自己肯定感

「自分にはなかったもの」にこそ、才能がある!?

中村陽子/心理カウンセラー

「自分にはなかったものに、才能がある」と聞いて、どんなふうに感じますか?

えーーーっ。
ないものに才能って、どういう意味?
そう、思いますよね。

でもね。
実は「自分にはなかった」と強く思っているものこそ、
「ほしくてほしくて仕方なかったもの」
ということもあるんです。

例えば。
「うちの両親は、仲良くない」と子どもの頃に思っていたとします。
「両親は、どうして一緒にいるんだろう」「仲良くないのに、どうして結婚してるんだろう」「本当は仲良くあってほしいのに」と子ども心に思い続けたとしますよね。

すると知らないうちに「仲のいいカップル」に憧れを持つことがあります。
「カップルは仲良くあってほしい」と心の奥で願っていた分だけ、
知らず知らずのうちに「仲のいいカップル研究家」になっていることもあるんです。

映画やドラマ、小説や有名人たちを見ては「仲のいいカップル像」を知らず知らずのうちに拾い集めたりして、「こういうカップルになりたい」「こういう関係性をつくりたい」というイメージを自分の中に持っていたりすることがあるんです。
気づかないうちに。

そして、恋愛において仲のいいカップルに、なれたりするんですね。

自分の子供時代に、
自分にはなかったけれど、どうしてもほしかったものだからこそ、その価値がわかる。
「仲のいいカップル」の価値がわかるからこそ、それを実現できたりするんです。

例えばその2。
母親がよくヒステリーを起こすタイプだったとしますよね。
子どものとき、頭ごなしに叱られたり手を上げられたりしていたとします。

母親のヒステリーがいつ爆発するだろうと、いつも警戒していたその子が
心の奥でいつもほしいと願っていたものは――
安心感、ほっとする感じ、おおらかに受け入れてもらうこと。

それらは子供時代にはなかったものだけど、誰よりもその価値を知っています。
だから自分が親になったときには、子どもを頭ごなしに叱ったりせず、おおらかに受け入れたいと思うでしょう。
安心感やほっとする感じを与えてあげたいなと思うでしょう。
周りの人たちにも、そんなふうに接することができるでしょう。

安心感、ほっとする感じ、おおらかに受け入れることの価値がわかるからこそ、それを体現できるんですね。

例えばその3。
「私は女の子っぽくない」とずっと思って生きてきたタイプだとします。
どちらかというと「男の子っぽいよね」と言われ続けて、自分でもそう思ってきたとします。
「男の子っぽい自分も、なかなかいいでしょ」と思う反面、女の子らしい人を見るたびに心のどこかがチクリと痛んできたとします。
(場合によっては、女の子らしい人のことを心の中でバカにしていたりもするかもしれません)

自分は女の子らしいタイプじゃないと思いながら、
女の子らしさに心の奥の奥で憧れを抱いてきたかもしれません。

そのため、ひと皮むいてみたら――
「とっても女の子らしい自分が、自分の中にいた」ということもあるんですね。

自分には「ない」から「ある」へ。シフトチェンジする

と、ここまで読んでいただきながら
「自分にはなかったものに、才能がある」って、そういう人もいるかもしれないけど。
自分にはピンとこない……。
そんなふうに感じているかもしれません。

それ、間違った感覚ではないんです。
というのも「自分の中に、その手の才能・魅力があるんだ」ということに、まだ気づいていないとしたら。
ピンとはこないものですから。

自分にはなかったもの――について。
子どものころにほしいと思いながらも、諦めてしまったのかもしれません。
「手に入るわけ、ないもん」って。

ほしかった、でも手に入らなかった。
だからこそ、ほしかった気持ちを心の奥にしまい込んでしまったのかもしれません。

大人になってからも、
「あの人はいいな。でも自分にはないんだ」と何千回も思ってきたかもしれません。

もしくは
自分がそれを手にしてしまうのが怖くって、封印してしまったのかもしれません。

だから
心の奥にしまい込んだ気持ちそのものを、開いていくんです。
どれほどほしいと思ってきたのか――。
どれほどそこに、価値を見ていたのか。

その過程では、痛みの気持ちも一緒に湧き上がってくるかもしれません。
一時的に。

けれど、痛みを超えた向こう側には、あなたの中に才能・魅力が豊かにあるのです。

「こんなにも、自分はこれをほしいと思っていたんだ」
「こんなにも、自分はそこに価値を見てきたんだ」

そう思えたとき、あなたの中の豊かな才能・魅力が、花開きはじめます。

カウンセリングでも、いま起こっている悩みや問題について話していく中で
「あ、あのときそれを閉じ込めちゃったんですね」
「そんなにも、それをほしいと思っていたんですね」
と、眠らせていた才能や魅力が見えてくることは、とても多いんです。

「自分の中になかったと思ってきたけれど、あるのかもしれない」と思うことで、
あなたの中の豊かな才能・魅力が開きはじめます。

「ない」が「ある」へ、シフトチェンジしていくのです。

「自分の中にも、これがあるんだ」と気づいたら。
あとは、それを使っていくこと。
使いながら、才能・魅力を育てていくのです。

さらに一歩、深い話をすると。

これまで生きてきた道を伺う中で、
「あのころは、ほんとうにしんどかった」
「あれ以来、自分は変わってしまった」という話の中に
その方の大きな才能を感じることがあります。

場合によっては「本当は使いたいのに、使えずにいるのが苦しい状態」にいることも、少なくありません。

それが使えるようになるには、少し時間がかかるかもしれません。
痛みが大きかった分、その痛みと向き合っていく作業に時間が必要だからです。

けれどそこに、
自分が生まれてきた目的といってもいいほどの何かを感じるかもしれません。
どれほど叶えたいと思ってきたか――。

無意識のレベルで「どうしても叶えたい」と思ってきた何かに、出会うかもしれません。

それに気づけとき、
「あ、確かにそうだ。私はずっとこれがやりたかったんだ」と腑に落ちる感覚があるでしょう。

いま「自分には、ない」と思っていることの中に、
あなたの才能・魅力が眠っているかもしれません。

そしてそれこそが、
本当にほしいものであり、
自分らしくいきいき生きるための鍵であることは少なくありません。

昔、自分の中に閉じ込めてしまった宝物を
一緒に見つけていきませんか?

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この記事の執筆者
中村陽子/心理カウンセラー
中村陽子/心理カウンセラー
4500件以上の個人カウンセリングを行う。婚活がうまくいかない、片思い、異性とお付き合いしたことがない、出産タイムリミットへの焦りなど、女性の生き方のお悩み、人生やり直したい、何がやりたいのかわからないなど自己実現のお悩みを数多くお伺いしています。
私自身、30代後半に子どもがほしいと結婚し、39歳で離婚して、40代前半は諦め&人生迷子のどん底期を味わい、45歳から「50代、60代でも花開く人生」をつくりはじめて、今にいたります。 自分らしい生き方のお手伝いしています。
ツイッター@nakamurayoko70
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