そして、根っこの想いが必要としているものを与えてあげることもできます。

否定しない、変えようとしない、邪魔者扱いしない。
「どんな気持ちも、どんな自分もいていいよ」とやさしく寄り添うこと。
するとラクになっていきます。
これが自己肯定です。

カウンセリングで行っているセラピーをご紹介しました。
これは体の感覚から、潜在意識や無意識にあるものにアプローチしていく方法です。カウンセリグでは体の感覚から潜在意識の声を聞いたあと、そこからイメージセラピーを続けていくことも多いです。

このセラピーとイメージワークをカウンセリングですると、
「長年、ストレスがたまると体が重くなってたんだけど。それがすっかりラクになった。気持ちもいままでにない新しい感覚を感じられた」という感想をいただくことがけっこうあります。

体の感覚から感じる声を聞いていくことで、「え? こんなこと思ってたんだ」と大きな気づきを得ることも多いようです。

よかったらお試しくださいね。

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この記事の執筆者
中村陽子/心理カウンセラー
中村陽子/心理カウンセラー
4500件以上の個人カウンセリングを行う。婚活がうまくいかない、片思い、異性とお付き合いしたことがない、出産タイムリミットへの焦りなど、女性の生き方のお悩み、人生やり直したい、何がやりたいのかわからないなど自己実現のお悩みを数多くお伺いしています。
私自身、30代後半に子どもがほしいと結婚し、39歳で離婚して、40代前半は諦め&人生迷子のどん底期を味わい、45歳から「50代、60代でも花開く人生」をつくりはじめて、今にいたります。 自分らしい生き方のお手伝いしています。
ツイッター@nakamurayoko70
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