このままでいいのかな?を転機にする2つの質問

中村陽子/心理カウンセラー

このままでいいのかな?は、変わりたいサイン

このままでいいのかな?という気持ち。
毎日それなりにやることがあって、これといって大きな問題があるわけでもなくて。でも、心のどこかにいつも「このままでいいのかな?」という思いがある。

もし、そんな気持ちが続いているとしたら。
それは「本当は変わりたい」というサインなのかもしれません。

たんたんと日常を送れていても、心のどこかに不完全燃焼感がある。
このまま、人生送っていていいのだろうか。
大事な何かを、しないでいるのではないだろうか。

「このままでいいのかな」という気持ちは、自分にとって大事な何かを伝えていることが多いんです。
だとしたら、いま、自分の心を見つめ直す機会かもしれません。

ほんとは何がしたいのか。自分の心を見つめ直す

自分の心を見つめ直すって、どういうことかというと。
・ほんとうは何がしたいのか
・何がほしいのか
・何が好きなのか
・何を諦めてしまったのか
ということを、自分の心に問いかけてみるということなんですね。

自分が何がしたいのか、何がほしいのかぜんぜん見えない。わからない。
そもそも、自分は何が好きなんだっけ…。
そんな気持ちもあるかもしれません。

だとしたら、心の奥に
・ほんとうはこれがほしいけど、諦めてしまった何か
・きっと無理に違いないと思って、心の奥に蓋をしてしまっている何か
があるのかもしれません。

「このままでいいのかな」は、ほんとうはほしいものが自分の中にあるということを、見つけてほしい。
そんなサインを送ってきているのかもしれません。

変わるなんて、いまさら無理という気持ち

「だけどさ、そんなこと言ったって。いまさら無理」という気持ちも、あるかもしれません。

だとしたら、ずっと前どこかで、諦めてしまったことがあるのかもしれません。

いまさら無理という気持ち。
これが意味するものは、
ほんとうはやりたいこと、手にしたいものがあったけど、それを諦めたということなんです。

だけど……
諦めたことの中に、ほんとうはほしかったもの、叶えたかったことが眠っていることがあるんです。


「諦め」の中に、自分の情熱感動する心、自分らしさも一緒に眠っています。
この情熱や自分らしさ、いまからだって十分、取り戻せます。

「このままでいいのかな?」と悩んでいるのは、「いまさら無理だし」という枠を、本当は抜けたいってことなんだと思うんですね。

自分はほんとうは何を望んでいるのか。
考える機会をこれまで持ってこなかったかもしれません。

だとしたら、これを機に、何がしたいのかを見つめ直してみる。
「ほんとうに望んでいること」は心の奥にしまってあることが少なくないからです。
サインが出ているのに「まあ、いいか」と素通りしてしまうことって、多いんです。だけど、自分の心と向き合うことできっといままでモヤモヤしていた思いの理由がわかってくるはずなんですね。

質問1
ほんとうはやりたいのに、してないことは何?

まずは、これらを掘り起こしていきましょう。

 

・ほんとうはやってみたいのに、していないこと
・ほんとうはやってみたかったのに、しなかったこと
・実は「やってみたいかも」と気になっていること
・ほんとうはこんな生活がしたいと思っているのに、してないこと

まずは、これらをじゃんじゃん書き出してみます。
「実際に実現できるか、できないか」は一切考えずに、じゃんじゃん書き出します。
できれば100個。

ちょっとでも気になることを、書いてみる。
書いてみるとわかるのですが、意外と「何かいていいかわからない」となるものなんです。
それでも、書き続けてみる(1週間から1カ月くらいかけて)といいでしょう。

これは、全部実現するために書くわけではなく、普段は意識していない自分の中の思いを掘り起こすための作業です。

もし100個書けたら、「これ、やっぱりやりたい」に◎印を付けてみます。

質問2
~しなければいけないと思っていることは何?

ふだんつつがなく過ごしているのに、このままでいいのかなと感じているとき、「○○しなくてはならない」「○○すべき」を優先してきているのかもしれません。

けれど、「しなくてはならない」や「すべき」ばかりの生き方をしていると、自分らしい生き方ができないばかりか、どこかで燃え尽きてしまうこともあるんです。

そのため、自分の中にどんな「しなくてはならない」があるのかを、いったんチェックしてみるといいんですね。

 

・自分は~すべきだ、~しなくてはならない
・自分は~する必要がある
・仕事(家庭の仕事)は、~するのが当たり前だ
・人に対して~しなくてはならない

仕事、人間関係(パートナーシップや家族関係)、家庭生活、収入、趣味・遊びなどの各分野で、どんな「~すべき」を持っているか、書き出してみましょう。

これだけのルールをいま自分に課している。
そう思って、書き出したものを眺めてみるといいんですね。
どんな気持ちがしてくるでしょうか。

そして、これらの「○○すべきリスト」を遵守するために、毎日どれくらいのエネルギーを注いでいるでしょうか。

自分のエネルギーのうち、何パーセント?

もし80%だとしたら。
自分の人生の80%を○○すべきを遵守するために、費やしています。
そう思ったとき、どんな気分になるでしょうか?

まずは自分の現状を知ることがスタート

自分らしい生き方を見つけていくための、自分への問いかけのうち2つを紹介してみました。

ちょっと書いてみるだけで、気づくことがあるかもしれません。
例えば
「あれ? ○○すべきはたくさん書けるのに。してみたいことって、ぜんぜん出て来ないな」
「○○すべき、しなくてはならないのために、こんなに自分のエネルギーを使っているんだ」

どんなことを気づいたとしても、OKなんです。
というのも、自分の現状を知ることが大切だからです。

そっか。いま自分はこんなふうに思いながら日々を生きているんだ。
それをわかることが、第一歩なんです。

自分はどうしたいのか、問い続ける

そのうえで、「どうしたいか」なんですね。
いまの生き方をずっと続けていってももちろんいいんです。
いま「すべき」が多くて大変だから、ちょっとだけラクになるといいなということでもいいんです。
もっと自分を見つめ直して、自分らしい生き方を見つけたい、でもいい。

自分はどうしたいだろう?
自分はどんなふうに生きられたら、自分の心が満たされるんだろう?

自分を見つめ直す作業を始めると、自分の心の内側にどんな思いがあるのかがだんだんわかってきます。それにより、自分の考え方やものの見方、価値観も変わっていきます。

前に比べたら、けっこう変わったな。
そんな気分になったとしても、この問いはずっと持ち続けるといいいんです。

自分がバージョンアップしたら、したなりの
その先の「自分はどうしたいんだろう?」があるものだからです。

本当は変わりたいという願い

「今のままでいいのかな(このままじゃいけない気がする)」の中にあるのは
「本当は変わりたい」という願い

自分では気づいていないけど、心の中に眠っている思いがあるというサインなんですね。

ほんとうはもっとパワーがあるのに、「私なんてこんなもの」と思ってる。
ほんとうはできる力があるのに、「私なんてこんなもの」と思ってる。
ほんとうはやってみたい情熱があるのに「私には無理だから」と思ってる。

ほんとは、やってみたい。
ほんとは、自分もこうなってみたい。
ほんとは、もっとイキイキしたい。

やってみたい、こうなりたいという気持ちを掘り起こしていくこと。
それが、自分らしく自分の人生を生きるための原動力になります。

これまでと違った考え方、ものの見方

自分だけでは、「このまま」という枠を超えるのが難しいものなんです。
これまでの自分の思い込み、自分が作った限界を超えるには、
これまでとは違った考え方、ものの見方が必要なんですね。

人の視点、ものの見方、考え方を取り入れながら
自分の視点、ものの見方、考え方を超えていく――。

これが、自分を変えるとき、いまの状況を変えるときに必要なことです。

独力で、自分と向き合ってきた人は、自分で思いつく限りのいろんなことを試しているものです。

だけど。
いまの閉塞した状況から抜けられない――。

そんなときほど、自分の思考の枠組みを超えた向こうに 大事な何かがあることが、多いんです。

自分では「Aは、Aである」としか思えないものも
ほかの人には、「Aは、Aだけど、Bもあるよね」が見えるかもしれないんですね。

他者の発想を聞いたとき、「え? そうなの?」と感じる。
これが、これまでの発想の枠組みを超えるときの感覚だったりするんです。

で、この「え? そうなの?」と感じる瞬間を得るためには
いまのルーティンな日々の中にはない出会い
が大事だったりします。

これまでと違った発想
ほかの人の発想に触れる機会です。

自分の中にはなかったものの見方に触れて
「え? そうなの?」と瞬間的に思っても、「いやいや、そうは言ってもね」と思うものです。元の発想の枠組みに、意識が引き戻されるからなんですね。

だけど
「え? そうなの?」→「いやいや、そうは言ってもね」
を繰り返しながら、腑に落ちる瞬間がくるかもしれないんですね。

「そっか。
自分もこれ、やりたかったんだ」と。

このままでいいのかな?は「私、変わりたい」というサイン

もし、この言葉が心のどこかに響くなら……。
心の中のもやもやを、一度話してみませんか?

自分一人では突破口が見えなかったとしても、
人に話すことで、風穴が開いたりするものだから。

「そんなふうに考えたこと、なかった」
「そんなふうに思ったこと、なかった」
「そんなふうに、思ってよかったんだ。もっと自由になってよかったんだ」

行き詰まっているとき、もやもやしているときこそ
自分一人でやろうとしないで、誰かの手を借りてみるといいんです。
お話を聞かせてくださいね。お力になれたら、うれしいです。

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この記事の執筆者
中村陽子/心理カウンセラー
中村陽子/心理カウンセラー
4500件以上の個人カウンセリングを行う。婚活がうまくいかない、片思い、異性とお付き合いしたことがない、出産タイムリミットへの焦りなど、女性の生き方のお悩み、人生やり直したい、何がやりたいのかわからないなど自己実現のお悩みを数多くお伺いしています。
私自身、30代後半に子どもがほしいと結婚し、39歳で離婚して、40代前半は諦め&人生迷子のどん底期を味わい、45歳から「50代、60代でも花開く人生」をつくりはじめて、今にいたります。 自分らしい生き方のお手伝いしています。
ツイッター@nakamurayoko70
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